2010年4月3日(土)   辨屋9号    天気・・・晴れ、午後より風強し  中潮


当初、4月4日の「三重釣り歩記会in傳八屋」に参加する予定だったが、予期せぬ法事が入り断念。
その代わりの釣行日は18日にセットしたのであるが、なんかモゾモゾしていた。
そんな中、週半ばになって、土曜日が休みに出来そうな感じになってきた。

となると、「釣りに行くべきか行かざるべきか、それが問題だ・・・」(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

急なことなので、誰も一緒に行ってくれそうにない。かといって、一人で行くのはどうも不安である。
だって、もし青物が来たら一人でタモ入れ出来ないし・・、でも最近、青物なんて釣れたことないし・・(^^;)ゞ
それに、一人で黙々と釣っても面白くなさそうだし、でものんびりと一人で釣るのもいいかもしれないし・・。
どうしようかなぁ・・、な〜んて、金曜日の朝から堂々巡りをしていた。(笑)

夕方、辨屋さんのHPを見ると、物凄い釣果写真が目に飛び込んで来た。なんじゃこりゃ〜(◎-◎;)!!
そして釣果欄に「明日少しキャンセルが出ました。釣行出来る方はお電話を・・・」
 思わず電話に手が伸びた。「は〜い、釣行出来ます!」(笑)

仕事帰りにフィッシング遊へ飛び込んで、シラサ、甘エビ、爆釣液、小物を買う。
先日発売になった「海上釣堀 めちゃ釣れ」のDVDも買いたかったが、在庫無し。
よく売れてるのか?それとも、売る気がなくて在庫補充してないのか?
折角、明日の朝、辨屋駐車場で見ようと思ってたのに〜。(T_T)

家に帰ってドタバタと荷物を積み込む。なんとか2時間ぐらいは寝れるかな??
予定通り、2時間仮眠を取って午前3時に出発。

玉城ICに到着し、旭家でエサを買おうと思ったら、レジに凄い行列が出来ていた。
う〜む珍しいこともあるもんだと、これをやり過ごしてマツモトで買うことにした。
マツモトもそれなりに混んでいて、やっぱり釣りシーズン到来なんだなぁと感じる。

マムシとアジを買い、サークルKで食料を仕入れ、車を出そうとすると、カトキチさんを発見!!
「きょうはどちらですか?」と聞くと辨屋さんとのこと。「ご一緒しましょう」となった。超ラッキー!!(^▽^)

私には、あこがれている釣堀名人が何人かいるのだが、カトキチさんもその一人なのだ。
『一人で寂しい釣りになるかと思ったが、カトキチさんと一緒とはねぇ〜。』(^-^ )
ルンルン気分で魚かしに向う。
ここで、エビ団子の素と生ねり(キビナゴ)と漬けQミニパック、さらにお試しの新製品を受け取る。
ついでにマッキーさんの使っている「ウキ」を見せてもらった。
実は、魚かしフィールドテスター(笑)である三男が、次回棒ウキで釣ってみたいというのである。
好人さんにも聞いてみたのだが、どうもマッキーさんと同じウキを使っているような話だったのだ。

ウキの問題も解決したので、辨屋さんに向う。マッキーさんは今日は筏に乗るとのことだった。

辨屋さんの事務所に行くと、なんと「海上釣堀 めちゃ釣れ」のDVDが10本ぐらい置いてあるではないか!
こりゃいいところで見つけたワイと、1本買わせてもらった。
今日の釣りには間に合わないが、次回の参考にさせてもらおう。(^-^ )

今日は9号筏に8人とのこと。大筏でギューギュー詰めを覚悟していたが、小筏8人ならゆったりだ。(^-^ )
どうやら、カトキチさんの小筏希望が通ったみたいだった。
場所はカトキチさんの助言を受けて上図のようになった。いわゆる「石鯛シフト」って奴かな?(笑)

とりあえずズーム竿にハリスを付けて、甘エビを投入。その間に飛竜を準備する。
すぐにカトキチさんの竿が曲がり、綺麗な鯛が上がった。流石やなぁ・・。

すると、私のズーム竿の穂先もツンツン、スーって。『おおっ、こりゃ幸先いいワイ!』
よっこらしょ!とあわせを入れて、やり取りをしていると「フッ」っと軽くなった。
ゲゲッ、やっちまったー、1発目のバラシ・・・。う〜ん嫌な予感・・。

飛竜の準備ができたので、竿を持ち替え甘エビで探ってみる。
すると、底付近で「ククッ」 「おりゃー!!」(^-^ )   どうやら嫌な予感は杞憂だったようだ。
これは鯛の引きだなぁと、やり取りをしていると、「プッツ〜ン・・・・・」  えっ??
見るとハリスがチモト付近で切れている。めっちゃ嫌な予感×2・・。(^^;)ゞ

最近、鯛を釣っていてハリスが切れることが時々ある。3号ハリスだから鯛には充分だと思うのだが・・。

西側の方が順調に鯛を抜きあげているので、やや西側寄りに竿を振る。(笑)
そしたら、すぐにアタリが出た。「おりゃー!!」
今日の朝イチは、「めっちゃ嫌な予感」を吹き飛ばすぐらいの高活性のようだ。ラッキー!!(^▽^)

あれっ?ちょっとシマアジっぽい引きだなぁと思ったら、途中でフッっと軽くなった。
ガビ〜ン!×3
今だかつて、朝イチから3連荘でバラシたことなんぞ一度もない。もうダメだ・・今日は絶対坊主だ。(T_T)

しかし、幸いにもまだ西側の方は順調に釣れている。ひょっとしたらまだチャンスがあるかも・・。
折れそうになった心を再度奮い立たせて、またしてもやや西側に振り込む。
すると今度も「ククッ」。もう絶対バラシたくないので、思いっきり穂先が入るまで待って渾身の「おりゃー!!」
今度こそ間違いない、やっとボーズ脱出だ!と胸をなでおろした瞬間、「プッツ〜ン・・」  

ガビ〜ン、ガビ〜ン、ガビ〜ン、ガビ〜ン!!

仕掛けを見ると、チチワで結んだハリスの結び目から切れている。
この前もこんなことがあった。いったい何が原因なんだろう。?? 全くわけがわからん。
いずれにせよもうダメだ。これで完全に今日は終わった。(T_T)
朝イチから4連続バラシなんて、もう釣れるわけないじゃないか。お家に帰りたいよ〜。(T_T)

半泣き状態で完全にしょげていると、カトキチさんが奥さんに合わせ方のアドバイスをしてるのが聞こえた。
「・・・2度合わせをすればいいんだよ・・・」  フムフムなんだって?? 「ダンボ」になる私・・・(笑)

カトキチさんに聞いてみると、最初からあまり強く合わせる必要はなく、2度合わせをすればいいとのことで、
逆に合わせが強すぎるとハリスが切れてしまうらしい。な〜るほど。(^-^ )
私は今まで、兎に角、「おりゃー!」と最初から思いっきりあわせていた。
どうもこの「おりゃー!!」が拙かったのかもしれない。
よし、これからは「スッ、ムギューン」(笑)ってな感じで、2段階の合わせでやってみよう。

しかし、これほどバラシてしまって、まだ魚はいるだろうか??
西側の方は相変わらず、順調に鯛を抜きあげている。  おおっ、まだあの辺は活性があるぞ!
ああっ神様、私のためにどうもありがとう!(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

やや遠慮がちに(笑)西向きに穂先を振る。「ククッ」、「スッ、ムギューン!」 綺麗な真鯛が見えた。

「お願いです、真鯛様。どーか、はずれないでタモにお入り下さい!!」と、そっとタモを差し出す。
「しゃぁないなぁ・・、おみゃーさんに釣られたるわ」という『真鯛様』の声が聞こえたような気がした。
ようやく、ほんとうにようやく、スカリの中に1匹『真鯛様』が入った。
遠路はるばるようこそおいで下さいましたなぁ・・、ほんに永らくお待ち申しておりましたぞ。m(__)m

これで調子付くかと思いきや、次のあたりでもう一度バラシてしまう。
朝はバラシ防止のため少し大きめの針で(チヌ5号 真鯛9号)を使っているのだが、
これが返ってあだとなっているのだろうか?
まあ、それでもボーズは免れたので、このバラシはさほど堪えなかった。(爆)

カトキチさんは「マグロの養殖をテレビで見てヒントを得た」という自家製団子で順調に釣果を伸ばして
おられた。でも、釣られた鯛の後ろを着いてくるツバスに「コイツが騒ぐとやっかいだなぁ・・」って。
どうも、ツバスを刺激しないように釣っておられるような感じであった。

さて、今日の西南近辺は、食い気のある鯛の巣窟になっているようで、私がこれほどバラシて活性を下げて
いるのに、さらに食いついてくる。未だかつて経験したことのないような「ウルトラ高活性」である。
そんなことで、この活性の良さに助けられて、放流までにさらに4匹の鯛をゲットした。

数十分前まで、「もう諦めて帰ろう・・」と半べそ状態だったのに、気づいて見れば放流前に鯛5匹。
今までにない快挙である。もし、バラシがなかったら・・・もう「つ抜け」してるじゃん。
まあ、そうならないところに私の「奥ゆかしさ」がある。(爆)
このころになると、さすがに活性は落ち着いた。

放流は8時半ぐらいだったろうか? 鯛を中心に石鯛も2匹はいったが、すぐには活性は上がらなかった。
9時頃、筏に乗ってるマッキーさんから電話が入った。「どうですか〜?」って。
「生ねりキビナゴバージョン」が好調であることと、新製品は今のところ反応なしであることを報告。
マッキーさんはカワハギ2と真鯛1らしい。
「すこし余裕が出来たら「お外の部」もやってみま〜す。」と電話を切った。

しばらくして飛竜の穂先が反応し始めた。
ククッ、「スッ、ムギュー!」で鯛を2匹追加する。
この合わせ方の方が、「おりゃー!」と大きくあわせるより、小さい当たりを取り易いようだ。

私の「おりゃー!」合わせは、両手で竿を持って一気に天を突くようにあわせるものだった。
(実際にそうなっているかは別にして、本人はそのつもりでやっている(笑))
これをやり始めたのは、「魚を掛けたらすぐに上の棚に引き上げるように」と教えられたからである。
その理由は・・・「海上釣堀 めちゃ釣れ」DVDをご覧くださいね〜。(^-^ )

でも、とても大げさにあわせるので、小さなアタリには固まってしまって(笑)対応できなかった。
単に反射神経が衰えているだけの話かもしれないが・・。(^^;)ゞ
しかし、これなら「スッ」と軽く合わせて、「ムギュー」で再度あわせながら魚を棚からいち早く引っ張り
あげることが出来る。

今日の場合、「おりゃー!で」4連敗、「スッ、ムギュー」で7勝1敗。明らかにこれがいい。
ついに「名人への扉」がひらいたかもなぁ・・(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

さて、すっかり活性も落ち着いたので、「お外」にも魚かしの「まき餌天秤仕掛け」を出しておくが、
今日はウミタナゴちゃんは来てくれない。
やっぱりフィールドテスターの三男じゃないとだめかなぁ・・。(爆)

暇なので、イカを引っ張ってみた。するとカツンと前アタリが来た。ゆっくりと横に誘う。
カツン、カツン、とまだ着いて来てる感じ。「食い込めー!」と念じると、穂先がギュンと曲がった。
「青です!」と合わせを入れたが、手ごたえはあったのの、すぐに外れてしまった。

『くっそ〜、きっとツバスだな。エサが大きくて食いきれんかったんだ』と思っていたら、カトキチさんが
「あのイカなら食ってきたのは、きっと大物やに〜」って。ぐやじい・・もっと待たなきゃいかんかった。

名人への扉が『ギィ〜、バタン』と閉まる音が聞こえた。(T_T)

さらに暇になったので、ノーシンカーでシラサを落としてみた。
すると5mぐらいで穂先が入った。カトキチ夫人も竿が曲がったので絡んだのかと思ったら、ラインは別方向。
私にはツバス、カトキチ夫人には真鯛だった。


しばらくして2回目の放流を迎える。一番最初は西側の方だったと思う。
この方は朝から好調に釣っておられるのだが、全くタモを使わず、全て抜きあげている。
ツバスの時も掬ってあげようと思ってタモを差し出したが、ズボッっと強引に抜いて、宙に浮いたツバスが
私のタモに入った。(笑)

しかし、今度はワラサなのでそうはいかんだろうと、タモをもってスタンバっていた。
ワラサも浮いてきてまもなく私のタモに入ろうとしたとき、思いっきり竿をあおって針が飛んでしまった。
もったいない・・・。そんなにあわてなくても・・・(^^;)ゞ

その後、カトキチ夫人がカンパチをヒットさせて、さらにワラサもゲット。
カトキチさんもイワシで誘って見釣りでワラサをゲット。 もう、夫婦で格好良過ぎるわー。(^▽^)


結局青物タイムはこれで終了。ここ数ヶ月私の青物竿は全く出番がない。
あっそういえば、1月に釣ったけ、傳八屋さんでカサゴを1匹・・・。(T_T)

さてその後は静かな時が続く。カトキチさんは石鯛を狙っているようだが駄目みたい。
私も「石鯛セット」をもって、西南角に座り込んで30〜40分ぐらい粘ってみたが全反応無し。
今日は4mぐらいまでしか見えないが、全く浮いて来ない。う〜ん残念。

今日は1時早上がりのつもりだったので、ボチボチ片付けに入らなければ・・。
ヘロヘロの活きアジが1匹残っていたので、こいつに漬けQを塗りたくった秋刀魚の切り身を抱かせて放り込む。
さ〜て、お片づけを開始しよう!

するとカトキチさんが「当たってるぞ」と自分の青物竿の穂先を見つめている。
よく見ると私の穂先もピクピクしている。あれ?アジが絡んだかな?とあげてみると、4人がからんでいる。
「な〜んだアジか・・」と思ったら、「誰かのには付いてるぞ・・・」って、カトキチさん。

一人、二人、と絡みが外れていくと、私のラインが走り出し最後の一人も外れた。
おおっ、おいらのに付いとるんじゃ!(^▽^)   思いっきり合わせを入れなおして戦闘開始。
竿は4号、道糸ナイロン8号、ハリスもフロロ8号なので余裕のよっちゃん。
ほとんど糸を出すことなく竿でためていると、程なくして浮いてきた。
西側の方がタモ入れして下って、丸々としたワラサ君を無事ゲット。
本当に久しぶりの青物君。シーパラ君が無用の長物にならんですんだワイ。(^▽^)

残り時間はあと15分ぐらい。飛竜とマムシだけ残して全て片付けた。
西側の方がツバスを上げて、それに何本か付いて来ていた。
特にツバスが欲しかったわけではないが、当たりは欲しい。(^^;)ゞ
それにあと1匹で「つ抜け」だし・・

ってなことで、浮いてきたツバスの目の前にマムシをたらすと1発で食ってきた。
むほほほ、いただきや〜す。とスカリにお入りいただいた。久しぶりの「つ抜け」達成じゃん!
さて、そろそろお時間もよろしいようで・・・、ここいらで納竿でやんす。(^-^ )

本日の釣果
 鯛×7、ツバス×2、ワラサ×1


当たった餌
 生ねり(キビナゴ) 生エビ、シラサ、マムシ
 活きアジ+漬けQサンマ


桟橋で辧屋姉さんから、「写真撮りましょか」って
確かに私としては大漁なのだが、写真に撮ってもらうにはショボ過ぎるような・・(^^;)ゞ
でも、これを逃すともう一生ないかもしれないので、撮ってもらうことにした。
大将からも「どうやったね」って。「DVDのご利益か久々の二桁ですわ」といったら笑っていた。

今日は一人で心細い釣行となるかと思っていたが、カトキチさんご夫婦とご一緒できて
とても楽しく過ごせた。いろいろ勉強になったし、カトキチさんには本当に有難うございました。
また機会がありましたら是非ご一緒ください。

それにしても、今日は完全に「活性」に助けられた一日だった。
あれだけバラシまくって、二桁なんて奇跡としか言いようがない。ボーズでもおかしくなかった。
偶然、私の前にやる気満々の鯛がいてくれて、本当にラッキーだった。まさに鯛様様!
いつもは釣れないんだから、たまにはこんな日もあっていいよね〜。(^◇^)

土曜日ということもあり、渋滞もなく帰りも順調そのもの。4時前には帰宅できた。
やっぱりこのぐらいの時間に帰れるとありがたい。

さて、帰ってから早速例のDVDを辧屋さんのところだけ見た。で、感想は・・
おっやっぱり、あっそうだった忘れとった、、えっ?そんなことまで? ってな感じでした。(笑)
DVDを見て自分の課題も見つかったので、早速次回試してみよう。

そうそう、前回ご一緒になったY夫妻がマッキーさんと一緒に写っていた。
あのご夫婦、すごい方達だったのね〜。知らんかったわ〜(^^;)ゞ