2011年9月23日(金)   辨屋 10号    天気・・・晴れ    若潮

早いもので、父が亡くなって14年が経つ。その父の15年祭を、命日の9月24日に行う事にした。
10年祭のときも、前日に釣堀で鯛を釣ってお供えしたので、今回もそうしようと思っていた。
まあ、大手を振って釣りに行く「大義名分」が欲しいだけなんだけどね〜。(笑)

辨屋さんの鯛なら綺麗だし、見栄えもいいだろうとは思ったのだが、一つ問題があった。
今回、お供え用と神主さんへのお礼とで、最低でも鯛が2匹必要なのであるが、
最近益々下手に磨きがかかって、辨屋さんで鯛を2匹も釣る自信がないのである。(^^;
実際、ここ数回辨屋さんでの釣果を見ても、多くても4匹、いつもは1〜2匹だ。
そんな状況なので、自力で「鯛2匹」を釣るのは余程の幸運が重ならないと難しい。

何がなんでも鯛を2匹持って帰るにはどうしたらいいか? 
・・・う〜ん、「貰う」しかないよなぁ・・・(爆)
ということで、思い切って「貸切」で予約を入れた。

貸切予約は入れたものの、都合よく私と一緒に行ってくれる人が果たしているんだろうか??
掲示板でメンバーを募ろうかと思ったが、あれだけ顔の広い釣魚好人さんでさえ、人集めで苦労されて
いるので、私の掲示板では誰からも書き込みがない可能性が高い。
ということで、一緒に行ってくれそうな人にメールや電話でお誘いして、お集まりいただいた。

さて、折角の貸切なので、BBQをしない手はないよなぁ・・ムフフ(^-^ )
メンバーも揃い、『これで確実に「ミッション」が果たせる』と安心すると、遊びたくなるのだ。(笑)
幸いにも、ご一緒いただく方々はBBQ好きが多いので、話はトントン拍子である。(^▽^)
ところが、釣行前日、辨屋さんに「練炭火鉢の練炭がない」と言われてあわてた。
BBQコンロを持ち込むことも考えたが、風が強そうなので、火の粉を飛ばしてテントを焦がしてもいけない。
困ったなぁ・・と頭を抱えていたら、好人甥さんが「練炭火鉢貸すよ〜」と書き込んでくれた。
好人甥さんには魚を頂いたり、天然物情報を教えてもらったりと、よく助けてもらっている。
今回もそんなことで助けてもらった。「好人甥さ〜ん、毎度ありがとうございます。」m(__)m

当日は午前2時半に出発。友人のカッチャンの車に同乗しての楽々釣行である。
玉城ICのエサキチに入ると、本日ご一緒いただくロードさんとさちさんを発見。
ウタセかシラサかと悩んでおられたが、シラサを買っていかれた。
オイラはウタセを半杯買った。今日はウタセで試して見たいことがあるのだ。
それにしても、この時期にしては餌屋さんが空いている。
例年なら車が道路に溢れていて、車を止めるのに苦労するのだが、駐車場にスンナリ入れた。
大手企業の土日操業の影響か? それとも三重の釣堀人気にかげりがでてきたのか?
まあ、これから釣りシーズンなので、また溢れんばかりになるんだろうけど・・・

魚かしに寄って、餌を受け取る。牧野さんが前日に紀州で釣った3kgのシマアジを見せてくれた。
デカイなぁ・・・。(◎-◎;)!!
最近は、牧野さんと時々筏に出かけるのだが、今日はそのときに使っている「胴突仕掛けを使って
みようと思う。」と話すと、「止めた方がいいよ〜、この前、釣堀で試して失敗したから」って。(^^;)ゞ
ありゃまあ・・そうなの? でもそのつもりでウタセを買って来たんだけどなぁ・・・。

辨屋さんの駐車場には5時ごろ到着。風が強くて寒い。
今日は幹事なので、先に身支度を済ませて、いざ集金。
幹事役は久しぶりなので、おつりや満Pカード、ポイントの捺印など、ちょっとパニクった。(^^;)ゞ
好人さんは、毎月こんな面倒なことやってるんだなぁ・・。

無事受付を済ませて、荷物を桟橋へ持ち込む。 火鉢やコンロ、テーブルなど、およそ釣りとは関係ない
荷物をたくさん船に乗せて 私達は10号筏に渡してもらった。
場所決めジャンケンで、上図の様な釣り座となった。 
調理担当の方々がテント前に集まったのでちょうどいい具合だ。(笑) 
私とカッチャンは「お外」も期待して南側をとった。10号筏のお外は侮れない(爆)

まずは、さぐり釣り3.9に錘10号を付けて胴突き仕掛けを試してみる。餌は活きウタセ。
以前も「ウタセ真鯛」はやっているのだが、今回は仕掛けを胴突きにすることで
さらに「船のウタセ真鯛釣り」のイメージに近いものになっている。 どうだろう??
予定ではガツガツと食ってくるはずだったのだが、そんな様子は全くない。あれっ??(^^;)ゞ
一度だけ「カツン」と小さいアタリは有ったものの、食い込む様子もなく、誘いを入れてもダメ。
しばらく辛抱して続けてみたが、結局風でふけた底網を釣って「THE END」(笑)
朝の大事な時間を無駄に過ごしてしまった。

いつもの仕掛けに替えて、エビ団子の素で鯛を狙うも反応はない。
どうしたもんかと悩んでいると、ロードさんが、ツバスに良く似たハマチを上げた。(笑)
そのとき、後ろにハマチが1匹だけ着いてきていた。
棚は7mで餌は団子ということなので、7mに棚を合わせると一発回答で穂先が入った。
ロードさんよりちょっと大き目の(笑)ハマチである。

ロードさんのハマチはさちさんがタモ入れしてしたので、私のハマチも誰かがタモ入れしてくれるものと
待っていたが、カッチャンもロードさんも知らん顔。「オイラのハマチは誰も掬ってくれんのかい!」と
毒づいて、自分でタモ入れした。な〜んだ、ちゃんと自分でできるじゃん(^▽^)
とりあえずハマチゲット!  坊主脱出だよ〜ん (^-^ )

しばらく経って、待望の鯛を1匹釣り上げた。
コイツはなかなか食い込まなかったやつで、やっとの思いで食わせたので嬉しかった。
『よ〜し、あと1匹鯛を釣ればノルマ達成だ』と鼻息が荒くなったが、この後が続かない。(T_T)

放流後に期待するも、それほど活性が上がった感じもなく、オイラの穂先はピクリともしない。
カッチャンも苦戦していて、このあたりでようやくハマチを釣って片目を開けたんじゃなかったかな?
今年2回目の釣行である彼は、一人だけ坊主になって「やばいなぁ・・・」とマジモードで釣っていたらしい。
最終的には私と同じ3匹だったのだが、ちゃ〜んと石鯛を釣りおった。
コヤツはほとんど釣りに行かない割には、毎回なんかいいもん釣って帰るのよね〜。(笑)


ダラダラと活性のない時間が流れているので、青物を狙ってみることにした。
幸い、だれも青狙いをしていないので、『これはチャンスかも?』と、活きアジを放り込んだ。
7〜8m付近でアジが暴れるので、しばらくその辺りの棚で誘っていると、しっかり穂先が入った。

「青で〜す!!」(^▽^)

さっきのハマチとは全く手ごたえが違うので、ちゃんとした青物である。
今日は、どのリールもややドラグを緩めにしているので、ちょいちょい糸を出されたが
それほど迷惑をかけることなく浮かせることができた。
美味しそうなカンパチ君だった。今回はカッチャンがタモ入れしてくれた。ありがとね〜(^-^ )
狙い通りに青物が食って来たので、これも嬉しかったなぁ〜。
ヒラマサならもっと嬉しかったけど・・(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

で、私の釣りのお話はここまで。 そう、この後はな〜んも釣れなかったのよね〜(爆)

あとは、赤ちゃま特製の「焼きそば」や、さちさんの「きのこの味噌バターホイル焼き」をいただき
ロードさんの「かしわ」や、私の持っていった「つくね串とネギマ」を、食す。
また、sasapuuさんが提供してくれた石鯛を、さちさんが「香草焼き」にしてくれて
野趣あふれる料理を堪能した。
そういえば、好人さんが持ってきてくれた「イカの一夜干し」を食べ忘れてしまった。
きっと誰かが焼いてくれると思ったのだが、自分で焼かんとダメだったか??。
あれ、食べたかったんだけどなぁ・・・。


本日の釣果  ハマチ×1 鯛×1 カンパチ×1
当たった餌  エビ団子の素、活きアジ


いや〜、今回は「貸切」にして本当に正解だった。やっぱり自力での「鯛2匹」は無理だったもんね〜。
赤ちゃまが鯛を1匹わけてくれたので、翌日の亡父の15年祭には綺麗な鯛が飾れたし、神主さんにも
鯛を持って帰ってもらうことができた。赤ちゃまには本当に有難うごさいました。m(__)m

前回ご一緒したときもそうだったが、今回も赤ちゃまは、シェフをしながら10匹釣って竿頭だった。
いや〜ホントに見事なもんである。きっと「人徳」で魚を釣るんだろうなぁ・・。
いつかは私もあんな風になりたいもんである。(^-^ )

赤ちゃま、好人さん、sasapuuさん、さちさん、ロードさん、そしてクサフグさんご夫妻、今回はお付き合いいただき
本当に有難うございました。おかげさまで楽しい一日となりました。
また、機会がありましたらよろしくお願いします。m(__)m

次は5年後の20年祭。このときまでには「鯛2匹」を釣れるぐらいの腕前になりたいもんである。
釣堀に行き始めた頃は、平均して7〜8匹ぐらいは釣れたんだけどねぇ・・。
どうも、毎年だんだんと下手になって行くような・・・・??

今回も帰りがけに大将から「どやったね」と聞かれて、「またダメだった」と苦笑い。
顔を覚えてもらってるお店はここだけなので、なんとか「ええかっこ」したいんだけどな〜(笑)