2011年4月3日(日)   辨屋     天気・・・曇り (強風)    潮・・・大潮



2週間前に行ったばかりなので、「次回の釣行はGWだな」と思っていたのだが、それまでにお小遣いを
使い切ってしまうかもしれないという危機感にかられて、急遽この日に出かけることにした。(笑)
それに、この日なら三男も子供料金でいいって言うし・・(^^;)ゞ
今回もsasapuuさんが付き合ってくれるとのことで、子連れの私達には大変心強い味方である。
ただ、時々、私が釣ろうとしているお魚を横取りしてくのは困ったもんだが・・。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

桜も咲き始め、ぼちぼちと活性が上がりつつあるころなので、前回のような低活性はないだろうと
安心していた。また釣堀チャンプから『4月3日は、かつて某名人が爆釣した”伝説の日”』であることも
教えていただき、ちょっと期待が膨らむ。
さらに、自分の釣行記でも昨年の4月3日に釣行していて、バラシ多数なれど「つ抜け」してた事を知り
今年の4月3日は、オイラにとっても「伝説の日」なるかも、な〜んて、能天気に思っていた。
でも、オイラの場合、爆釣するよりコケた方が「おいしい」か? などとちょっと頭をよぎったのが・・・(笑)

防寒着はもう使わないだろうと仕舞いこんでいたのだが、天気予報では3日は寒く、風も強いらしい。
でも、「寒い」といっても4月だし、大したことにはならないだろうと思いながらも、念のため持っていく
ことにした。結果、これが大正解で、当日は見事に「真冬の釣り」になってしまった。

さて、石鯛の活性が上がって来たと釣果欄に書いてあったので、マムシを買うかどうか悩んでいた。
たぶん、石鯛を狙うとなると風をまともに受けなければならない。でも今回は子連れなので、風除けになる
テント前を取りたい。そうすると石鯛の可能性は少ない。どうしよう、1杯1000円、高価だからなぁ・・・・(^^;)ゞ

悩んだ結果、買って行くことにした。マムシなら石鯛以外でも食って来るしね。
出掛けに近所の餌屋さんに寄っていく。現地で買うよりここのほうが太めで量があるように思うから。
ところが、「岩虫(マムシの事)、今日はないんよ〜」って。 う〜む、嫌な予感・・・(^^;)ゞ

そのまま高速にのって、ノンビリと玉城に向う。4時半、玉城IC到着。今日も空いてるなぁ・・・。
やっぱり自粛傾向があるだろうか? 釣りに行ける人は行ったらいいのになぁ・・。
迫間浦や礫浦は一生懸命復興しようとしてるんだから。それとも筏が流されて釣り場がないのかな??

旭家でアマゴ3匹とマムシを買ってレジでお金を払っていると、好人甥さんが入ってきた。
今日はホームグランドである鳥羽のチヌ筏に乗るとの事。先日、好人甥さんには、さぐり釣りの竿を頂いているので、
「今日はあの竿で勝負して来ますわ〜」と分かれた。
ちなみに渡船屋さんのHPで確認したら、好人甥さんは当日38.5cmのチヌを見事に釣り上げておられた。
流石、やるね〜 ヒューヒュー (゜O゜)☆\(^^;) バキ!

サークルKで食料を仕入れて、隣のマツモトでボケを10匹かった。
さっき好人甥さんが、旭家でボケを沢山買っていたのが気になったのだ。(笑)

魚かしで、エビ団子の素、キビナゴQ、こえびを受け取る。
「こえび」は生エビの新バージョンで、2月に息子が鯛を7連荘した餌である。
ようやく、正式に製品化となったようだ。
牧野さんは、前日傳八屋さんに行かれていたのだが、見事に「撃沈」したとのこと。
全体的にも活性が低かったそうで、ならば今日の辨屋さんもやばいかなぁ・・。(^^;)ゞ

5時半頃、辨屋さんの駐車場に着くとまだガラガラ状態。「相談受付」ってなってたけど・・??
空はどんよりしていて寒く、おまけに風も強い。あれっ?「晴れ」じゃないのか?
しばらくして、sasapuuさんに挨拶して、受付を済ませる。
これだけ車が少ないのなら、今日はゆったり釣れるかなっと思ったら、sasapuuさんから9組貸切らしいと聞く。
じゃあ、我々は間違いなく大筏だね。それにしても空いてるなぁ・・・と、桟橋で待ていると
出船ギリギリに続々と車が到着して、あっと言う間に桟橋は満員状態。商売繁盛、なによりです(^-^ )
いつもはすんなりと行く辨屋さんの渡船も、遅めに来たお客さん達にちょっともたついていた。

私達は3号筏に16人となった。『16人かぁ、こりゃ目一杯入ったなぁ・・・』と思っていると、
辨屋さんの超常連のY山名人が、「子供と女性が入ってますからねぇ・・・」と。なるほど!
Y山名人ご夫婦と、ご一緒するのは今日が2回目である。
といっても、1回目の時は、Y山名人とは全く知らずに、奥様に石鯛の棚や餌なんぞを講釈して帰った。
帰宅後、お二人が辨屋さんの太公望にいつも載ってる方と気がついて、冷や汗をかいた覚えがある。(笑)

今日は、来る予定ではなかったそうであるが、sasapuuさんと私が行く事を掲示板でご覧になって
行ってみようかとなったらしい。これまた心強い方達とご一緒できてあり難いことである。
でも私達の取り分が減るなぁ・・。(笑) 船上、奥様が「フィールドテスター君、がんばろうね」って。
どうも読んでいただいて有難うございます。m(__)m
HPを通じてこうやって人との輪が広がって行くのは大変嬉しいことである。
しかし、まさか釣堀DVD撮影にご一緒されたご夫婦が読んでくださっているとは、ビックラこいた。(笑)

できればテント前に並んで入りたいと、子供にスカリを渡して先に降りさせる。
息子は北西角にスカリをかけて、「取ったよ〜」って。
『それじゃ、取ったことにならんのよ、板の上に置いとかんと・・。』(^^;)ゞ
あっという間にテント前は取られて、やむなく角を挟んで釣ることになった。
sasapuuさんがこそっと「この角、鯛の巣窟やでね〜」とささやく。 
「ムフフ、やっぱり?」ほくそえむ私。これで鯛10匹は確定だわな。ガハハハハ

今日の一発目はキビナゴQをノーシンカーでフワフワと落としてやろうと決めていた。
ここ数日暖かったので、朝イチのまだ竿が入ってない状態なら青物がくるかも?と思ったのである。
ということで、子供の用意は後にして、まずは青物仕掛けにキビナゴQをつけて放り込む。
予定では途中からラインが横走りして、「青!」となるのだが・・・。
まっ、予定は未定であって決定ではない。ふん、どーせ、ダメだと思ってましたよー。(T_T)

「ブリにはアマゴ魚雷」、かつてこんな名言?を吐いた名人がいらっしゃった。
みなさん、鯛狙いのようなので、ここはまだチャンスがあるかもしれない(^-^ )
「アマゴ1号準備完了。発射ー!!」 ・・・・・・・「敵戦艦発見できず!」
名言と迷言は紙一重である。(爆)

虚しく揺れる穂先を見ながら、息子に鯛竿を渡して、自分の小物竿を取り出す。
今日は、いつもの改造飛竜では穂先が揺れて釣りにならんだろうと、先日好人甥さんに
頂いた「さぐり釣り3.3m」にやや硬めの穂先をつけたものを持って来ている。

これにラインを通そうとすると、三男が「根がかった」とのたまう。
いつものように8.5mに浮き下をセットしてあるので、底アミには掛からないはずだが・・??
とりあえず私の竿を後回しにして、三男の仕掛けを修復する。
まだ少しだけ、青物竿の穂先が入らないかなぁって期待しながら・・・・(笑)

出来上がった竿を渡し、今度は自分の竿を準備して、ようやくスタートだと思ったら
「また根がかった〜」。って、、なんでやねん!!(爆)
今までは、竿下8.5mは鯛の居場所で、根がかりなんて大丈夫だったんだけど、津波の影響で底アミが
吹けやすくなっているのか? そういえば、前回4号筏のときも三男は何度も網を釣っていたなぁ・・。

三男に私の竿を持たせて、またも子供の仕掛け修復作業に入る。
と、私の穂先がクンクンと反応を示した。
ウキ釣り主体の三男は何処で合わせていいのかわからず、竿持ちながら心配そうにこちらをみる。
「少し穂先を聞きあげて、グンッと来たらガツンとあわせろ!」と言うと
ちょっと穂先を聞きあげて、そのままスーと竿立てた。(爆)  

それでも竿が曲がっているので、何とか食ってくれたようだと、タモを用意するとパーンと竿がはじけた。
やっぱ合わせてなかったからなぁ・・・、やってくれました朝イチのバラシ(T_T)

あまり底網を釣ってもらってもいけないので、息子のも脈つり仕様に変更し、やっと自分の釣りに戻る。
先ほどのバラシで散ってしまったであろう鯛チャンを寄せるべく、しばらくエビ団子の素を打ち込んでいると
穂先に反応がでた。少し穂先を下げて付いていき、その後軽く聞き上げると食ってる感じ。
そりゃ!と合わせてやると、「ガツン」と軽い手ごたえがあって、すぐにバレテしまった。
アチャー、一番やってはいけないバラシ方。

「息子よ、どうだ見たか! これが究極の朝イチのバラシじゃぞ!」(゜O゜)☆\(^^;) バキ! 
ところで「朝イチのバラシ」って遺伝するんすかねぇ・・・(T_T)

これで完全にアタリは止まってしまった。折角の鯛の巣窟だったのに・・・(泣)
また最初からやり直しだと、一生懸命エビ団子の素を打ち返しながら、甘エビ、ボケ、オキアミ、シラサと試してみるが
全く反応なし。自業自得だでねぇ・・放流までダメかなぁ・・。
よし、放流後に期待して、今のうちにせいぜいエビ団子の素を打ち込んでおこう。

ふと息子をみると、15cmぐらいのマムシを1本掛けして投入しようとしているではないか!(◎-◎;)!! 
「キャー、止めてー、それめっちゃ高いんよー」(爆) 

8時ごろ最初の放流があった。16人の大筏だけあって、鯛を中心に結構な量が入った。
いままで打ち込んでおいたお陰か、エビ団子の素で、アタリはすぐに出た。
いつもと穂先が違うのでちょっと合わせどころが難しいが、しっかり付いていってからガツンとあわせた。
今度は大丈夫だろう。まあまあの鯛が上がって来て、無事タモにお入りいただいて、坊主脱出。
でも充分呑ませたつもりだたけど、口一枚。やはり真冬並みに相当食いが渋そうだ。

その後、息子の竿も曲がった。「しっかり待ってあわせたか?」と聞くと「大丈夫」という。
でもタモで掬った瞬間に針がはずれた。ふ〜っ、間一髪。ほんに渋いのお・・・。
なにはともあれ、これでとりあえず二人とも坊主脱出である。

どうやらここに鯛ちゃんが集まってきたようである。2月の「二人で20匹」の再現なるかな(^-^ )
甘エビでもう一匹釣り上げ、魚かし「こえび」でさらにもう1匹。
以前の「大将自慢の鯛」には及ばないものの、それでもまあまあの鯛である。

落ちていくラインの動きがおかしい、食い上げか?と聞き上げると、三男の竿も曲がっている。
絡んだか?あれっ、でもオイラのも食ってるみたいだけど・・・。
二人で巻き上げると、両方の餌を食った鯛が上がってきた。食い気があるじゃん。(笑)

息子の針を飲んでいたので、これは三男の釣果となった。
少しアタリが止まったので、棚をさぐりながらゆっくり落とし込んでいくと、先ほどより30cm上で穂先がもたれた。
でも、軽く餌を噛んでいるのは分かるのだが食い込まない。さて、どうしたもんか・・・。
よし、ここはsasapuuさんの真似をして「あげない釣法」をやってみよう!
ということで、ちょっとじらして「あげないよ〜」とやってやったら、「いらないもんね〜」と逃げていった。
「おいこらそこの鯛! そりゃ話が違うやろ〜」(爆)

もう一度先ほどと同じ棚に餌を置くと今度は食って来た。「最初から素直に食わんかい!」とバシッ!
ルンルンと巻き上げてくると途中でフッ・・・・。 ありゃまあ、やっちまったワイ。
でも浅いところでのバラシだから大丈夫だろうと、高をくくっていたらそれっきりアタリがでなくなってしまった。 
そ、そんなぁ・・・厳しいのねぇ世の中って・・。(T_T)

ここからは何をしてもアタリがない。試しに針をチヌ5号からグレ7号にしてみたが効果なし。
餌も頻繁にローテーションしてもダメ。5mぐらいから棚をゆっくり探ってみてもダメ。
三男はこの時点で戦意喪失。試しにお外でもやってみたら?と仕掛けを渡してやるが
しばらくやっても反応がないようで「もう帰ってもいいよ」って。オイオイまだ10時だぜ(^^;)ゞ
寒いし、釣れないしでは気持ちもわからんではないが・・・

ツバスは時々やる気のある奴がいて、周りではちょくちょく上がっているが、なぜか私のところには来ない。
そんなときY山名人から青コールがかかった。流石やなぁ・・・。
折角だから名人の雄姿を写真を撮ろうか、とカメラを向けたらパーンと竿がはじけた。
あれ?悪魔のレンズが復活かな?? まさかねぇ・・・
ちなみに、後半になってsasapuuさんが青コールしたときは、カメラに手をかけた瞬間にバラシていた。
やっぱ、このカメラは念力あるのかも・・(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

流石のY山名人も今日は苦戦されていて、私に「どうしたら釣れるんでしょう?」て。
いや、私に聞かれても・・そりゃ筋違いですわ〜(^^;)ゞ
Y山名人曰く、「まあ、これだけの人数乗ってますから、魚にはプレッシャーがあるでしょうねぇ。」
奥様の方も「なかなか釣れませんね〜」って。

すっかりやる気を失くして不貞寝を決め込んでいた三男だったが、Y山名人にワッフルを頂いて復活。
どうもご馳走様でした。m(__)m でも復活しても釣れないんだなぁ・・・(笑)

青物の放流船が来た。もうこのチャンスしかないだろう。
ほとんどのみなさんが活き餌を使われるようなので、イカのワタで勝負にでる。最近これで成功することがある。
でも、軍配は活きアジだった。(爆)  そして、この1匹だけで、続かなかった。

テント前の二人組みの方たちは12時に早上がりをされるらしい。このお二人はそこそこ釣っている。
息子が「ウチ達も12時に上がろうよ〜」とせがむ。今日は、寒さと活性の低さで気力が出ないらしい。

「1時に早上がりすると頼んであるから、もうちょっと待ってろ。それに今日は11時半に干潮で12頃から
 潮が動き出すから、そしたらまたここで食いが立つはず。だからそれまでがんばれ!」と励ます。
「えっホント?」と目を輝かせて聞きなおす。  「さあ、どうでしょう・・・・」(爆)  
 実は自分に「一縷の望み」を言い聞かせていたのである。(笑)

今日は乗り合い大筏で満員なので、魚を引っ張ることは止めようと思っていたのだが、
他の方もやっておられるし、活性が低く皆さん歓迎している感じだったので、私もちょっくら参戦。
三男に青物竿を持たせて、小イカやサンマを引っ張ってみたが、両隣の穂先が刺さっただけで
我が家の青物竿はピクリともせず。やっぱ8号ハリスでは太すぎるか?(笑)
ツバスは鯛仕掛けに来ているのか、結構筏でお祭りをしていた。ツバスで「青」と叫ぶには気が引ける、、
かといって、まあまあのツバスなので鯛仕掛けで完全に動きを止めるのは難しいしといったところかな。

12時以降のジアイを期待して、再びエビ団子の素を打ち込みことにした。
今日は、すでに2袋分を打ち込んでいる。ローテーションもそれなりにしているし、棚も探っているのだが・・。
残り時間もわずかとなったところで、久しぶりに穂先が入った。が、不意を突かれて見事にスカ(爆) 
そ知らぬ顔して糸を手繰っているとsasapuuさんがこちらを見て笑っている。 見てたのね〜(笑)
もう一度シラサを付けて放り込むが、今度はアタリがない。 通りすがりか??

置き竿にして片付けていると、「当たってるよ〜」って。(^^;)ゞ
しっかり、鈎を呑み込んで鯛があがってきた。ありゃ、釣れちゃった(笑)

お迎えの船が来たのでこれにて納竿。

本日の釣果
 私 鯛×4
 三男 鯛×2



当たった餌
 魚かし「こえび」 エビ団子の素、甘エビ、シラサ


久しぶりの1時早上がりで、途中数kmの渋滞はあったものの、4時過ぎには帰宅できた。
やっぱり、このぐらいの時間に帰れるのが、体力的には楽でいい。

今日は絶好のポイントに入ったはずだったのだが、私の腕ではこの釣果が精一杯。
今回、私の「引き出し」を全〜部開けてみましたが、中は空っぽでした。(大笑)

本日ご一緒いただいたsasapuuさん、Y山さんご夫妻、どうも有難うございました。

次回の釣行はたぶんGW。 ボチボチお外が楽しくなって来る頃かな?(^-^ )

そうそう、本日で子供料金を卒業する三男が、面白いことを言っていた。
よくご一緒する方達が、釣り大会で優勝者されたりする名人が多いので「僕も大会に出てみたいなぁ・・・」って。
どうも、なんか勘違いをしているようである。(笑)
「お外の分も得点されれば、上位にいけるかもよ。」だって。
「たとえお外が得点になったとしても、上位入賞なんかありえんよ〜」 鳶は鷹を産みません、ってね(笑)