2010年9月22日(水)   辨屋6号筏    天気・・・晴れ    大潮


GWやお盆以外に平日釣行なんてしたことがなかったのだが、偶然この日が休みに出来ることがわかり
smileさんの貸切にご一緒させてもらうことにした。きっと凄いメンバーなんだろうなぁと思ってはいたが
案の定、海上釣堀の創成期を知る「重鎮」の皆さんが揃った。これは、えらいこっちゃなぁ・・・(^^;)ゞ

いつも前夜は「ワクワク 」状態になるのだが、今回はこのメンバーに心なしか緊張気味である。
「ちょっと場違いだったかなぁ・・」とも思いながらも、「まあ、取って食われるわけでもないし・・・」(爆)

大して眠れそうにないので、ちょっと早めに出発して23号を走って行くことにした。
いつもに比べると23号を走るトラックの量が多い。『あっ、そうか、今日は平日なんだ〜』
月がくっきりと浮かんでいるのが見える。『そういえば、明日は中秋の名月なんだ〜』なんて思いながら
のんびりと走っていると、津市内に入った。
ここで、ふと思い出したのが「無料高速」。あっ、津から伊勢道は無料じゃん! じゃあ高速に乗ろう!(^-^ )
こういう風に考える輩がいるから無料高速の利用客は増えるのね〜。
津ICに入る道は通り越してしまったので、久居ICから乗って玉城ICに到着。

9月も後半、この時期なら餌屋もコンビニも満員なのだが今日はガラガラ。
「これが平日釣行なのね〜」と、ちょっといい気分。(笑)
旭家で金魚、マツモトでアジ、サークルKで食料を仕入れて、魚かしに向う。

魚かしには、本日ご一緒させていただく ぼすにゃんさんとすーさん、そしてそのお友達2人がいらした。
「おはようございます。今日はよろしくお願いします」と店に入っていくと、ぼすにゃんさんがキョトン・・・
「あの〜、どちらさん?」(爆)
2度「ぼすにゃん杯」にも出てるし、お化粧もしているので、てっきり顔を覚えていただいていると思ったのだが(^^;)ゞ
なんと言っても相手は「重鎮」である。あらためて自己紹介をさせていただき、「あっ、そうか〜」って。 (^-^ )
すーさんからは、「僕は初めてですよね」って。「いえいえ、3年前のGWにご一緒させていただいてるんですが・・」
なんと言っても相手は「重鎮」である。(笑)

魚かしでは「しまあじ」という新製品が出ている。マッキーさん曰く、「究極のエサ」なんだそうだ。
そう言われたら買わずにはいられないよね〜。
先日、錦の筏で50cmのイシガキを釣ったエサも見せてもらった。「餌取りに強いエサ」である。
先月、一緒に錦の筏に行った時は生エビが一発でなくなったが、これなら三発は大丈夫って。
餌取りの多い釣堀でも使えるんじゃないの?って聞いたら、既に試されたようで、「餌取りには強かったけど、
本命も釣れなかった」そうな(爆)
そんな話をしていたらsmileさんと親爺さんが入って来られた。もちろん、顔は覚えていてくれた。(笑)

今日は放流祭ではあったが、辨屋さんの駐車場は空いていた。土日祝日ならこうはいかないだろう。
太郎さん、Wさんも来ておられてご挨拶をさせていただくが、気の弱い私は会話の輪には入れない。
なんと言っても相手は「重鎮」である。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

smileさんが網と柄を間違えてもって来てタモが使えないとのことで、私のタモを使ってもらう事にした。
私はもう一つ予備に持って来ていたのだ。そしてこのお貸ししたタモが後に幸運を呼ぶことになる。

9人で6号筏に渡してもらった。場所は「適当に・・」ということなので、どうしたもんかとテント前でウロウロしてたら、
太郎さんが「釣れるのはこっち」と呼んでくれたので、南西角に入った。
ここなら朝は潮上になるし、イシガキも狙えそうだ。(^-^ )

「勝手スタート」ということで、飛竜に糸を通していると、お隣のすーさんが、青コール。超早っ!!(◎-◎;)!!
「ちょっと回そうか?」といわれるので、飛竜を放り出して青物竿を用意していると、「あっ、・・・」って。
ちょっと掛かりが浅く、バレちゃったみたい。
皆さんから「あ〜あ、朝イチから青物バラして、これで青物沈んじゃったなー」とやんやの喝采?をあびる。
私もそうは思ったが、とても口には出せない。(笑)

先ずは飛竜で鯛狙いである。太郎さんはイシガキ狙いの様子。ところが、全く穂先は動かない。他の方もシ〜ン・・。
そのうちsmileさんの竿が曲がった。立派なシマアジである。その後立て続けに追加されていた。
さすがは「ゴッドハンド」。みんな釣れてないのに一人だけ「シマアジしか釣れんわ〜」って。
もちろん、「チョーむかつく!」なんて口に出して言えるはずもない。(笑)

こりゃ放流までなんともならんわと諦めて、お外の竿を1本だした。魚かしの撒き餌天秤釣りである。
しばらくして手のひらぐらいのグレが上がってきた。アジを期待してたんだが・・・。
その後は「中」を真面目にやっていて、ほとんど「お外」は出来なかった。

8時ごろだったか、最初の放流となった。ここまで私はボーズ。というか、ほとんどの皆さんがボーズだったと思う。
放流前にエビ団子の素を打ち込んでいた甲斐があったか、ようやくアタリが出て鯛をゲット。
「よっしゃ〜これで坊主脱出じゃ!!」  すぐに お隣からも「坊主脱出!!」の声が聞こえた。(笑)
今日は得意の「朝イチ」のバラシはしなかった。っていうかもう朝イチでもないし・・(爆)
最初は7mで当たったが、次は7.5mぐらいに棚が下がった。その後さらに8mぐらいで1匹バラシてアタリは終了(T_T)

皆さんもこのときはそれなりに釣っていたように思うが、しばらくしたらまた静かになった。
「1時間置きに放流してくれたらいのになぁ・・」と、すーさん。

太郎さんは、私の足元にウロウロしているイサキが気になるなるらしく、「イケチャン、オキアミ持ってる?」って。
すっかり熟成してしまったオキアミを渡すと、すぐに1匹ゲット。なかなかの良型である。刺身になるなぁ・・(^▽^)
私は虫餌でやってみたが、見向きもされず、熟成オキアミに替えたらすぐに食って来た。
イサキは南側1辺を行ったり来たりしており、すーさんやそのお友達も交じってイサキ狙い。
やっぱりオキアミが良いようで、私ももう1匹追加。太郎さんは「家族分釣らねば」と執拗に粘って結構釣っていた。

2回目の放流は10時頃だった。
このメンバーで果たして自分に青物が釣れるのか全く自信がなかったが、ここで外すと今日は無理かもしれない。
見渡すと活きアジが多いようだ。 ん?太郎さんはカツオかな?でも棚は竿1本ぐらい、浅めだなぁ・・。

ということで、私はイカのハラワタを2つ付けて7.5m近辺で誘ってみた。
するとコツコツとアタリがあったが、それからが食い込まない。テンションをかけてやるとラインがゆっくり動き出した。
周りから「もういいんじゃない?」という声が聞こえて、思いっきり合わせを入れて「青で〜す!!」(^▽^)
カンパチだといいなぁと思ったが、見えたのはワラサ君。
いつものようにライン8号、ハリス8号なので、やや強引に巻き上げやると、バシャバシャと首を振りながら上がっきて
すーさんの差し出すタモに収まった。すーさん、有難うございました。

それにしても、偶然とはいえ、このメンバーの中で「いの一番」で青物を掛けれたのは嬉しかった。ラッキー(^-^ ) v

その後、ぼすにゃんさんにもワラサがヒットした。今日は朝方少し釣りをされていたが、暑くなってからは
テントの奥に引っ込んで、もっぱら営業活動?に勤しんでおられたように思ったのだが(笑)、いざとなると
キッチリ決められるところは流石である。ワラサを上げたらまたテントの奥に引っ込まれた。(爆)

しばらくして、Wさんに本日2本目のカンパチが来た。流石「カンパチ大王」と異名をとった方だけのことはある。
smileさんが駆け寄りその雄姿を撮るべくシャッターを押した瞬間、パーンと竿が跳ね上がった。
いや〜、なんとも見事なタイミングであった。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

青物の反応も悪いので、シマアジを狙うことにした。中央7m付近に「エビ団子の素」と「しまあじ」を交互に打ち返す。
しばらくすると細かいアタリが出始めた。エビ団子の素で寄って来たのだろうか。
ここは「しまあじ」で勝負をかけようと、「コツン」で合わせると手応え充分。
「やったぜシマアジ!」と思ったら、赤く染まって上がって来た。
究極のエサ「しまあじ」は鯛も釣れるようだ。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

太郎さんの足元に大きなイシガキを発見(◎-◎;)!!
朝から何回も狙っていたのだ、全く反応がなかったのだが、いよいよその時が来たか?
岩カニを付けて棚を5mぐらいにしてしばらく待つ。・・・・でも全く反応なし(T_T)
「横に泳いどる時は食わんでなぁ・・」と太郎さん。 そういえば以前にもそんなことがあったような・・・。

一気に底ギリギリまで棚を深くしてみた。
するとどうだろう、穂先がグ〜ンと入っていくではないか! 『キター!! BIGイシガキ!!』(◎-◎;)!!
もう、心臓はバクバクである。イシガキにしてはまだ引きが足りないので 「もっと突っ込めー!!」と叫ぶが
それ以上穂先は入らない。ムム、何でだろう・・・。
BIGイシガキを信じ込んでる私には、「ちがうんじゃないの?」と言う周りの声は全く聞こえない。
念じながら待つことしばし・・・。 ピヨ〜ンと頼りなく穂先は跳ね返った(爆)
カニさんは見事に鯛にかじり取られていた。(T_T)

「幻をみたんだねぇ・・」 皆さんからとっても暖かい言葉をいただいた。(笑)

すーさんチームとぼすにゃんさんは1時で早上がりをされた。

先ほどの「幻」の正体を調べるべく、カニを付けて底ギリギリにいれてみる。
前回と同じようにグ〜ンと穂先が入った。今度は綺麗な真鯛が上がってきた。やっぱりねぇ・・・

Wさんが網を釣ってしまって、「あ〜あ、デンパチ釣っちゃた」とおっしゃる。
いつもならすかさず「辨屋で傳八屋は釣れんでしょう!」突っ込むのだが、相手は重鎮。
ひょっとして「マジ」だと拙い(笑)と、押し黙っていると、太郎さんが察して突っ込んでくれた。
新参者は気を使うのである。(爆)

そろそろ帰り時間も近づいた頃、親爺さんに
青物が来た。御歳80歳とのことであるが
生きていれば、ウチの親父と同じくらいかな?
フーフー言いながらも、ご自分で最後まで
格闘され見事ゲットされた。大したもんである。

しかし、困ったことになった。
実は、私は自分のワラサとsmileさんのシマアジを
交換してもらおうと、密かに企んでいたのである。

これで完全にシマアジお持ち帰りの目論見が
消えてしまった。う〜ん、まずいなぁ・・。

いよいよ時間なので片付けていると、smileさんがシマアジを私のスカリに入れてくれた。
タモを壊したお詫びとのこと。
朝、smileさんに御貸ししたタモは、タモと柄のつなぎ目が錆付いて途中で使えなくなってしまったのである。
要は私の管理不行き届きで、そんなタモを貸した私が悪いのだが、smileさんはそんな素振りを微塵もみせず
シマアジを下さった。なんか申し訳ない気分であったが、ありがたく頂戴した。

以前、釣魚好人さんのハタマスを掬いまくって、ハタマスをいただいたことがあり、また日比さんのヒラマサを
掬いまくってヒラマサをいただいたこともある。しかし、今日は一度もsmileさんのシマアジを掬ってないのに、
壊れたタモのお陰でシマアジをいただいてしまった。
これぞ「究極のタモ技」というべきか? (゜O゜)☆\(^^;) バキ!

本日ご一緒させていただきました皆様、どうも有難うございまいた。
大御所の皆さんとの釣りで、最初は大変緊張しましたが、お陰様で楽しく一日過ごさせて頂きました。
またご一緒する機会がありましたら、どうぞよろしくお願いしたします。m(__)m

本日の釣果
 鯛×5、ワラサ×1、イサキ×2


当たったエサ
 エビ団子の素、しまあじ、オキアミ、岩カニ、
 イカのはらわた


帰りは渋滞の心配もなく順調そのもの。
平日だから空いているだろうと、改装したばかりの御在所SAに入って見たが、満車で止めれず
やむなくそのまま出てきた。なんとかというドーナツを買って帰ろうと思ったんだけどなぁ・・・。

「平日釣行」。私にはとっても魅力的な響きである。
また来年でも機会があれば行ってみたいなぁ・・。(^-^ )