2010年3月14日(日)   辨屋9号筏      天気・・・・晴れ    中潮


毎年この時期は、「]デー」が気になるところだが、今だに一度もめぐり合ったことはない。
今月は、この日ぐらいしか行けそうもないので、「大当たり」を期待して予約を入れた。
なんせ、今年になって辨屋さんでの私の釣果は、1匹と2匹。(T_T)
もう「]デー」にでも当たらない限り、とても3匹以上は釣れそうにないのだ(爆)
でも、「12日が]デー」とお告げ(笑)があり、「14日は?」とのこと。ヤバイよなぁ・・(^^;)ゞ

13日にマルヨに釣行される釣魚好人さんからも、「大丈夫か?」と心配して電話を頂いたので
最悪の場合は「保険屋さん」になってもらうようお願いしておいた。(^-^ )

当日は2時半に出発し、久しぶりに国道23号で礫浦を目指す。
玉城ICの旭家には予定通り4時45分に到着。ここで、アマゴを4匹購入。
店内で、前回辨屋さんに釣行したときにヒラマサを下さったO名人と会う。本日も辨屋さんとのこと。

マツモトで、アジ5匹とマムシを半分を買う。
今日は石鯛は狙わず、コツコツと真鯛を釣るつもりなのだが、まあ万が一のために・・。(^^;)ゞ
魚かしで前日にお願いしておいた餌を受け取る。昨日マッキーさんが傳八屋さんで青物連発させた
「生ねりカツオバージョン」も入れてもらった。
マッキーさんが、「今日は辨屋さん空いてるかなぁ・・、空いてるなら行こうかなぁ」って。(^▽^)
「確かHPでは”余裕あり”だったよ〜」、ということで、ご一緒することになった。ラッキー!!

辨屋さんに着くと、すでに沢山のお客さんで、とても「余裕あり」って感じではなかった。
私達は9号筏に10人とのことで、船に乗り込む。
出船の際に辨屋姉さんが、「乗り合いですから1本竿でお願いしま〜す」と大きな声をかけていた。

釣り座は上図の通り。入りたかったテント前に上手く入れた。
早速、子供に小物用の仕掛けを渡して、自分の小物竿飛竜をセットする。
万年・・・・さんから「黄色甘エビ」が鯛に大人気と聞いて、今日はニンニク味とバニラ味を作ってきた。
息子も私も、先ずはこの甘エビでスタートする。

で、ここからの記憶がとっても曖昧なのだ。(笑)  なんせ、だ〜れも釣れないのだ。
筏で初めて釣ったのは三男だったが、それが放流前だったか後だったか・・?? (^^;)ゞ

最初の放流は鯛とシマアジと石鯛だった。全部で30匹ぐらいかな?

三男は「置き竿&完全向こうあわせ釣法」なのだが、これに鯛が見事に食ってくれて筏の第1号となった。
餌は「生エビ+ミック」だったとのこと。彼はいろいろ餌を混ぜるのが好きなのである。
その後、もう一度ウキが入り、穂先までピクピクしていたので、「早くあげろよー」と言ってやったのだが
息子は「もう少し・・・」と待っている。そのうち穂先がピョコンと跳ね上がり「終了〜!!」。(爆)
これ以降、彼のウキは沈む事はなかった。
ああ、そういえば沈んだっけ、餌が大きすぎて・・・(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

私も息子が釣り上げてしばらくして、ようやく鯛を1匹釣り上げた。
餌は「エビ団子の素+生ねり」で、冷解凍を繰りかえした熟成もの(笑)

この頃、西側と北側で鯛の活性が上がった。
西側のご夫妻は立て続けに竿が曲がり、マッキーさんもあっと言う間に鯛を4匹釣り上げた。
マッキーさんは、太仕掛けで、ゴボウ抜きするように釣り上げてしまう。
まさに「ガンガン釣る」感じだ。いつものことながら見ていて圧倒されてしまった。
そして、私もドサクサに紛れて鯛を2枚追加した。(^-^ )

鯛の活性は短時間で終わり、またも静かな時間が流れる。
そんな時、すぐ横でマッキーさんの竿がビュンビュン唸りを上げ始めた。
「ひょっとして、シマアジのアタリですか?」と聞くと、ニコッと笑いながら「棚7m」って。

ここでズーム竿に持ち替える。1890円で買った中古磯竿をズームに改造したのだ。
「インナー用のスプレーを吹くとスムーズになるよ」とsasapuuさんに教えてもらったのだが、
そのスプレーを買うのが勿体無くて、ウチにあったボナンザを代用で吹き付けたら逆に
滑りすぎてちょっと具合が悪い。う〜ん、ケチるんじゃなかった・・(爆)

マッキーさんの場所から真ん中付近を回遊しているに違いないと、エビ団子の素で真ん中を攻める。
何投目かでカツンとアタリが出た。いつもなら、さらに食い込みを待ってからあわせるのだが、
今回はマッキーさんを見習って、ここで「ビュン!!」(^▽^)

「ガツン」と手ごたえがあり、一気に走り出した。えっ??青??
念のため「青かもしれません」と宣言して、やり取り開始。でも、すぐにシマアジと判明。
45cmの丸々としたシマアジ君。狙って釣ったのは何年ぶりだろう? 超ウレピー!!\(^ ^)/

(マッキーさん撮影 『魚かしHP』より頂きました)

さらに追加を狙ったが、これでおしまい。マッキーさんから「横取りされた〜」と嬉しいお言葉・・(笑)

2回目の放流があるも全く活性は上がらない。青物は朝方西側の奥さんがカンパチを1本釣っただけである。
前日傳八屋さんで青物爆釣したという「エビ団子の素+生ねりカツオ」を投入するとアタリがあったので、
思いっきり青コールするも、釣れたのは底網にへばりついた「切れた仕掛け群」・・・(T_T)

この頃だったかなぁ・・。「アジ使いのおじさん」に僭越ながら一言アドバイスさせていただいたのは・・。
このオジサン、朝方の辨屋姉さんの言葉が聞こえなかったのか、途中から2本竿となった。
でもスカリの中は空っぽだったので、気持ちもわからんではないなぁと黙って見ていた。

青物の竿は4mぐらいだろうか、これに「アオリでも釣るのか?」と思われるほどの立派なアジが付いていて
時々対面の方と絡んでいた。絡まれた方が何も言わないので、私が意見するのも如何なものかと思っていたら
ついに私も巻き添えに・・・。(^^;)ゞ
市販の仕掛けだろうか?3号ぐらいの錘がたった一つ。「これじゃ軽すぎるよ〜」と優しく申し上げた。
メーカーさんも考えて欲しいものである。「青物仕掛け」って書いてある奴でも3号とか4号のウキだもんね〜。(T_T)

「メーカーさんの仕掛け」と言えば、魚かし「まき餌天秤釣り仕掛け」である。(笑)
筏の中にはとっくに愛想をつかした三男は、先ほどから「お外」でこの仕掛けを
使ってがんばっていた。

彼はどちらかというと「お外」の方が得意である。以前の正徳丸でも彼の青物竿が
沖に向って泳いで行ったし、前回の辨屋でもお外の大物に竿を1本持っていかれた。
本人は、「あれはきっとワラサに違いない」と言っていた。(^^;)ゞ
私としてはワラサなら「中」で釣ってもらいたいのだが・・(爆)

そのうち、「おお、重たい!!」って。20cmぐらいのウミタナゴが上がって来た。
その後も2匹追加する。 最後(←)は25cmの立派な奴だった。

(マッキーさん撮影。 『魚かしHP』より頂きました)

この仕掛けの面白いところは、まき餌天秤もそうなのだが、針が2本付いていて、バラすことがないところだ。
今回のタナゴも、1本は口に、もう1本は頭に刺さっていた。
大アジ狙いには面白いかも。今後が楽しみである。

さて、つい数年前には、魚かしを「さかなかし」と読んで笑わせてくれた三男ではあるが、この仕掛けでウミタナゴを
3匹釣り上げたおかげで、二人目の「魚かしフィールドテスター」の認定を受けることになった。
ちなみに、一人目は、マッキーさんの近所に住む小学生のまだ可愛らしい女の子らしい。(笑)
本人は、この認定をうけて「おおっ凄い!!、フィールドテスターだ〜!!ヤッター!」と大そう喜んでいたが、
「ねぇお父さん、ところで、フィールドテスターってなに?」(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

外では賑やかだが、中はヒマヒマ状態で、ダラダラしていた。マッキーさんも鯛4匹から全く釣れない。
そんなとき電話がなった。「ゴッドハンド」からだ。(^▽^)   「どうですか〜?」って。
「あきましぇ〜ん」と状況を伝ると、狙いどころをアドバイスしてくれた。

「よ〜し、がんばるぞー!!」と気合を入れなおして、マッキーさんとエビ団子&生ねりを打ち込むも反応無し。
こりゃ、どうもダメですなぁ・・・(T_T)

お昼となり、私はボチボチと片付けモードになる。
前回渋滞でひどい目にあったので、今日は釣果に関わらず最初から1時早上がりのつもりだった。
マッキーさんも早上がりするとのことで、「魚は持っていって」とのこと。ラッキー!!(^-^ )

好人さんやマナブンさんからも前日の悲惨な情報を聞いていたので、「保険」どころではないわなぁと
思っていたが、これだけあれば充分である。

竿を1本だけ残して全て片付ける。残り時間は約20分。狙うは石鯛(笑)
鈎を換えて、青虫をつける。・・・反応無し 。次にマムシを付ける。棚は5mぐらい。
上からのぞいていた息子が、「1匹なんかいる!」って。確かに1匹黒っぽいのがみえる。石鯛?石垣?
「シマシマが見えた」と息子が言った瞬間、穂先に反応が出た。クンッ、クンクンッ、ズボッー!! 
完璧な石鯛のアタリ に渾身の「おりゃー!!」(^▽^)
最後の最後で狙い通りの1発。たまにはこんな幸運もあっていい!!(^-^ )
今年も石鯛ちゃんにお目にかかれました。

本日の釣果  私:鯛×3、シマアジ×1、石鯛×1
        三男:鯛×1 ウミタナゴ25cm頭3枚

当たったエサ
        エビ団子の素+生ねり、エビ団子の素+生ねりカツオ、生エビ+ミック、マムシ

お外のウミタナゴ
    仕掛け・・魚かし「まき餌天秤仕掛け」、付け餌・・シラサ

帰り際に、西側の奥さんに残ったマムシなどを貰っていただき、棚など得意げに語って筏を去った。
帰宅後、辨屋のHPを見てビックリ。このご夫妻は辨屋さんの常連で、いつも太公望を賑わしてる方たちだった。
そんなご夫人に、得意気に話してしまい、なんともチョー恥ずかしい。(^^;)ゞ
たぶんこれはご覧になってないと思うが、大変失礼しました。m(__)m

今日は、息子と二人でまたまた撃沈したらどうしようかと心配していたが、マッキーさんがお付き合いしてくれて、
とても楽しい一日となった。息子も「お外」で釣れたので、充分楽しかったようである。 
青物はダメだったけれど、シマアジ、石鯛混じりで3匹以上釣れたので、良しとしなけりゃね。(^-^ )
マッキーさん、どうも有難うございました。m(__)m


今日は早上がりで人が少なかったこともあり、辨屋姉さんから「○○さん、どうでした?」と
声をかけてくれた。へ〜、私の名前、覚えていてくれたんだ〜、って、ちょっと嬉しかった。
また駐車場でも大将が、「○○さん、どうやった?」と声をかけてくれて、これまたビックリ。(◎-◎;)!!

最近辨屋さんでの成績が悪いので、そろそろ鞍替えしたほうがいいのかな?と思っていたが
こうやって覚えてもらっている事がわかると、「また行っちゃおう」という気になるから不思議である。(^^;)ゞ

「今日は立派なシマアジが釣れましたよ!」と大将に話したら、先日の津波の被害を教えてくれた。
なんでも、秋に向けて「3kgクラスのシマアジ」を育てようとしてらしいのだが、それが先日の津波で
全てやられてしまったらしい。本当に残念そうに話しておられた。
陸にいる自分にとっては「たった数十センチの津波」のイメージだったが、海で生きてる人たちには
あまりにも大きな爪あとが残っていたことを改めて知る事となった。

さて、早上がりをしたので、帰りは順調だろうとおもったら、「事故渋滞」にまきこまれ鈴鹿ICを過ぎた
ところで完全に止まってしまった。結局1時間以上余分にかかってしまった。
なんとかならんか、東名阪!!