2013年3月31日(日)     鳥羽菅島 海栄丸 (HP)   天気・・・曇りのち雨    中潮   6時出船12時帰港

   


皆さんが三重の釣り堀でフィーバーされてる頃、もう一度「冬の釣り掘」を味わってみたかったのと、まもなく島根に戻ってしまう次男に
ソイなどの刺身を食わせてやりたくて単独でレインボーに出かけた。
なんとか食べるための必要最低限の魚は確保したものの、対面の方たちの入れ食いを見ながら、毎度のように筏でドべ争いをしていた。
そして、最近うすうす感じていたことが確信に変わった。「やっぱり私には、釣り堀は難しすぎる!」  
あれっ?気づくのが遅かったかしら・・(^^ゞ 

釣り堀で、やっとの思いで鯛を1~2匹を釣るのなら、船で天然真鯛を狙ってもそれほど変わらないんじゃないか?
実際昨年も、うたせ真鯛で2匹は釣れたし・・・。ここのところ、そんなようなことを考えるようになっていた。
釣り堀は実力で釣らなきゃいけないけど、船なら実力差はあっても船頭さんが釣らせてくれる可能性もあるわけで・・
さらに、釣れなくても「自然相手だから・・」と言い訳しやすいし・・・(爆)

ただ、釣り堀ではたくさんの知り合いができて、仲よくしてくださる方も何人かいるので、ひょいと釣りにいっても遊んでもらえるので
寂しさは感じないが、船の場合は、お付き合いいただける方は極めて限られてくる。一人はさびしいのよねー。
そこで、なんとか三男を船釣に引き込めないかなぁと思ったわけ。(笑)

三男は釣り堀よりも船釣の方が楽しいと言っている。そしてアジ釣りも嫌いじゃない。
ただ、師崎で2~3回乗った船が、いつも「すし詰め状態」なのでそれを嫌がっている。
そんなことで、海栄丸のアジ釣りなら釣り座に余裕があるし、船長も優しいから三男を引き込むのにバッチリじゃないかと考えた。
ちょうど、この日は三男の部活もなく、前日の天気予報をみても、お天気や海況もまあまあなので、海栄丸さんに予約を入れた。
波予測では菅島付近は1.0~1.5mぐらいだったし、風もせいぜい5m/sぐらいの感じだった。これならギリギリ大丈夫だろう。

   

ところが、当日の予報は↑のように変わっていて、波は1.5~2mで、風も6~8m/sぐらい。これを知っていれば行かなかった。(笑)


当日は3時に家を出発して、途中休憩をはさんで5時半前には岸壁に到着。支度をして待っていると、ほどなくして船がやってきた。
今日は7人とのことで、くじ引きで2番となり、船長の指示通り右舷大艫と艫に釣り座を取った。
道具は自分の分しかないので、三男のは貸竿でロッドキーパーもお借りした。(貸竿1000円)
鉄仮面の80号は天秤付きで貸してくれた。(無料) ほほ~、これが鉄仮面なるものか、随分重たいなぁ・・・。
そして、支給された仕掛けはこれ↓

   2.5mかとおもったら、1.9mで、市販品より少し短いようだ。釣具屋には置いてなかったけど特注品?
まあ、短い方が使いやすいから素人の私達には有難い。

貸竿は2.7mの真鯛用の竿で、リールは大きめの手巻きリールで、PEラインが巻いてあった。
ロッドキーパーはラーク16DX。このロッドキーパーはいいなぁ・・、

私のミニラークよりどっしりしていて使いやすそう。

今度中古でよさげなやつがあれば買おうかなぁ・・・(^^ゞ

天気は曇り。直前の好人甥さんの書き込みで、今日は防寒着を切ることにしたのだが、これは正解だった。
なめて薄着をしたら、ちょっと寒かったかも。

船が走っている間は気にならなかったが、アンカーが入ると、ちょっと船が揺れ始めた。
波とうねりの違いがよくわからないんだけど、「どんぶらこ~、どんぶらこ~」って感じ。(笑)

「水深45m、下から5mぐらいまでのところで狙ってください。」とのことで、初めて見るコウナゴミンチを鉄仮面に入れて投入開始。
早速当たりがあって、体高のある美味しそうなアジが上がってきた。
1投目をバラシで初めた三男は、2投目で中アジをゲット。いい感じで生簀にアジがたまっていく。

なんとなく、大漁の予感。(*^。^*)

   


ところが、3投目に入ろうとしたとき、三男が船酔いでギブアップ。「ええ~、もうダメになっちゃたのー?」
しばらくそのまま寝かせておいたら、2時間後ぐらいに「マーライオン」に変身していた。(爆) 気の毒だがなんともしようがない。
乗船前に子供用の酔い止め薬を飲ませたのだが、私のアネロンを飲ませた方がよかったかなぁ・・・。

どこかのブログに、「リンゴジュースが船酔い効く」と書いてあったので、今日は買ってきたのだが、試しに飲ませてみたら
再びマーライオンに変身しおった。(笑)  そうか、効かないのねぇ・・、 もう買うのはやめよう。
あとで分かったのだが、三男は乗船前にレモンジュースを飲んだらしい。柑橘系はやめとけと言ったのにねぇ・・。

今日は、紅白のイカ短を作ってきたのだが、これをつけた方が食いがいい感じ。色は白でも赤でもあまり変わらないみたい。
最初は当たりがあるとすぐに上げていたが、途中から当たりがあってもしばらく待って、十分引き込みがあってから
巻き上げるようにすると、2連、3連で釣れて来るようになった。
でも、取り込み時に船べりで落ちてしまうこともあって、3匹とも取り込むのはほとんどできなかった。
おおむね一番下についているのが大きいんですけどねー。(T_T)

昨年初めてのイサキ釣りで、吹き流しの仕掛けにさんざん手前祭りをやらかして、仕掛けを10セットぐらいお釈迦にした。
今日は、そのあたりも注意して、まず仕掛けを先に流しておいて、ゆっくり鉄仮面を海面に下して、それからリールのクラッチを
切るようにしたら、天秤にもまつらずに仕掛けを投入することができた。
これで初夏のイサキ釣りも大丈夫だろう。

ところで、本日の私の道具は海明50S-225に、フォースマスター1000にPE4号+フロロ8号の毎度のパターン
まあ、電動リールはこれしかないし、竿もこれと舳60s-300しかないから、選択肢はないわけで・・・(笑)
ただ、今回はPEとリーダーを初めてFGノットで結んでみた。いままではノーネームノット?などで結んでいたのだけれど、
ガイドの通りが悪いので、結び目の細いFGノットを試しにやってみた。
正しい強度を出すのは難しい結び方らしいので、すっぽ抜けないか心配だったが大丈夫だった。(^_-)-☆

他の方の竿をみていると、皆さん柔らかい竿のようで、胴から曲がる感じの竿を使っておられた。
アジ釣りにはそのような竿が向いているのだろうか? 海明では硬すぎるのかな?
今日は、途中で竿受けにかけたまま巻き上げていたら、船の揺れで魚が途中ではずれしまうことがあった。
「船の揺れで竿が跳ね上がる」というのは、こういうことなのね~。 
ということで、その後はすべて手持ちで巻き上げたのだが、そうすると途中で軽くなることは減った。
「船べりドボン」は相変わらずだったが・・(^^ゞ

何度か船も移動をしたが、どこに行ってもそれなりに当たりがあって、楽しく釣りができた。
生簀の中もいっぱいである。
三男は30分ぐらいしか釣りをしていなかったが、もし二人で釣っていたらえらいことになっていた。
このぐらいが、近所に配って残りを自家消費するのにちょうどいいぐらいだ。

 

波もそこそこあって、帰りは雨にも降られて天候には恵まれなかったが、これだけ釣れれば私は大満足。
ただ一つ残念だったのは、船釣り要員にしようと思っていた三男が「もう船は嫌だ!」と言い出したこと。(泣)
船酔いしながら手巻きリールで鉄仮面80号は辛かったようだ。三男にはちょっと気の毒だった。

私は1.5~2mぐらいの波でもなんてことなく釣りができたので、ちょっと自信になった。

海栄丸の船長と、釣れてくれたアジちゃん達に感謝である。

持って帰ったのは15~28cmの47匹で、20cm未満、20~25cm、25cm以上と分けたらおおむね同数だった。
リリースした分も入れると60匹ぐらいは釣ったようだ。
かつて貞丸の筏で釣った35cmのアジに比べると、脂のノリはそれほどでもなかったが、美味しくいただきました。