2012年5月26日(土) 鳥羽国崎 勝丸   天気・・晴れ  中潮


昨年から、この時期になったらイサキ釣りに行こうと思っていたのだが、イサキ釣りなんてやったことがないので、
『一人では心細いなぁ』と思っていたら、釣魚好人さんからお誘いがあり、ご一緒させてもらった。
鳥羽国崎の「勝丸」さんの午後便に乗るということで、当初は、好人甥さんとそのお父さん、好人さん、私の
4人での予定だったのだが、好人甥さんが仕事の都合で行けなくなったようで、3人での釣行となった。

午後便なので、朝ゆっくりできるのがいい。午前8時に出発して好人さん宅に向かう。今日は相乗りなのだ。
東名阪に乗り、しばらく走ると「桑名―四日市 渋滞9km 50分」との電光掲示。ギョエー!!
これでは全く間に合わない。この区間は朝8時ごろに渋滞することはわかっていたのだが、ネットの渋滞予測では
15分余分にかかる程度で通過できるとなっていたので、大したことはないと思っていたのだが、
こりゃえらいこっちゃ。それにしても、東名阪は上下線とも渋滞ばっかで、使えんやっちゃなー。(T_T)

一旦下道に抜けて、再度四日市ICから高速に乗って、好人さん宅に着いたのは10時を過ぎていた。
それからちょっと高速を一生懸命走って(笑)、11時半ちょっと過ぎに現地着。
午前便がちょうど帰ってきたところで、ギリギリセーフだった。

釣り座はくじ引きで、我等はドベ。でも右舷の大艫から反時計周りに座るとのことで、私達は左舷の後ろから大艫と
なり、結果的にいい所?となる。私は初心者ということで大艫に座らせてもらった。(^-^ )

12時15分岸払い。今日は好人甥さんの電動リールをお借りして、初めての電動リールを使っての釣りである。
さらに竿も先日買ったシマノ海明50Sー225の筆おろし。また、コマセを使った船釣りも初めてという
なんとも「初めて」づくしの釣りなのである。

電動リールの接続の仕方や使い方を好人さんに教えてもらって、船からもらった仕掛けをつけて準備完了。
コマセのかごは、いつも筏のサビキ釣りで使っていたロケットカゴで良いようである。
40cmの天秤にロケットカゴに80号の錘、1.5φ30cmのクッションに吹流し3本針2.5m。
いままで、60号錘は使ったことがあるが、80号は重たいなぁ・・・。

エンジン音がスローになり、碇を入れている音が聞こえてくる。
「28m〜25mでやって下さい」とアナウンスがあり、皆さん一斉にスタート。
で、私は最初からバックラッシュ(爆)。 80号の錘で、糸が勢い良く出すぎたのだ。
好人さんの「来た来た」という嬉しそうな声を聞きがら、ひたすら絡みをとる。なんだかなぁ・・・。(T_T)
皆さんの歓声を一通り聞いた頃、ようやく絡みも解けて、私も釣りをスタート。
今度はバックラッシュしないように、サミングしながら仕掛けを落として行く。
一旦30mまで落として、竿を煽って2mぐらい糸を巻く。シーン・・・。
もう一度煽ってさらに2m糸を巻く。シーン・・・。 う〜む何で??

竿が頻繁に曲がっている好人さんに棚を聞くと、25mとのことで、今度は28mに落として竿を振って巻いて
さらに竿を振って巻いていると、穂先がククッと入ったので、「キター!!」と喜び勇んであわせてやると
生体反応がなくなった。(T_T)   「あれ?なんで? 食いが渋くて、もっと送り込むのかな?」 
好人さんに聞くと、「あわせなくていいよ〜。そのまま巻いてやればね〜」と好調に釣り上げている。
なるほどそういうものか。と言う事で、その通りにしたらWでイサキが釣れた。
最初のアタリはわかったけど、2匹目のアタリは気付かんかったなぁ・・・。
で、イサキを生け簀に入れて、さあ、これで続くぞ〜と思ったら、仕掛けが絡んでいる。
取り込んだときにグチャグチャになったようだ。
で、しばし仕掛けと格闘するも、やればやるほど複雑になってしまったので、新しい仕掛けに交換。(T_T)

皆さんの釣れっぷりを見ていると、たぶん、今がジアイだと思うのだが、私は「手前祭り」ばかりで
釣ってる時間がほとんどない。(泣)
また、仕掛けの投入の仕方が悪いのか、天秤に仕掛けが絡んで上がってくることも度々で
その都度、絡みをとったり、仕掛けを新しくしたりで、やたら仕掛けの消耗が激しい。(笑)

そのうち表層をカツオが回り始めて、仕掛けを落とす途中でガンガン食いついてくる。
隣の方は、怒って釣り上げたカツオをたたきつけていたが、私はカツオでも竿が曲がるのが
嬉しくって、たぶんヒラソーダと思い、3本はキープしたが、それ以降はリリースした。

でも、今回はイサキ釣りなのでイサキを釣らなければね。
ちょうど、三本鈎の上2本がカツオに取られて、1本鈎になったので、
コイツにオキアミを付けてコマセ入れずに放りこんだ。
すると上手く30mまで仕掛けが落ちていった。

少しずつ巻き上げて様子をみていると、ククッと穂先が入って、
35cmのイサキが釣れた。やったー!作戦勝ちじゃ(^-^ )
1本鈎なら絡まないので、釣り易い。
このやり方で2〜3匹イサキを追加したが、その後これも
カツオの餌食となった。(T_T)


カツオに辟易したのか、船は大きくに移動した。どっちに向って走っていたかさっぱりわかない。
最初に釣っていた場所もどこかわからなかったが、ここもどこかわからない。
師崎の船も見えず、というか、近くにはあまり船はいなかった。
「今度は50m〜45m」でやって下さい。とのアナウンス。

この頃になると、私も少しずつ学習効果が出てきたのか、仕掛けの「手前祭り」が少なくなってきた。
しかし、もう、既に10セット近く交換している。(爆)

仕掛けを投入するのに、先ずは吹流しを漂わせておいて、ゆっくりコマセカゴを海面までおろして
それからリールのクラッチを切ると、上げてきたときの絡みが減るように感じたが、どうでしょう??(^^;)ゞ

ここで、明らかに今までと違う引きがあった。
ゆっくり電動で巻き上げてくると、大アジだ!(◎-◎;)!!
ハリスをもってタモを手にした瞬間、鈎が外れてお帰りになった。 
ぐやじいぃ・・(T_T) アレが釣りたい!

もう一度同じ様に放り込むと同じ棚で、似た引き込み。
今度も大アジに違いない。
案の定、先ほど同じぐらいのアジが一番下の鈎に食っている。
タモで掬おうとしたら、2番目の鈎がタモに絡んで、
上手く掬えない。(T_T)
やけくそで抜き上げてやったら、アジが飛び込んできた。(笑) 
ヤッター大アジゲットだぜい。!!(^▽^)

その後もカツオに遊ばれながら、アジ、ゴマサバ、イサキを少し追加して、6時15分沖上がりとなった。

初めての電動リールだったが、無事壊さずにお返しすることができた。(^^;)ゞ
便利なもんですね。25mぐらいからの巻上げではそれほど感じなかったが、80号錘を50m付近からの高速空巻き上げ
や、魚がかかったときのゆっくりした巻上げでは、こりゃ凄い文明の利器だなぁ〜と感動してしまった。(^-^ )

今回釣ったイサキは、どれも白子や真子がパンパンに入っていて、昨年からの念願だった「イサキの白子ポン酢」を
ようやく食すことができた。これは美味かった。ちょっと前に釣堀で釣ったイサキや鯛の白子をたべたが、
これは「別物」と言う感じだった。海の恵に感謝である。

期待の大アジは思ったほどの脂はなく、以前、貞丸の筏で釣ったアジの方が格段に美味しかった。
時期の違いか、場所の違いか・・。居付きのアジは美味いと聞くが、これは流れ者だったか??(爆)

サバは、生まれて初めて釣ったのだが、初めて〆鯖を作ってみた。
釣ってすぐに鯖折して、頭と内蔵を取って、ジップロックに入れて潮氷に漬け、下船後は水を抜いて
氷を足して帰った。とりあえずこれで作っても、アニサキス君には当たらなかったのが大収穫。
次回は味なども研究して作りたい。

カツオはヒラソーダと思って持って帰ったが、良く見ると自信がなくって、さらに捌いてみると血合いが多いので
たぶんマルソーダだろうと、味噌汁の団子にして食した。もう少し味付けをちゃんとした方が良かったかな。

今回は、日頃食べなれてない魚ばかりで、少々面食らったが、それなりの食材になって楽しかった。
鳥羽沖1.5mの波高だったが、実際はベタ凪で、船酔いなんてすっかり忘れて6時間遊んだ。
やっぱり、釣りは一人で行くより知った方と行くのがよいなぁー。

師崎からだと一人になってしまうけど、好人甥さんや好人さんは、これからも船に乗るような感じなので、
三重まで行って、また一緒に遊んでもらえたらいいなぁ〜。

好人さん、好人兄さん、ご一緒いただき有難うございました。
また、ご一緒できませんでしたが、好人甥さんは大変お世話になり、有難うございました。
また、是非誘ってくださいね〜。


本日のお持ち帰り
 イサキ35cm頭8匹、アジ40cm頭3匹、ゴマサバ35cm2匹、ソーダカツオ40cm3本 合計16匹

  これだけで、27Lのクーラーが半分埋まりましたよー。
  ちなみに、好人さんと好人兄さんは、満杯でした。(^-^ )