2010年6月12日(土)    大住渡船 (双児島)    天気・・・晴れ   大潮


数日前から若狭方面の筏で中アジが釣れ始め出したので、ソワソワしていた。
どうもこの中アジとは縁が薄く、今年こそなんとかしたいと思っているのだ。
アジとは言え、20cmを超えると穂先が突き刺さるぐらいのいい引きを楽しませてくれる。

仏谷か泊かで迷っていたが、昨年TAKEちゃんから「この近辺の渡船屋さんでは仏谷の
大住渡船さんが親切でいいよ」と聞いていたので、木曜日に電話を入れてみた。

前日に100匹釣った人がHPに出ていたので、さぞ景気がいい話が聞けると思ったら大違いで
「確かに釣れてた人もいたけど、ほとんどの人が釣れてないんです。だからアジだけを狙いに
来るなら止めた方がいいですよ。」って。
でも釣れている人もいるわけで(笑)、時合いとかサビキの色とか、外道に何が釣れるのかなど
根掘り葉掘り聞いてみた。気持ちは行くばっかり・・・(^^;)ゞ
で、サビキはピンクの8号、時合いは朝よりも夕方、外道はキスにカサゴということが分かった。
筏は朝4:30〜夕7:30まで。しかし根性無しの我等親子には、とても朝から夕方の時合いを待つ
ことなど考えられない。できれば時合い直前に行って、パッパと釣ってサッサと帰って来たい
というのが希望なのだが、そうもいかないので、お願いして午後から乗せてもらうことにした。

朝7時半に出発し、敦賀ICから遠回りかと思ったが27号で小浜まで行く。11時過ぎに現地着。
ここは桶やスカリなどの貸し出しはしてないようだ。でも常連さんが桶を置いているようで
いくつか積んであった。女将さんが、「もう今日は来ないから使っていいよ」と言ってくれたので
一つお借りした。一応外道ねらいで、チヌ用団子も持って来たのだ(笑)

船頭さんに状況を聞くとアジは回ってないらしく、「チヌを釣るより難しいわなぁ・・」って。
でも「キスなら大丈夫ですよね?」って聞くと、「キスが食うのは朝だわなぁ」。
「・・・・・・・。」(^^;)ゞ
夕方の時合いに期待するしかないなぁと思っていると、船頭さんが追い討ちをかけるように
「天気のいい日は夕方遅くじゃないと食わんみたいだなぁ」って。う〜ん・・・マズイなぁ。

もう一組午後から乗られる方がご夫婦で来てらして、「アジはあの日だけ釣れたみたいで、
あとは全然釣れてないみたいですよ」って。こりゃ、 どえりゃ〜ヤバイがや・・・。(笑)


12時の見回りの船に乗せてもらい、いざ双児島へ。
今回仏谷の筏を選んだのはTAKEちゃんの情報もそうなのだが、よく揺れるといわれている
双児島の筏に一度乗って見たかったのだ。この凪の状態で、どんな感じなんだろうなぁ・・。

私達は昼に上がられる方達の筏に乗せてもらえるようである。
先ずはご夫婦が、若いカップルと入れ替わりで筏に乗った。話を聞くと、釣果は22cmのアジ1匹のみ。
う〜ん、ヤバイ・・、でも1匹は居たんだ。(爆)
今度は我等が3人の親子連れと交代して筏にあがった。「全然釣れんかった」とのこと。

乗せてもらった筏は、筏群の中でも最も沖合いに設置されており、下は岩場になっているとのこと。
カサゴがいるかな?? とにかく、全く明るい情報を得られないまま釣り開始。
サビキ、吹流し、胴突き、チョイ投げ、ズボ釣りの5本の竿を出した。
餌はアミエビ2個、、オキアミ、石ゴカイ1杯、シラサ3杯とクロダイの寄せ団子1袋を持って来ている。。

水深は20m。ポケット魚探では底から2m付近で魚はいるようなのだが、アジなのか??

アタリはまったくなかったが、そのうち息子の胴突きになんか食った。30cmぐらいはあったが
タモ入れ寸前でバラシ・・・。魚体が丸く見えたのでボラかなと思ったが、後にイシモチとわかる。
最初の獲物はチョイ投げに食ったチビカサゴ。次が私のエビ撒き釣りに食ってきた30cmのイシモチ。
その後が、これまたエビ撒き釣りに食ったカサゴちゃん。
このときは大きく穂先が入って合わせた瞬間に根掛かり。根に潜ったな?としばらく糸をフリーにして
ほかっておいたら、出てきてくれた。(^-^ )

アジは全く食ってくる気配がなかった。他の筏を見ても全く釣れている気配がない。
いよいよ夕方になり、吹流しもサビキに換える。こちらは白のサビキにしてみた。

6時半ごろ、この竿が突き刺さった。「ついに来たー!!」と巻き上げると20cmぐらいのアジ!!
「ついに時合いが来たぞー!!」とコマセを振るがその後が続かない。
7時過ぎに息子のピンクサビキの穂先が突っ込んだが、巻いてくる途中で痛恨のバラシ。

すると今度は私の穂先が入ったが、巻き上げすぐに外れてしまった。
まだ食うんじゃないかと、そのまま少し棚をさげたら食ってきて、20cmぐらいのアジをゲット。

なんとか息子にも・・と思っていたら、息子が「キター!!」って
こんどは無事ゲット、今までで、一番型がよかった。
折角時合いが来たので、止めたくなかったが終了時間となったので、納竿。
たった3匹だったけど、念願の中アジの顔が拝めてよかった。

帰りがけに船頭さんから、これ持って帰りなとチンタを2匹もらった。
他のお客さんからも、「魚が要るならあげるよ!」と声をかけてもらった。
これは丁重にお断りしたが、そんなに物欲しそうな顔をしてたのかなぁ・・・(笑)

ちなみに、ここは双児島への渡船料は大人3800円で子供は半額(小さい子は1000円)とのこと。
今日は昼からだったので、少しおまけしてもらっちゃいました。(^▽^)

それにしても双児島の筏はよく揺れた。概ね6畳ぐらいの大きさだと思うのだが、船の往来が多いこともあって
立っているのが結構大変だった。凪の状態でこれなら、ちょっと荒天になると乗れなくなるのも無理はないなぁと
思った。でもこれでどんな感じか分かったので穏やかな日にもう一度挑戦してみたい。

帰りは162号を使って帰ってきた。綺麗な道で、車も少なく快調に走れた。
現地を出発したのが午後8時ちょっと過ぎ、10時半には帰宅できた。