2012年9月8日(土)     海栄丸 (午後便)    天気・・・曇り   小潮


船釣りがしたいと、6月に「フォースマスター1000mk」という5万円近くする電動リールを買ってはみたものの
一人で行くとなるとなんとなく敷居が高くて、なかなかふんぎりが付かなかった。
いざ行くとなると、船酔いはしないだろうか、電動リールをちゃんと動かすことができるだろうか、混雑した船で
周りの人に迷惑をかけるんじゃないか、怖い船長だったらどうしようとか、いろいろと考えてしまうのである。(^^;)ゞ
誰か一緒に行ってくれる人がいれば気が楽なんだけど、船釣りとなると近くには思い当たる方がいない。
そんなことで、我がフォースマスターちゃんは3ヶ月も箱に入ったままだった。

一人で船釣りに行くなら、同じ船に通って船長と仲良くなるのが一番いいだろう。
でも、どの船宿がいいのか???。そこで、かつてカーク船長が「船宿は、HPで笑顔のいい船長を選んだ」
と書いておられたので、私もそれに倣って探すことにした。

ところで、ちょっと前から気になっている釣りがあった。それは「のませ釣り」って奴。
サビキでイワシをかけてそのまま落とし込んで、青物や鯛や底物を狙う釣りである。
今まではウタセ真鯛が面白いと思っていたのだが、伊勢湾で船釣りをされている方達のHPなどをみると、
ウタセ真鯛はどちらかというとハマチと小ダイが多く、4年生以上の鯛はあまり釣れてないような感じなのだ。
昨年、ウタセ真鯛で一度良い思いをしたのだが、私には「あれって奇跡じゃないか?」と思えたりもするのだ。
それなら、ハマチや鯛も釣れて、なおかつ「バケモノ」が食ってくるかもしれない「のませ釣り」の方が面白そう
だなぁと思っていたのだ。そんな時、K−5610さんやカーク船長達の「すんげー釣果」を見ちゃったもんだから、
「もう、やるっきゃない!」となった。(爆)

予約を入れた船宿は、鳥羽菅島の海栄丸さん(こちら)。ここに決めた理由は、もちろんHPの船長の笑顔(^-^ )
初心者でも快く予約受け入れてくれて、こちらの初歩的な質問にも丁寧に答えてくれた。

今回は午後便で予約を入れたので、朝8時半に出発。四日市近辺の渋滞を考えて少し余裕をもった。
これが正解で、高速は酷い渋滞らしく、四日市ICまで23号を使り、鳥羽に着いたのは11時半過ぎ。
12時までに来てくれと言われていたので、余裕かな?と思ったが、駐車場や出船場所を探していたら
ギリギリの時間になってしまった。

釣り座はくじ引きで、私は左舷の舳。今日は満員と聞いていたが、8人しか乗せないようで余裕だった。
鳥羽から菅島に向かい、ここで氷を積んでいざ沖へ。
今日は波高1.5mとの予報で、前回イサキ釣りに行ったときのようにベタ凪かと思ったら、全然違った。
船は結構揺れて、この前とは随分違うもんだなぁと驚いたが、アネロン効果か、酔いはしなかった。

支給されたサビキは2.9mあり、私の竿が2.25mなので、仕掛けを竿にあわせて短くして使った。
というのも、船でサビキをするのは初めてで、釣れたときに鈎が沢山付いた幹糸を持つのが怖かったから。
仕掛けを竿の長さにあわせてやれば、ツバスクラスなら糸を掴まなくてもゴボウ抜きが出来ると考えたのだ。
(実際、当日はそうやって全部ゴボウ抜きをしたのだが、竿が折れるので止めた方がいいそうです。(汗))

心配していた電動リールも、中乗りの船長の息子さんが電源をとってくれて、無事通電。ホッ・・(爆)
船長から「25m〜40mで反応あります。底は42m、準備が出来た人から初めて下さい」とアナウンスがあり
気合を入れてスタート。でも、イワシが付いたかどうかさっぱりわからない。
「付いてるのか?付いてないのか?」と迷いながらゆっくり棚を下げていくと、グンッと竿が入った。
手巻きでゆっくりやっていると、「絡みますんで、ドラグを〆てガンガン巻いて下さい」とのこと。
それではと、電動スイッチオン! ウイーン、ウイーン、 おお、ちゃんと巻いとる。(^▽^)
ところが、途中で巻けなくなって、オロオロしているうちに右舷の方とお祭りしてしまった。(T_T)
どうもドラグがユルユルだったみたいで・・・、どうもすみません。(汗)
すぐに船長と息子さんが来て、二人がかりで絡みを解いてくれて、獲物も生け簀に入れてくれた。
いやはや、お恥ずかしい。どうも有難うございました。m(__)m

獲物は40cmぐらいのツバスだったのだが、釣堀と違って引きが物凄く強い。
これでワラサが食ったらどんな感じになるんだろう??
同じワラサでも、釣堀で釣るのとは全く違う感覚なんだろうなぁ・・。う〜ん、釣りたい(^-^ )

餌のイワシは5cmぐらいの小さい奴で、なかなか付いたのがわからない。10cmぐらいの奴は付いたら
わかるのだが、5cmぐらいの奴は本当に半信半疑で、「えーい、ままよ!」と底に落とす。
そして、運がよければ竿がしなる。(笑)

ワラサちゃん、真鯛ちゃん、ヒラメちゃん、と唱えながら落として行くのだが、釣れて来るのはツバスばかり。(爆)
それでも、電動で巻き上げてくると、竿が満月になり、突っ込みに思わず声がでちゃったりする。
いや〜、面白い!(^▽^)

底ギリギリで穂先を叩くので、てっきりヒラメが食いに来ているもんだと思って、少し糸送り込んで
期待を膨らますと、なんのことはない、底で小あじが食っただけで、そのまま根がかり。(大笑)
それでも、勝手に思い込んだ「ドキドキ感」はたまらなかった。

結局、釣れたのはツバスとマルアジ、カサゴ、メバルで、大物にはかすりもしなかったけど
とても楽しかった。 

沖上がりの後、船長と少し話しをしたが、「もう1回来たら、イワシが付いたのがわかるようになるよ」って。
のませ釣りは今年から始めたられたようで、お客さんの評判はいいそうである。
確かに、私もまたやりたいと思ったもんね。(^▽^)

海栄丸の船長さん、息子さん、どうも有難うございました。 必ずまたお邪魔しますよー。
って、見てないか。(笑)

前夜、電話でアドバイスを下さった某巨匠、有難うございました。また宜しくお願いしまーす。
ミヨシ60を買わなくっちゃねー。(^-^ ) v

本日の釣果


ツバス×9、マルアジ1、カサゴ×2、メバル×2


船中では真鯛2、ワラサ1だったようです。