2012年2月5日(日)      釣り貞丸    天気・・・晴れ   大潮


翌日が母の傘寿の誕生日なので、5日のお昼は皆で外食するつもりだった。
ところが、ご本人さんが数日前からの寒波で、体調すぐれず「行きたくない」とのたまって、話は没。
来週からちょっと忙しくなる私は、「ならば5日に魚を釣って来て、それをお祝いにしよう」と企んだ。

5日は穏やかな日になりそうなので、船のカサゴかフグ釣りも行ってみたいと思ったが、「お祝い」なら
やっぱり鯛がいいだろうと、釣堀に行く事にした。
今回は久しぶりの「釣り貞丸」さん。釣果欄を見ると、ハタマスが結構釣れているのだ。
ここの鯛は美味しかったので、あわよくば「ハタマス鍋&鯛の霜皮造り」、最悪でも「鯛シャブ」だな、
勝手に目論んでいた。
それに、この辺りは「渡利牡蠣」でも有名な場所。ぜひ帰りに買って帰ろう。

予約時にハタマスの特効餌エサを聞いたところ、「シラサで良く釣れている」とのことだったので、
今回は大内山のエサキチでシラサを買った。いつもはF遊の300円もしないシラサを買っているので
800円余も出して買うのは勿体無い気もしたが、大粒の方が釣れる気がして・・・(^^;)ゞ
私が「大粒シラサを下さい」と言ったら、「ウチでは大粒しかありません」と心強いお言葉。
でも、大粒シラサばかり入っているのかと思ったら、大粒シラサも入っている状態だった。
ついでに滅多に買わないボケも買った。これは釣果欄に出ていたので・・(笑)
さらに、買うつもりもなかった青虫まで買ってしまった。昨年11月、レインボーでハタマスが釣れたから(爆)

エサキチから約30分ちょっと走って貞丸に到着。自宅から高速を使うと2時間半
6時半に受付開始。私は3号筏で、場所のくじ引きの番号札は2番。 さて、何処に入ろうか?
陽があたる北側がいいのか? 大潮なので東側は潮上か? さっぱりわかりませんなぁ・・。(^^;)ゞ

今日は全部で20人ぐらいか、3、4、5号の3筏を使うようだ。
3号筏に降ろされて、場所の順番を待っていたのだが、皆さん思い思いの場所に入られて
ボーッと立っていた私に残された釣り座は東側のみ。以前は、番号順に筏に降りた気がしたのだが・・
番号札の「2番」はどんな意味があったのだろう??
ちなみにA、B、Cさんの3人グループと、D、Eさんの2人グループのようだった。
貞丸さんは筏が8基になっていた。1〜5号までの連結と、沖側に6〜8号が連結されていた。
出来てすぐに行った時は2基だった、2回目は5基だったかな? 繁盛してるんだなぁ・・(^-^ )

帰りの渋滞が嫌なので、大将に早上がりの旨伝える。早上がりは12時とのことで釣り時間は5時間。
気持ちを集中して釣るには、このぐらいがちょうど良い時間だ。

放流は8時半ごろ鯛やグレなど、小物が20匹近くは入ったのではなかろうか。
鯛は、以前抱いたいた「貞丸の鯛」のイメージより、やや小さい感じがした。このイメージがあとで災いとなる。
10時半頃の放流ではハマチなどの青物とハタマスも入った。

私に初めてアタリがあったのは11時頃。
真ん中底、餌はカツオの切り身で、じっくり呑ませて鈎かかりをさせたが、痛恨のハリス切れ。
鯛なのにドラグが出るので、きつく締めたのだが、タモを持とうとしゃがんだ時に、角度を保っていた穂先が
下がってしまい、その瞬間に反抗されて竿がはじけた。なんとも悲しい出来事だった。
「小さい」と思っていた鯛は、浮かせて来ると以前と同じ良型だったので、ドラグを締めるべきではなかった。
完全に私のミス。いままで、必死にアタリを出そうとガンバッテ来たことが無駄になってしまった。

この日全く活性の上がらなかった青物が、11時過ぎに一瞬だけハマチが動いた。
それは、私が青物竿を片付けて、5分と経ってなかった。巡りあわせとはこういう物か(笑)

11時半を過ぎた頃、若大将が20分ぐらい早上がりを遅らせると言って来た。
なんでも、港の方での準備がまだできないらしい。
私としては魚はないので、準備は要らないと思うのだが、送ってもらう立場として言うなりになるしかない。(笑)

折角20分の猶予を貰ったので、本日唯一アタリのあった場所を攻める。
と、12時ごろ本日2回目のアタリが出た。餌はカツオの心臓と切り身の抱き合わせ。
ククッと押さえ込むも、まだ合わせるところまでまでは行かない。一旦は放してしまったが、再度軽く誘ってやると
チョンチョンと前アタリがあった後、ズボッと穂先が入った。これなら間違いないと、しっかりあわせを入れると、
見事にすっぽ抜け・・・。え〜っ、あれでも、ダメなんかぁ・・・・。

この後はアタリもなく、12時15分納竿。 見事にボーズ(T_T)

空のスカリを片付けると、若大将が「あれっ? 魚は?」って。いや〜、皆に聞こえるように聞かんでも・・・。(^^;)ゞ   
私が苦笑いしながら首を横に振ると、「えっ?ボーズですか〜、じゃあ坊主補償しますねー!」 
いや〜、坊主補償はありがたいけど、そんな皆に聞こえるような大きな声で言わんでも・・・(爆)

ということで、ハマチを1本頂いて帰った。貞丸さん、有難うございました。
やっぱり釣堀は「坊主補償」があるところに限りますな。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

貞丸を出て、トンネルを抜けたところの大紀商店で「渡利牡蠣」の剥き身を1kg買った。3000円也
ハタマス鍋か鯛シャブの予定は、牡蠣鍋となった。家族には好評だった。
私も久しぶりにたらふく牡蠣を食べた。
ちなみに、殻付きの牡蠣は1個80円とのことだった。(大紀商店)


それにしても、今日は筏の東半分では1匹も魚が上がってなかった。
エビ団の素を概ね2袋打ち込んで、魚を寄せようと試みたが、全て西側に持っていかれた。
情けないけど、竿下に食い気のある魚がいないと釣れない私。
相変わらず「引き出し」が少ないなぁ・・。 坊主脱出のチャンスは2回あったんだけどなぁ・・(T_T)
前半の状況から、釣れるチャンスは極めて少ないと考えていた。
だからこそ、2回チャンスは何がなんでも物にしなければならなかった。
1回目はドラグと竿の角度のミス。
2回目はズボッと穂先が入ったところで、さらにもう一度聞きなおすぐらいの慎重さがあってもよかった。
どんな場所に入っても、自分の放流分ぐらいは工夫して釣れるようになりたいと思うのだが、
いつまで経っても、初心者の域から脱しない。なんとも情けない話である。(T_T)

たしか、これで通算5度目の釣堀ボーズ。世間広しといえども、この回数はちょっとないのではなかろうか。
ある意味、「偉業を成した」といえるかもしれない。ギネスに申請してみようかしら・・(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

ところで、今日、これを書きながら初めて気がついたことがある。
当日は大潮の初日だったので、てっきり潮が速いとおもったら、ほとんど動かず、むしろ緩やかに逆に動いていた。
大潮だからって潮が動かないこともあるんですね。時間帯によっては大潮の後の中潮の方だ良く動く
もう何年も釣りをしていて、さらに釣行記には潮のグラフまで載せているのに全然気付かなかった。
なんとも、注意力不足といおうか頭を使ってないといおうか・・。
まあ、このあたりが釣れない理由なんだろうね(^^;)ゞ

さて、帰りの高速は順調そのもの。12時40分に貞丸を出て、四日市近辺は3時前には通過していたが、
ちょっと車が多い程度だった。4時前には帰宅して4時半には貰ったハマチをさばき終わってのんびりしていた。
負け惜しみではないが、このぐらいが体力的には丁度いいわい。(^-^ )