2010年12月11日(土)    辨屋10号筏     天気・・・晴れ    中潮


5日の「釣り納め」以来、な〜んとなくモヤモヤしていた。
この日は仕事になるだろうと思って、遊びの予定を入れないようにしていたのだが、予想に反して「暇」になって
しまい、それはそれで問題ではあるけれど、「釣り納めPARTU」が頭にチラついていた。(笑)

そんな木曜日の夕方、辨屋さんの釣果欄に「11日キャンセルあり、あと8名OK」を発見!!
子供と二入分の予約を入れて電話を切るまでに1分も掛からなかった。(笑)
ところで、三男は付いて着てくれるのかな?? アイツ、満員の乗り合いは好きじゃないからなぁ・・(^^;)ゞ

掲示板に「11日出撃」を書いたところ、たちばなさんという方からご一緒しませんか?と書き込みがあった。
この方も息子さんとよく釣行されるらしい。子連れの「乗り合い」は色々と気を使うのよね〜。
私も「お仲間」がいた方が心強いので、ご一緒させていただくことにした。

すると、マナブンさんからメールが入り、11日は弟のおさむさんと辨屋に行くとのこと。ラッキー!!(^-^ )
6人一緒ならかなり心強い。これなら場所の融通も多少はなんとかなりそう。三男も坊主にはならんやろう。
前日の夜遅く、ロードさんから電話が入っていたことに気付く。私と同じ筏にご夫婦で予約されたようだ。
これで8人一緒だ。小筏ならほぼ貸切状態、大筏でも半分以上はお仲間だ。めっちゃいい感じ(笑)

当日は2時半起床、3時出発の予定だった。準備にもたついて布団に入ったのは午前1時。
1時間半しかないし、ワクワクで寝れないかなぁ・・・。
目覚ましがけたたましく鳴った。止めながら、『う〜んあと10分ぐらい・・・・・ムニャムニャ・・』と二度寝。
なんとなく胸騒ぎがして時計を見る。


ガビ〜ン 3時40分!!


またしてもやってしまった。10分のつもりが1時間10分寝てしまった。完全に遅刻じゃ〜(T_T)
息子をたたき起こし、荷物を積み込んで3時50分出発。

マナブンさんに「寝坊して遅れる」と電話を入れて、しっかりとハンドルを握り締める。
久しぶりの土曜日釣行、やっぱトラックの量がいつもより多い。前をどいてくれ〜(爆)
数日前にタイヤのバランスを修正してもらっておいて良かった。3週間前のパンク修理以降、
高速でちょっとハンドルが振れるのが気になっていたのだ。これなら快調だ(^-^ )

玉城ICの旭家で、前日予約しておいた「ウタセエビ」を1杯(1000円)購入。
今日は、先日、「ウタセ真鯛」でお世話になった篠島・雅一丸での「ウタセエビの付け方特訓」の成果が
釣堀でも通用するのかどうか、つまり「ウタセ真鯛 釣堀編」をやりたいのである。(笑)

魚かしに寄ると、なんと釣魚好人がいらした。ひょっとして好人さんも辨屋さんに行く事にしたのかな?と
ちょっぴり期待したが、相賀浦(おうかうら)の筏でカワハギ狙いとのこと。 やっぱり行かないのね〜(T_T)
今日は「お外」はしないと三男がいうので、釣堀用の餌だけにして、速攻、辨屋さんへ。
なんとか、6時丁度、ギリギリセーフで辨屋さんに到着。 よかった〜、間に合った〜、ホッ(^-^ )

マナブンさん兄弟、ロードさん夫妻と桟橋で談笑しながら、「たちばなさん」はどなたなんだろう?と探す。
次々と船が出て行き、人が減っていくと子連れの方が1組。 あっ、あの方達だ〜。(^-^ )
早速、皆でご挨拶させていただく。掲示板の書き込みでは、毎回大した釣果ではないようなことだったが、
実際お会いしてみると、そのいでたちからして相当な「使い手」であることは間違いなさそう。
息子さんもバッチリ決まっている。以前ご一緒されたK村さんが、ブログでこのお子さんを絶賛されていたが、
確かに見るからにして、ウチの三男とは全く別次元のお子さんと分かる。(笑)

私達8人は、10号筏で「貸切状態」にしてもらうことが出来た。
ロードさんが、「ブリやクエマスは入るの?」って辨姉さんに聞くと、あっさり「そりゃ無理やわ〜!」って。(爆)
8人とは言え、二人は子供、一人は女性だからね〜、とても「貸切料金」には達しておりませぬ。
「他の魚減らして、ブリを入れてもいいけど・・」とは言ってくれたが、特にブリを持ち帰りたい人もおらず(^^;)ゞ
私が、「せめてヒラマサは入れて〜」とたのむと、「まあ、1本やなぁ・・」って(笑)

船上の場所決めジャンケンでトモが勝ってしまった。さて、どこにするか??
「お外」をするなら南側が面白い。「内」でも南西角でもいい思いをしたこともあって南にしようかと思ったが、
息子は「今日はお外はしない」と言っているし、もし風が出て来たらウキ釣りのトモは投げ難くなるし、
私も柔らかい穂先でのアタリが分からなくなるので、無難なテント前で釣ることにした。

三男はウキ仕掛けで、餌は魚かし「しまあじ」。ただし3ヶ月ぐらい前の物・・(^^;)ゞ
私は小物竿の飛竜で、餌はもちろんウタセエビ。
誰が最初だったか、忘れてしまったが、朝の活性はシオを中心にそこそこあった。

たちばなさんは、予想通り相当な腕前で、朝からバンバン釣り上げていた。
小学校3年生の息子さんも自分で支度をして、さっさと釣り始めていた。
足元にイシガキを発見したらしく、イシガキ狙いのようだ。すぐに食わしたと思ったらイシガキとは違ったようだが
その竿さばきたるや、大人顔負けである。K村さんが絶賛されたのがよくわかる。私も、こんな子見たことない。(笑)
「小3」っていったらまだ9歳でしょ?  10歳ぐらいサバ読んでない?(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

さて、概ね皆さんなにがしか釣られ、残っているのは私達親子ぐらいになった。
いつものことなので焦りはしないものの、いい気分ではない。(笑)
そんなとき、私の穂先がやっと入った。ガッチリあわせると、ゴンゴンゴン。よし、釣堀でも「ウタセ真鯛」だぜ!(^-^ )
と思ったらちょっと様子が違う。あれっ?鯛にしては重いかな? 久しぶりなので、感覚が良く分からない。
すると一気に糸が出始めた。あれっ?ドラグ調整がおかしいか?エッ? コイツ、鯛じゃなくってカンパチか?

とりあえず「青かも?」コールを入れてやり取りをする。いくら辨屋の鯛が元気良くてもこりゃ鯛と違うわい。
しばらくやりとりして浮いて来たのは立派なカンパチ君。
三男がタモを持ってスタンバっている。そして、いよいよタモ入れ。ケツから掬ってスルリ・・・。(◎-◎;)!
「キャー! 止めてー! 頭から掬ってくで〜」(爆)
今度は頭からランディングして、無事カンパチゲッチュー\(^ ^)/ バンザーイ

残る坊主はわが息子殿。ず〜と魚かし「しまあじ」でシマアジを狙っており。アタリはあるそうだが鈎掛りしないとか。
そのうち、三男のアワセに竿が曲がった。鯛が食ったか? ちょっと走り出したのでシオかな?
サポートしながら、タモを持って待ってると、魚影が見えた。わっ!! ホントにシマアジじゃん!!(^▽^)
「慎重に行けよ、無理すんな」手のひらを返したように優しくなる私。(笑)
よく太ったシマアジが私の差し出すタモに入った。 「でかした!! 」 流石、魚かしフィールドテスター君(爆)

これで三男の坊主はなくなり、安心して「うたせ真鯛」に専念する。
しばらくしてまた穂先が入った。今度もよく走るが、重量感はない。シオだった。
シオの活性が高いのか、皆さんシオばかりで、真鯛がさっぱり上がらない。
「辨屋大将自慢の鯛」を釣りたいんだけどなぁ・・。ロードさんも鯛が釣れんなぁ・・って。

8時ごろだったか、最初の放流があった。鯛とイサキなど小物が入った。
これでようやく鯛が釣れるかな?と思ったら、そうは問屋が卸さない。

船のウタセ真鯛とは仕掛けが違うのでなんとも分からないのだが、糸を出して仕掛けをはらまして誘うやり方に
一番近いのはどんな誘いなんだろうと、上下左右ゆっくり動かしてみるが、全く鯛さんからは音信不通。
どうなんでしょうねぇ・・・???

潮止まりで、期待薄だなぁと油断していたら、またシオが食ってきた。 ウタセが好きなのね〜。
今度は明らかにひったくるアタリが出て、青コール。しばらくやり取りの末、魚影を確認。
ヒラマサのような(大きさから、ほとんどワラサだと思うが・・笑)・・・・、と思った瞬間ハリス切れ。 
ガビ〜ン!  さっきのシオでハリスのどっかに傷が付いていたかなぁ・・。(T_T)

ウタセエビは結構青物が食って来る。まあわかってはいたんだが・・(^^;)ゞ
実は、「うたせ真鯛」と言いながら、コイツにヒラマサが食ってくることをちょっと期待している。(笑)

2回目の放流は10時ぐらいだったかな? 本当にヒラマサを1本入れてくれた。(^-^ )
このときだけはウタセではなく、イカのはらわた。
穂先にコツコツと反応があるのだが、呑み込まない。送り込んでもテンションかけてもダメ。
そのうちラインがゆっくり動き出す。このままだと絡むよなぁ・・。諦めて合わせを入れてやろうかと思ったら、
どなたかが青宣言で、私も交えて4〜5人でお祭り状態(爆)
全員空振りかと思ったら、私のラインは動いており、やはり魚が付いている。でもさっぱり突っ込まない。
皆さんのラインを切ってもらってから思いっきり合わせを入れてやると、見事にスカッ(爆)
結局イカのハラワタの部分を食われて、ゲソだけが残って上がって来た。
鯛だったのかなぁ、それともシオ、ひょっとしてヒラマサ? まさかねぇ・・・・(^^;)ゞ

このお祭り騒ぎの間隙を縫って、たちばなジュニア君が青物ゲット。ホントに見事な竿さばきだ。(◎-◎;)!!
普通、子供が青物かけたらハラハラしてみていられないのだが、この子の場合全く関係ない。
今日は、ブッチギリの釣果を上げている「お父さん」だが、数年後には逆転されるかも(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

今度は、魚かし「かつおQ」を放り込むと一発で穂先が入った。ワラサである。
すんなり浮かせて、水面でバシャバシャしているのを一気に巻いてくると、パーンと鈎はずれ。(T_T)
8号ハリスなので、強引に取り込もうとしたのだが、ちょっと雑すぎた。反省!!

青物は浮いているので、そのまま「かつおQ」を入れると、ワラサが食いつくのが見えた。
しっかり呑んだのを確認して、「青でーす」と言いながら合わせを入れた。
と、一瞬だけ手ごたえを感じただけで、虚しく仕掛けが上がって来た。エッ?なんで?? 
ロードさんから「完全に食ったのに、なにしとんの〜っ?」て・・(^^;)ゞ
ハリスを見るとチモトではなく途中で切れている。ありゃぁ・・ハリスに結び目が出来てたんだなぁ・・。 
直前のバラシの後 点検しなかったからなぁ・・。なんとも「おそまつ君」(T_T)

3回続けて青物バラしゃ〜、もう私のチャンスはありませんわなぁ。(T_T)
ワラサと馬鹿にして、なんとも愚かなことをしてしまったわい。
みなしゃ〜ん、私一人で活性下げて、どーもゴメンちゃい。m(__)m

さて、青物の活性も落ち着いたので(^^;)ゞ  、再び「ウタセ真鯛」に戻る。
しばらくして、やっと真鯛を釣り上げることができた。いや〜大変長らくお持ちしておりましたです。ハイ(^-^ )
以前から辨屋の鯛は綺麗だと思っているが、今日のも大将が自慢するだけあって、本当に綺麗な真鯛である。
天然物を釣り慣れている人は「養殖なんて」と馬鹿にするが、ここの鯛はなかなかのものだと思う。

先日釣った天然真鯛を足の長いスレンダーな美しいお嬢さんとするなら、辨屋さんの鯛はポッチャリ系の
綺麗なお嬢さんといったところだろうか?(笑)
私はどちらかというとポッチャリ系が好きである。「キャンディーズ」なら絶対「好ちゃん」。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!
まあそんなことはどうでもよくって、とりあえず「ウタセ真鯛 釣堀編」もなんとかなった。まだ1匹だけど・・(^^;)ゞ

それからしばらく経って、また穂先が入った。またまた真鯛ちゃんかな?と思ったら、イシガキ鯛(◎-◎;)!!
ロードさんがあわててコケながらタモで掬ってくれた。ロードさん、サンキューでした。
石系は東側や南側とよく言うが、北西でも釣れるのね〜。 それにしてもこりゃ美味そうだなぁ(^▽^)

イシガキ君をスカリに入れていると、さらに穂先が入る。
「え〜、またイシガキ君?困っちゃうなぁ・・」 な〜んてはしゃいでいたら、シオだった。(爆)
これで、ウタセエビは使い果たしてしまった。
朝から青物放流時以外全てウタセエビで通してきたが、「ウタセ真鯛 釣堀編」は1匹だけに終わってしまった。
結構難しいのねぇ・・・。でもまあ 1匹でも釣れたから良かった。

しかし、不思議な事が一つ。船で真鯛を狙ったときは、ウタセエビが頭だけ残って上がってくることがしばしばあった。
船長はそれをみて、「鯛が食った跡だ」と言っていたが、今日は小さなアタリで丸々餌を盗られたことはあっても
頭だけ残ってくることはなかった。
合わせようもない、わずかなアタリでウタセを盗って行ったのは、鯛ではなくシマアジだったのかな??

ちなみに、この後、三男がロードさんからウタセエビを分けてもらって、それを剥き身にしたら
大きなシマアジが釣れた。48cmの丸々とした美味しそうなシマアジであった。
しかし、本日2匹だけなのに、2匹ともシマアジとは恐れ入りやした。(笑)

今日はシオをはじめワラサなどの青物系の活性がいいこともあって、全体的に鯛があまり上がってない。
みなさん、青物は手中にされていて、ヒラマサも たちばなさん、マナブンさん、ロードさんと3本上がっている。
たぶん筏で、ワラサ、カンパチ、ヒラマサで10本ぐらいは上がっているのでは?? シオは20本ぐらいか?

どうやら鯛は真ん中の底に避難してるようで、、鯛を釣った皆さんはウキ釣りでほとんど真ん中みたい。
4.5mの長竿を出そうかと思ったが、面倒なのでエビ団子の素で寄せることにした。
一袋分打ち込むとようやくアタリがでて、一瞬鈎掛かりしたもの、バレてしまった。最悪のバラシ方。(T_T)
その後はピタリとアタリがと止まった。はぁ・・・。

マナブンさん兄弟と、たちばなさん親子は1時に早上がりされるとのこと。
たちばなさんは兵庫から来ておられようで、片道230kmだって。こりゃすごい。とても私には真似できない。
いつもなら私もさっさと早上がりをするのだが、今日は土曜日。いつもの日曜日に比べれば渋滞は大したことない。
それに明日は休みなので、ゆっくりと魚もさばけるし・・・。と最後まで残る事にした。

早上がりされる間際、たちばなさんからちょっとした「ご提案」があった。
実は、たちばなさんがヒラマサを釣り上げたとき、私のカンパチと交換しましょうと言う話になった。
私には相当有利な交換条件だったが、三男がボソッと「カンパチが食べたいのに」というのでお流れになっていた(笑)
しかし「ヒラマサ〜」と始終喚いていた私を見るに見かねてか、帰りがけに10円玉と1万円札を交換するような
好条件の提案をいただき、「え〜っ、ホントにそんなんでいいの?〜」ということで、ありがたく頂戴した。ラッキー(^-^ )
今年は1本しかヒラマサ釣ってないけど、4〜5本もらったかなぁ・・。 ありがや、ありがたや m(__)m

さて、筏にロードさん夫妻と4人になった。1時間ではあるが超少人数貸切である。(笑)
飛竜のハリスが切れたので、久しぶりに「さぐり釣り3.9m」で鯛狙いをすることにした。 もう青物はいらんしね。(^^;)ゞ
餌はオキアミの抱き合わせ。私は、今まであまり釣堀では使わなかったのだが、筏でカワハギ五目なんかをやってると、
結構オキアミが活躍したりする。残り時間はこれでやってみよう。

三男はロードさんのウタセがお気に入りのようで、これを剥き身にてイサキをゲット。
私も誰もいなくなった東側から、やや南へ竿を振ると綺麗な真鯛が食って来た。

そしてこれが本日最後の獲物で、時間切れ納竿。こんどこそ「釣り納め」である(笑)


 カンパチ×1 シオ×3、真鯛×2、イシガキ×1

三男
 シマアジ×2 イサキ×1

当たった餌
 ウタセエビ、オキアミ、魚かし「しまあじ」

一番上の立派なヒラマサが、たちばなさんからの
いただき物。ご馳走様でした。m(__)m


今回は急な思いつきで、単独釣行での貧果も覚悟していたのだが、思わぬ「貸切状態」にしていただき
大変楽しく一日を過ごすことができた。 ご一緒していただいた皆さん有難うございました。m(__)m
「二人で10匹釣れるといいなぁ」と言いながら来たのですが、おかげさまで、我が家としては「大漁」と
言えるお持ち帰りになりました。\(^ ^)/ バンザーイ

私の今日のテーマ、「釣堀でのウタセ真鯛」。
ウタセがなくなるまで、ずーとこれだけを使っていたが、これで釣れた真鯛はたった1匹。(笑)
でも、こういう試みもなかなか面白いと思った。

さて、今まで子供と一緒に釣りをするのが楽しくて、長男から始まって、次男、三男と一緒に遊んで来たが
来年度は、三男もいよいよ中学生。たぶんもう付いて来なくなるだろう。
この10数年、「子供との遊びの手段」として釣りを楽しんで来たが、それも今回が最後かもね〜。
ちょっと寂しい気もするが、今日は天気もよく、お魚さんも遊んでくれ、筏の上でも活性が高く(笑)、
お陰様で良き「本当の釣り納め」となりました。(^-^ )