2010年8月7日(土)   辨屋 10号筏   天気・・・晴れ    中潮


5月に釣堀に行った際に、己の下手さ加減を嫌というほど思い知らせて、「釣堀は向いてないなぁ」と悟った。
そんなことで、釣堀に行く気にもならず2ヶ月ほどアジ釣りに興じていた。
アジは回ってくれば簡単に釣れるので、難しいことを考える必要もないし、「向上心」のない私には向いていた。

8月はどこに行こうかと迷っていたら、三男が「今度は釣堀に行きたい」と言い出した。
私はとても釣れる気がしないので気が進まないのだが、三男は私と違って、最近は釣堀でも「日の出の勢い」。
まあ単に、入った場所が良かったり、私のお仲間に恵まれて「お邪魔虫」してるだけなのだが・・(^^;)ゞ
そんなことで、「上手くなった」と完全に勘違いしているのだ。
だって、それまでは「乗り合いでは1匹のみ」が定番なんだから。(笑)

そんな頭を悩ましているときに、辧屋さんの「大人一人につき子供一人無料」という「夏休み企画」が発表された。
昨年、某人気釣堀がこの企画をやっていて、三男の友人家族と参加したのだが、そのとき「辧屋さんでも
この企画をやってくれればなぁ」と息子と話していたのだ。

そんなことで、我が家のためにあるような企画なので、「よし、辨屋さんに行こう!」となった。
私自信は相変わらず釣れる気はしないのだが、子供は「タダ」だし、この釣行で私のポイントカードが満Pになる。(^-^ )
「お外」と「中」の両方で遊べば、なんとかお土産ぐらいは確保できるだろうと思っていた。
当日は「三重釣り歩記会」がレインボーで行われる事になっていたので、「リベンジ」ということも考えなくもなかったが
貸切人数も足りているようだし、また「辛い目」に遭ってもかなわないので、「子供がタダ」を優先した。(笑)

釣行日前々日夜になって、次男も「行く」と言い出した。コイツが釣りにいくのは一年ぶりか?
喜んだのは三男。やっぱり兄弟でいくのは嬉しいようだ。ちょっと「財布に厳しい釣行」ではあるが、まあいいか(笑)
次男は、勘がいいのか釣り運がいいのかよく分からないが、私のように「ズッコケル」ことはあまりない。
それに、その強運で「目玉商品」を釣り上げることもある。今回ひょっとするとBIGイシガキを釣り上げてくれるかも(^-^ )

さて、「釣堀は向いてない」と気が乗らない私であったが、釣行が近づくにつれて段々高揚してくるから不思議である。
今回は「ユウヤ師匠」が一緒ということで、「安心感」があったのかもしれない。(爆)

次男の参加表明が釣行直前だったので準備にあたふたしたが、なんとか間に合わせて、当日2時半に出発。
最近は地元でほとんどのエサを揃えて行くので、玉城ではほとんど買うものがなかったのだが、ひさしぶりに
旭家で金魚とカツオを買った。出来ればカンパチが釣りたい。

その後、魚かしに寄る。マッキーさんは元気そうだったが、まだまだしばらくはリハビリが必要らしい。
「釣りはリハビリにならん」と医者から言われているらしいが、「また紀州にいくんです」って。
まあ、お仕事とは言え大変である。
「今日は一人?」と聞かれたので、「二人子供を連れて来てる」というと、「子供用のエサ」があるとの事。
なんでも、置き竿にしていても勝手に魚が食ってくるらしい。そりゃ三男にピッタリのエサだ。(笑)
マッキーさんからは「子供用だからね」と念を押されて、店をでる。
フフッ、店をでればコッチのもんだ。子供でも釣れるんなら・・(爆)

途中のコンビニや餌屋さんもそうだったが、辨屋さんの駐車場もガラガラだった。
この猛暑では釣りをする気にはならんわなぁ・。でも空いてる方がゆったり釣れて私は好きなのだが・・。
5時40分ぐらいに事務所にいくと、もう開いていて大将が受付をしていた。
6人で小筏に入れてくれるようだ。こりゃゆったりだ。(^-^ )  「近藤さんも来てるよ〜」と教えてくれた。
実は私もブログをチェックして知っていた。だから今日はタコテンヤに手羽先を持って来ているのだ。(笑)

桟橋のところで、辨屋さん常連のO名人にお目にかかった。
この方とは、なにかしらご縁があるようだ。同じ筏で釣ったのは2〜3度ぐらいであるが、レインボーでも
お目にかかったこともあり、以前は私の大好物のヒラマサをヒョイと下さったこともある。
生憎今日はお隣の筏だったが、桟橋で待つ間、エサの話などいろいろ教えてくれた。

私達は他の3人グループと一緒に10号筏とのこと。10号筏といえば、かつて「お外」でカンパチや中アジを
釣ったこともあり、南側の「お外」はなかなかあなどれないポイントなのだ。
内側はどうだったか、あまり覚えてない。(笑) ということで、上図のような釣り座となった。

以前、この筏で、三男の前で朝方鯛が食ったことがあるのを思い出し、先ずは「子供用のエサ」を試してみる(笑)
8.5mでククッと穂先が入る。「大人も使える子供用のエサ」でんな!と「筏第1号」を喜んでいると、

フッ・・・・

うっそー!、今日も一発目はバラシかよ〜、 鈎は刺さりのいい「閂真鯛」だぜー (T_T)

もういなくなっちゃたかなぁ・・と、今度はエサを変えて甘エビを投入。
8.5mへ辿り着く前に、穂先に反応が出る。充分待って、さらに待って「おりゃ!!」
今度こそ「筏第1号」じゃわい、とやり取りをする。とってもよくひく元気の良い鯛のようだ。
先ほどバラシているので、思わず弱気になってドラグを緩める・・・・と

フ・・・・

うそやろ〜。朝イチから2連荘かよー!! 今日はもうダメなのかなぁ・・。

次男の海映が曲がった。なかなか上がって来ないので、「青物か」と聞くと「鯛だよ」って。
バラシたくないから慎重に上げるんだって。
「こら、嫌味か!オレだって慎重にやり取りしたわ!」(爆)
結局「筏の第1号」は次男の真鯛であった。まあ、1年ぶりの釣行だから華を持たせてやろう(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

以前、カトキチさんご夫婦と一緒になったときは、4連荘バラシの後、つ抜けしたから、まだなんとかなるだろう。
鈎を「速攻チヌ」に換え、次男の方に竿を振る。(爆) 活性はいいようで、またまた穂先に反応がでる。
今度は慎重に「2段あわせ」をして 竿で充分溜めてひるまずにやり取りをする。
ようやく本日最初の獲物を得た。いつもながらここのは綺麗な真鯛である。

この1匹で三男の面倒をみる余裕が出てきた。(笑) 三男は何度も横網、底網を釣って往生しているのだ。
今日は前半下げ潮なので、三男の方は潮上になるはずだったのが、実際には潮は逆に流れていて
すぐに横網に掛かってしまうのである。またウキ止めが動いてしまって、棚ボケして底網を釣ってしまう。
ウキ止めはすぐに直したので、次男の方へ行けというのだが、なかなか動こうとしない。
どうも次男が「先ずは自分の場所で1匹釣ってからにしろよ〜」と冗談で言ったのが、ムキにさせてるみたい。(笑)
三男が網と格闘している間に、次男は快調に鯛を追加していった。

朝の活性が終わったところで青物竿やお外の竿を用意する。今日は内外あわせて3人で8本分だ。
この頃最初の放流があった。竿をセットしていて何が入ったか全く見てなかった。(^^;)ゞ
次男は相変わらず好調のようである。もう8匹釣ったと言っている。
私も放流後2匹追加して3匹。すでにスカリには鯛が10匹とスズキが1匹。
後はカンパチとシマアジとBIGイシガキが1匹ずつあれば、ご近所のおすそ分けも入れても充分だ。

この頃だったか、お隣の筏のO名人が、「イケチャ〜ン、釣れたぞー」とBIGイシガキを見せてくれた。
すんごいデッケ〜(◎-◎;)!! この前もBIGイシガキ持ったO名人の写真が出てたけど、流石やな〜。

今日はイシガキ、石鯛用にカニとマムシを持ってきている。そろそろイシガキタイムかな?
三男がカニを使ってみたいというので、「どうぞ」と渡す。するとすぐに「ワーッ!」と声がきこえた。
三男の穂先が突っ込んでいる。「根掛かりしたと思ったら、イキナリギューンってきた」らしい。
しっかり糸が出て行くので、こりゃBIGイシガキだな〜。(^▽^)

ややドラグを緩めて、慎重に上げさせる。糸が出ると「指が熱いよ〜」と三男が言う。
なんで?と見ると、スピニングリールの前でラインを指で押さえているのだ。
「なにを馬鹿なことしとる」というが早いか、プッツ〜ン・・・・。あ〜あ(T_T)

また食ってくるかもしれんと、私もカニとイガイをローテンションしてみるもアタリは出ず。
その後、対角線の北東角でオジサンが釣り上げた。 BIGちゃん、さようなら〜

すっかり意気消沈した息子は、青物狙いをすると言って、活きアジ付けていつものように
置き竿に。どれぐらいたっただろうか、ほとんど忘れた頃にウキが激しく動き出した。
「お外」で遊んでいる三男に、「トモー、来とるぞー!!」
先ほどBIGイシガキらしきのをバラシたので、竿の上げ下ろしを横で手伝いながら慎重に
上げさせる。カンパチを期待したが上がって来たのはワラサ君。
三男には生まれて初めての「青物」であった。やったね!!(^▽^)


私のほうは、とりあえず鯛は充分あるので、南東角で石物をじっくり狙うことにした。
イガイを6mぐらいに入れて置き竿にしておくと、穂先に反応が・・(◎-◎;)!!
来たぞ〜・・・・。  思いっきり入ったところで、おりゃー!!(^▽^)
ハリスは6号にしてあるので、切れる心配はない。
思ったほど突っ込まないなぁと思ったら、赤いのが見えて真鯛ちゃん。(^^;)ゞ
あれ?鯛はこんな浅いところにいたの? 

次男に鯛の棚は6mぐらいだぞと教えると、すかさず次男の海映が曲がる。
あっ、しまった、もう鯛はいらないんだった。(爆)

この後、カニやイガイで石鯛&イシガキ鯛を狙うも釣れるのは鯛ばかり。棚が違うのかなぁ・・??
そんなとき、隣の筏のO名人が、BIGイシガキをタモにいれてやって来た。
そして、「2匹目釣れたからあげるわ〜」って、私たちのスカリにドボンと入れてくれた。(◎-◎;)!!
キャー!!嬉しい!! マジで貰っていいんすか? いや〜本当に有難うございました。m(__)m
手段はどうあれ、これで本日のメインである「BIGイシガキ」は手に入れることができた。(笑)
やはり釣堀は「人間関係」か? (゜O゜)☆\(^^;) バキ!

青物放流後、鰯で誘っていると、ガツンと来た。「青でーっす」と叫んだら鯛が上がってきた。
前回つくづく思ったのだが、どうも私は青物に嫌われているようだ。(T_T)

青物は釣れんし、鯛はもういらんし、イシガキは貰ったし、で、あとはシマアジだなぁ・・。
ということで、エビ団子の素でシマアジ狙い。棚は7mと予測してエビ団子の素を打ち込む。
しばらくすると、穂先がツンとなった。ん?寄ってきたか?
再度投入すると、またもツン。すかさず合わせるとバッチリ乗って良型シマアジ君。
ムホホホ〜、シマアジの小気味良い引きは宜しいなぁ〜。狙い通りでチョー気持ちいい〜(^-^ )
追加を期待するが、次のツンで上がって来たのは真鯛だった。エッ?あのアタリであわせて真鯛・・??

一緒の筏の3人組が早上がりされて、1時間だけ3人で貸切になった。
こうなるといろいろやりたいこともあるのだが、なんせ竿が8本も出ているので私は片づけモード。

次男はテント前に入って鯛やシマアジを釣り上げる。もう充分あるからそんなに釣るなよな〜。

私・・「お〜い、今全部で何匹なんだ?」 
次男・・・「もらったのも入れて24匹じゃないかな〜」
私・・・「え゛ー、24匹もいるのー!? どーすんじゃそんな沢山」(◎-◎;)!!
次男・・・「あっ、また来た、タモ タモ」(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

お願い、もうこれ以上はやめてくでー。(T_T)  Kさん、早く迎えに来てくだされ〜(爆)

本日の釣果
私・・・鯛×9 シマアジ×1
次男・・・鯛×10 スズキ×2、シマアジ×1
三男・・・ワラサ×1


当たったエサ
 子供用エビ団子(笑) エビ団子の素、岩かに
 イガイ、シラサ、甘エビ(バニラ) 甘エビ(ニンニク)
 

(↑辨屋さんのHPより無断コピーしました。お許しを・・ )

今日は相当鯛の活性がよかったようである。
なんせ私が釣った鯛のうち5匹が石物狙いの大きな鈎に6号ハリスの置き竿で、思いっきり穂先が入った。
お外でタコも釣りたかったが、子供二人連れていくとそれどころではなく、結局置き竿のままで釣れなかった。
Kさんの話ではタコは誘わなければ釣れないそうだ。

それにしても合計24匹とはよく釣ったものだ。名人にしてみれば一人分の釣果ではあるが、我が家では
「ありえない」出来事である。こんなに沢山の魚をどうしたらいいのか途方に暮れてしまった。
幸い、一人だけ『乗り合いでは1匹』のジンクスを破れずに終わってくれたので良かったが、そうでなかったら
もっと大変なことになっていた。

ちなみにジンクスを破れなかった三男は、お盆休みにでもリベンジをしたいらしい。
「満Pカード」に「夏休み企画」を使えばタダで行けちゃうんだけど・・、いいのかな??(笑)

そうそう、今回の釣果写真が、ラッキーなことに一日だけ辨屋さんのHPのトップページを飾った。
こんなことは2度とないので、ここに記念写真を残しておこう(^▽^)

辨屋さん、有難うございました。お陰様で一日楽しく遊ばせて貰いました。
また、Kさんにも面倒をおかけして済みませんでした。有難うございました。m(__)m