2010年2月21日(日)  辨屋4号(大筏)    天気・・・晴れ   小潮


今月は魅力的な釣行のお誘いもあったのだが、この日ぐらいしか都合がつかず、
行こうかどうしようか迷っていたら、sasapuuさんから「私、21日空いてますけど・・」という
「悪魔のささやき」が掲示板に書き込まれた。
こうなれば迷う事はない。鈎を呑み込むぐらいの勢いで食いついたった。(笑)

そして、この「ささやき」は連鎖反応を起こし、さちさん、マナブンさん、さらにマナブンさんのお友達で
迫間浦釣堀の常連、I名人と、次々に釣られて行ったのであった。
おそるべし、sasapuu印の「悪魔のささやき」・・・(爆)

当日はマナブン号に迎えに来てもらい、マナブンさん、I名人。私と3人で礫浦を目指す。
最近は寝過ごすと沢山釣れるのだが、今日はキッチリ起きれた。大丈夫だろうか・・(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

今の辨屋さんは、鯛、シマアジはもちろんのこと、石垣鯛、石鯛、ヒラマサ、鰤、ヒラメなど高級魚が入っている。
そして一番の楽しみは「殻付き牡蠣」である。今日はこれで牡蠣フライが食べたいのだ。(爆)

出発間際にパソコンを開くと、好人さんのお知り合いという方から攻略法が書かれたメールが入っていた。
お名前はなかったが、おそらく辨屋さんの常連で、毎回「太公望」を賑わしておられる方であろう。
見ず知らずの方からもご心配をいただいて、大変有り難いことである。m(__)m

前回、傳八屋さんで久しぶりの「ツ抜け」はしたものの、最近の私の釣果は惨憺たるものである。
特に一昨年以降、私の辨屋さんでの釣果は、1〜2匹が当たり前になってしまった。
(注:他の方は釣れているので、「辨屋さんが釣れない」ということではありません。念のため・・・笑)

それ以前は、放流分ぐらいは釣れていたのに、いったいどうした事なんだろうか?、原因がさっぱり分からない。
できればHGと呼びたいぐらい気に入ってる釣堀なのだが、これだけ「肘鉄」を喰らわされるとちょっと悲しい。
いくつになっても、「片思い」は辛いものなのだ。(爆)

久しぶりに旭家に寄り、マムシ、アマゴ、活きイワシ、アジを共同購入する。
その後いつものように魚かしに寄って、前日お願いしたエビ団子の素と「お外用」の撒き餌を受け取る。
魚かしの「新製品の仕掛け」で、なんとか「お外」でも釣果を出したいんだけどなぁ(^-^ )

今日は4号大筏に9人で上げてもらった。
sasapuuさんから「北側〜東側でしょ」聞いていたが、皆さん思うことは同じで、結局上図のようになった。
でも、私の場所は、石系を諦めれば、鯛などは沢山釣れるはず。石系はマナブンさんのところへ遠征すれば
いいし、『ベストポジションを取ってしまったワイ』と密かに喜んでいた。

さちさんは「今日は本気で釣る」って言ってたけど、実は私もこっそり「本気」なんだよね〜。(^-^ )
先ずは、ハリスを付けるだけにしてあった「兼用竿」に甘エビを付けて放り込んでおいて、小物用の飛竜を
準備する。この間、ウキが沈んでくれればもっけもんだが、そうは問屋が卸さない。(^^;)ゞ

準備が出来たところで飛竜に持ち替える。とりあえず何でもいいから早く1匹釣りたい。
そうすれば気持ちに余裕がでるし・・・。
前回の傳八屋の時のように竿を3.3mにして甘エビで探ってみる。この前はこれでアタリが出たが・・・。
う〜む、扇状に探ってみるも全く反応がない。

それに引き換え、「本気」のさちさんは、朝イチからガンガン竿が曲がっている。
それほど場所は変わらないのに、なんでさちさんだけ??  思わずスリスリとにじり寄る私(笑)
でも魚が釣れるのはさちさんだけで、私は底網・・・。  んが〜(T_T)

「棚は底でエサは虫エサ」というので、私も真似してみると、穂先がコツンと来て、次にスパッと入った。
ちょっと鯛のアタリ方ではないなぁと思ったら、肉厚のシマアジちゃん。(^▽^)

今日はタモを新調して来ているのだが、釣りたい気持ちが逸って、まだ使い易い長さに調節してなかった。
そんなことで、上手く掬えずにオロオロしていると、さちさんがズバッと掬ってくれた。
アタリ餌や棚も教えてくれるし、魚も掬ってくれるし、本当に頼り甲斐のある”男前”だ! (゜O゜)☆\(^^;) バキ!

シマアジをスカリに収めると、sasapuuさんの声がわずかに聞こえたような気がした。
「最初にシマアジ釣ると・・・・・」   ゲゲッ、「悪魔のささやきだ」。聞こえんかったことにしよう。(笑)

シマアジが釣れたということは、ここが回遊ルートに入っているわけで、まだ釣れるかも?
ということで、団子、シラサ、青虫と餌をローテーションしていると、シラサにコツンときた。
そして、もたれるような穂先の動き・・・「おりゃ!!」 。 これは真鯛ちゃんであった。
今度は、程よく伸ばした新しいタモで掬った。これでタモの「筆おろし」?もできたわい。(^▽^)

しかし、ここからお暇な状態になってしまった。それでも放流前に2匹。
目の前でガンガン釣りまくるさちさんが気に入らないが(笑)、私としては上々のスタートである。
この調子なら今日もイケルだろう。「まあ、放流待ちだな」と、このときは楽観していた。

しかし、放流後もさっぱり当たらない。兼用竿で中央を狙ってみるも反応はない。
結局なすすべもなく、2回目の放流を迎えてしまった。

今日はアジ、イワシ、アマゴと私にしては珍しく活き餌を買ったのだが、アジはM氏がスカリに入れ損ねて
半分ぐらい逃がし、その後、残ったアジも私がスカリを海に入れ忘れたことで全滅。(爆)
また、イワシもスカリの網の目に突っ込んで、半分が死んでしまった。(^^;)ゞ

そんなことで、いつものようにサンマ、イカの腹、サヨリ、などの死に餌で臨むも反応無し。
頼みのアマゴ魚雷も不発。今日もダメダメなのよね〜。(T_T)

この日、青物を釣ったのは常連のO名人と、マナブンさんだけではなかったろうか。
O名人の前では青物が浮いて来たようで、すかさず食わせて、さらにマナブンさんも参戦して鰤を仕留めていた。

O名人とは、今まで2〜3度偶然ご一緒したことがあり、毎回今日の私の場所でスカリを満杯にしておられた。
今日は珍しく東側なので、たぶん石垣鯛&石鯛を狙ってのことだろうが、「数」ではこちらに軍配があるだろうと
朝から思っていた。しかし、現実は全く違っていた。石垣鯛をゲットされていたのは勿論のこと、鯛、シマアジ、
ツバス、ヒラマサなど、ガンガンに釣られてスカリの中は凄い事になっていた。
朝の渡船の中で、『坊主覚悟で石系を狙って東側に行くか、鯛中心の数狙いで北側ないし北西角を取るか』と
考えていた私の浅はかな思惑は、この名人に完全に吹き飛ばされていた。

私の方は相変わらずヒマヒマ状態。このままでは拙いので「場所作り」をしようと、円月殺法で一生懸命
エビ団子の素を打ち返してみるが、その後探ってみてもアタリが出せない。
ムムム・・・まだ足りないか??

昼過ぎだっただろうか、マナブンさんの角で石垣鯛が釣れたので私も出かけてみることにした。
I名人も上手に見釣りで2匹食わしていた。どうも、くわえた瞬間にあわせを入れるようである。
石鯛の場合は思いっきり穂先が突っ込むまで待つイメージがあるのだが、石垣鯛は違うんだなぁと
ちょっと意外に思った。しばらくの間、時々姿を見せる石垣君にドキドキしながら糸を垂らしてしたが、
結局私の餌には食いついてくれなかった。どうも、私の餌はお気に召さないみたい・・(^^;)ゞ

私がこうして石垣鯛に遊ばれている頃、私の釣り座ではマナブンさんが鯛を釣っていた。
あれれ? 今になってエビ団子の素が効いてきたのかな?? (T_T)

時計を見るとすでに1時を回っている。そろそろ片付けに入らなければ・・・・。

アマゴが残っていたので、「出会い頭」を狙ったが、世の中そんな甘くなく、青物竿もお片づけ。
最後に残した飛竜で、コーナーを狙う。 先ほどから、sasapuuさんが鯛を釣り上げているのだ。
sasapuuさんは最初の小さなアタリであわせているが、私は瞬間的に穂先に「カツッ」と来ても
体が反応できない。(笑) そして、「カツッ」の後の軽い押さえ込みで合わせると底網・・・・(T_T)
「んが〜、こんなアタリにゃ〜着いていけねぇよ〜」、ってことで、結局このまま終了してしまった。

今日も釣った魚は2匹だけ。でも失ったハリスを数えると、「辨屋」を釣った回数は「ツ抜け」していた。(爆)
私にはなかなか微笑んでくれない辨屋ちゃん。オイラのことが嫌いなのかなぁ・・・・ハァ(T_T)


本日の釣果

 シマアジ×1 (青虫)  真鯛×1(シラサ)


ところで、今日の私の場所には確実に魚がいたはずである。
その証拠にコーナーを挟んだ反対側のさちさんは、しっかり「ツ抜け」し、さらに終盤、sasapuuさんも
私の角で鯛を怒涛の勢いで釣って行かれたからね。
そんなことで、今日は、つくづく「腕の差」を思い知らされた1日だった。マジで凹むなぁ・・・(T_T)
さらに、いつも私が釣れない東側で、いとも簡単にスカリを満杯にしてしまったO名人を見て、
「やっぱ、釣る人はどこでもちゃんと釣っちゃうのね〜」と強く思った次第。

釣堀に魚の偏りがわかってるけど、せめて魚影が薄そうな場所でも放流分ぐらいは釣れるように
なりたいし、また、濃い場所なら軽く「ツ抜け」出来るぐらいの腕前にはなりたいと思っている。
今日の場所でたった2匹とは、ちょっといただけないよねぇ・・・・トホホ(涙)

帰りに牡蠣を買って、桟橋で2匹の釣果を大事にクーラーに入れていると、O名人が青物を1本入れてくれた。
それも私の大好物のヒラマサである。「いつもHP見せてもらってるから・・・」って。もう感謝感激!!
本当に有難うございました。m(__)m

ちなみに当日の夜は予定通り牡蠣フライ。美味しゅうございました。
翌日からはヒラマサ三昧。これまた大変美味しゅうございました。(^▽^)


それにしても「HG」までの道のりは険しいのう・・・・(^^;)ゞ