2013年4月28日(日)     海栄丸     天気・・・晴れ  中潮   6時出船12時半帰港

 

待ちに待ったゴールデンウイーク。1年でもっとも長い休みが取れるのだ。
折角なので、連休の谷間に越前の船で完全ふかせの真鯛釣りを体験してみようと思っていたのだけれど、谷間は天気が悪そう。
そこで、連休前半で空いてないかと聞いてみたら、連休中はすでに満員とのこと。そりゃそうだよねぇ・・・。(^^ゞ
イワシ五目の相差の船が「29日空きあり」になっていたので電話を入れると、こちらもすでに満員になってしまったとのこと。
う~む、どうしよう・・・・。

そこで、お気に入りの海栄丸さんに電話をいれたら「空いてるよ~、アジで出ます。6時出船」とのことで決定。
前回のアジ釣りはたくさん釣れたけど、30cm以上の大アジが釣れなかったので、今度は釣りたい。
前日のヤフーの天気予報では鳥羽沖波高1.5m 昼ぐらいから風速5mとなっている。
波予測では波高1m 風8mって感じ。まあ、なんとかなるか。 

   

ちょと前の私なら、完全にビビって尻込みする予報なのだが、もう今はこのぐらいではビビらない。(笑)
でも、ちょっと風が強くて、吹き流しは釣りづらいかもしれないなー。
それにしても、昨年のイサキ釣り以来鳥羽方面の船に乗るようになったが、最初のイサキだけ「べた凪で」
あとは、それなりに白波がたったり、うねりがあったりする。
運が悪いのか、それともこれが普通なんだろうか??

さて、ちょうど乗船する岸壁に着いた頃、昨日海栄丸でアジ釣りに行かれた好人甥さんから電話があり、
「モデラート使うなら、クッションがあったほうがいいかも。アタリは取りづらいけど・・」とアドバイスをくれた。
昨日は「外道」に60cmの黒鯛が釣れたとか。ひょえー(@_@;)
ちなみに、今日は方座浦のチヌ筏に乗られるとのこと。なんとパワフル!(^O^)

今日は8人で満員御礼。先日オニカサゴを釣っていた親子連れも来ていた。きっと常連さんなんだろう。
釣り座抽選は3番で、左舷艫となった。良いのか悪いのか全くわからない。
まあ、前回のアジ釣りでは右舷艫でそこそこ釣れたので、まあまあいいのかな?

船は石鏡、国崎、相差を見ながら40分ぐらい走って、エンジンがスローになり錨が入った。
思った通り、そこそこ風があって、白ウサギがピョンピョン跳ねている。

コマセ釣りは、今日で3回目なのだが左舷に座るのは初めてだ。
故大塚プロの本によると、「左舷の釣り座では、コマセバケツは竿の左側に置くこと」と書いてあった。
な~んでか?っていうと、普通、船は風上に舳を向けるので、左舷では風は釣り人の右から左に吹くことになって、
竿の右側にコマセバケツを置くと、投入の際に仕掛けが絡んだりして、とっても具合が悪いそうなのです。

でも、私は今まで、いつも竿の右側に立っていたので、左側に立つのはどうもしっくりこない。
見渡すと、左舷のミヨシの方や、胴の方は、当たり前のように左側に置いている。 う~む、やっぱそうなんか・・。
どうしようかと思ったが、いつものポジションがいいので、右側にコマセバケツを置いてやることにした。

まず、船宿の仕掛けを袋から引っ張り出すところで上手く行かずに、ごちゃごちゃして絡まった。(T_T)
なんとか手前まつりをほどいて投入するころには、胴の間の年配の方の生簀には立派なアジが数匹泳いでいた。

やっとのことで投入してみると、やっぱり仕掛けがコマセバケツにまとわりついたりして、すこぶるよろしくない。
「なるほど、先人の教えは流石だなぁ・・」と、コマセバケツを左に変えて、私も立ち位置を竿の左側に移動する。
すると困ったことができた。竿の右側から左側に体を入れ替えようとすると、竿尻が大きな腹につかえるのである。(笑)
デブは辛いのう・・・(T_T) どうしたもんか・・。
そこで、妙案(笑)が浮かんだ。『そうだ! 竿尻が短くなるように、リールを竿受けの外側に出してセットすればいいんだ。』
これでかろうじて体を入れ替えたりできるようになったが、どうもしっくりこない。う~んなんだかなあ・・。

そんなことをやりながらも、アジはポツポツと釣れた。前回に比べると、ちょっと型がいいのが嬉しい。
今日は、大アジを掬うためにタモを買ってきた。前回は、釣り堀用のタモを使ったのだが、どうにも大きくて場違いな感じだった。
それで、小さめのタモにしたのだけれど、これが網の目が細かすぎるのか潮の流れをまともに受けて、海中では重たくて
思うように動かせないのと、魚を掬った後、針が網に刺さってしまって、なんとも具合が悪い。
このタモで大アジを追っかけまわして、数匹ロストしてしまったし、タモ入れ途中で上針が刺さって下針の魚が掬えなくなってしまい、
タモごと魚を抜きあげたりして、なんのためのタモかよくわからなくなって来た。(爆)

隣の方なんか、大きなタモで上手に掬ってるんだけどなぁ・・、こんなにタモ入れに苦労するとは思わなんだ。なんかコツがあるのか?
今日は艫に向けて潮が流れていたように思うのだが、左手でタモをもったから潮下からアジを追いかけることになり、
これがダメだったのか? アジに釣り堀用の大きなタモ要らんと思ったが、やっぱり大きいタモの方がよかったかも・・・。(T_T)

ロストの多い私をみかねてか、船長が「クッションゴム貸そうか?」と言ってくれたけど、、アタリがわからなくなりそうなのでやめておいた。
でも、借りておいた方がよかったかな?(^^ゞ

そうそう、仕掛けのことも書いておかなくっちゃ。
船支給の仕掛けが切れてしまったので、市販の白い針だけの仕掛けを使ってみたが全く釣れなかった。
船の仕掛けはムツバリ12号に緑のウイリー?がついていたのだが、市販のイサキ用のちょっと小さい針のも使ったら、
すっぽ抜けるような感じが数回あった。 仕掛けって、なんでもいいってわけではないのねぇ・・。

ところで、胴の間の年配の方は、左舷側の4人の中ではダントツで釣れていた。
竿は海春の3mぐらいの竿で(3人は短竿)、特にコウナゴミンチのコマセを撒くそぶりもなく船の揺れにまかせて置き竿にされていた。
船長は「底から5mぐらいまでのところで探ってみて」と言っていたが、この方は特に底から探ってる感じはなく、棚を決め打ちしていた。
PEラインのマークを数えて 同じぐらいの棚に入れてみたが 当たるのはその方だった。
仕掛けは船宿仕様の同じもの。 イカ短は私の作ったものより随分大きくて、幅1cm長さ3cmぐらいだろうか、色付けはしていなかった。
私との釣果の違いはなんだっただろう? 腕はおいといて(笑) 、竿の長さか? 棚か? 餌か? 
今度大アジ釣りに行くことがあったら、3mの舳と、大き目のイカ短を持って、試してみようとおもう。

まあ、この方にはぶっちぎりで差を付けられたが、左舷の他の二人とは大して変わらないぐらいの釣果だったように思う。
タモ技でみっともないところを見せなければ、もっと大アジを追加できたのではなかろうか。(爆)
 大アジ釣りの肝はタモ技かな?(笑)

前半は、投入の際に竿をはさんで体を左右に入れ替えたりして、リールのコードを引っかけ、何度もリールが電源切れしてあわてたが
後半は、竿の左に体を置いても、まあまあスムースに投入できるようになって、リールの電源切れもなくなった。

でもタモ技だけは最後までうまく行かなかったなぁ。 あれほど釣り堀では某氏の青物を掬ったのにぃ・・・(爆)

   こうやって見ると、大して大きくみえませんが、
このトレーの横幅は38cmですんで、なかなかのもんです。

ちなみに、すべてのアジに白子か真子が入ってました。
アジの白子や真子は、一度食べてみたいと思ってたので
たいそう嬉しゅうございました。(^_-)-☆

アジの刺身も美味しかった。一番大きいのより2番目の方が
ほどよく脂が乗っていた。

刺身にタタキ、白子ポン酢に真子の煮つけ、そしてフライに
干物と、アジを堪能しました。

海の恵みと、釣らせてくれた海栄丸の船長に感謝です。(^O^)


22cm~36cm 真アジ  20匹