2010年1月10日(日)   辨屋 3号大筏    天気・・・晴れ   長潮


昨年12月初旬のレインボーをドタキャンしたので、2ヶ月ぶりの釣堀である。
辧屋さんには昨年の10月以来約3ヶ月ぶり。
昨年は、辧屋さんをHGにしたいという思いがあって、意識的に偏った釣行をしてみたのだが、
思いの外その壁は厚く、なかなかHGと胸を張れるほど釣果を稼げない。
今年は、なんとかしたいなぁと思っていた。

そんな中、1月10日の日曜日に本年第一回目の「三重釣り歩記会」を辧屋さんで行うこと知った。
またそれが焼き牡蠣などのBBQ付きという。
日曜日で、辧屋さんで、満pカードOK、さらにBBQ付きといえば、私の為にあるような企画。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!
亡き義母の四十九日前という後ろめたさは若干あったものの、「義父母の場合は30日で忌明け」と言う説もあり、
これを「大義名分」として三男を連れて出かけることにした。

エサはあらかた揃えて家を出ているので、マツモトでマムシ半分とボケ10匹を買う。
青虫を持ってきているので、マムシはなくてもよかったのだが、石鯛の放流が始まったということで、
まだ食いついてはこないとは思ったけれど、ちょっと助平根性が出た。(笑)

その後、魚かしによって前日お願いしたエサを受け取り、しばしマッキーさんと雑談。
マッキーさんは、最近秘密兵器を携えて筏釣りに通っており、なかなかの釣果上げているらしい。
そしてこの秘密兵器の開発もいよいよ佳境を迎え、どうやら近々全国発売の運びとなるらしい。
筏釣りだけでなく、ボート釣りでも使えるらしく、発売されれば私も是非使ってみたいものである。
いや〜楽しみ、楽しみ。(^-^ )
今日は辧屋さんでご一緒なので、「では、後ほど・・」と店を後にする。

辧屋さんの駐車場に着いたのは5時過ぎだった。あまり寝れなかったのでちょっと早めに家を出たのだ。
今日は渋滞を避けるため「13時早上がり」のつもりなので、車の出しやすい堤防側に停めてしばし休憩。

5時半過ぎに周りがザワザワし始めて、皆さんとご挨拶。
しばらくして真っ暗の中、1番船が出発。あれじゃ仕掛けは見えんわなぁ・・。
sasapuuさんはキッチリ夜釣り用のヘッドライトをつけている。さすが常連(笑)
我等は薄暗い中、3番船で3号大筏に上げてもらい、場所は「焼き方」の赤ちゃまを除いてくじ引き。
上図のような釣り座となった。。

まずは、子供の鯛竿をセットし、私の兼用竿、小物竿を用意しようとすると、「最初はキビQで始めたい」と
いうので、あわてて息子の青物竿をセットする。
ここで好人さんの合図で、一斉スタート。 ヒョエ〜、オイラは間に合わないよ〜(^^;)ゞ
鯛の活性が高いようで、あちこちで竿が曲がっている。子供はいきなり横網を釣って竿を曲げている・・。(爆)
「今は鯛の地合いだ」と釣り上げた辨屋を切って、息子に鯛竿を持たせる。

私は自宅でラインを通しておいた兼用竿にハリスを通し、キビQを付けてを放り込んでおいて、
焦りながら小物用飛竜のミニクロガイドに糸を通す。「鯛の時間じゃ〜、早くしなっくちゃ・・」(笑)

と、私のウキがなくなっている。「おおっ、当たってんじゃん」、小物竿を放り投げて、大合わせを入れると、
思いっきり「スカッ」・・。ガビ〜ン。
今日は低温対策で、真ん中の底が狙えるようにと、久しぶりにウキ仕掛けを使ってみたのだが、
どうもウキ釣りはあわせがようわからん…(T_T)

ようやく飛竜の準備が整ったときには、モーニングサービスは「終了しました」の看板。
「ケチケチせんと1匹ぐらいなんとかしてよ〜」と、上から下までエサをローテーションしながら探ってみるも、
全くアタリなし。皆さんも「完全に終わったみたいねぇ・・」って。
ここのモーニングは時間厳守らしい。(T_T)

早くもお暇になったので、お外用に「せとうち 3号3.3m 穂先改」を1本出しておく。狙いはメバルちゃん。
でもちょっとポイントが違うかなぁ…
三男によると、時々シラサがかじられているらしく、何かはいるみたい・・カワハギか??
カワハギの仕掛けも持ってはいるが、あまりいろいろやりすぎてもなぁ・・。(^^;)ゞ

sasapuuさんが、石鯛が見えたというので、ちょっと時間的には早すぎると思ったが
他も釣れそうにないので、マムシを付けて5mぐらいに置いてみる。でもやっぱり反応なし。

1回目の放流は鯛、シマアジ、石鯛が入ったが、すぐには活性は上がらなかった。
飛竜でエサをローテーションしながら、探っていくが全くアタリがない。
蛍イカをつけたときに、わずかに穂先が軽く押さえ込まれたが、すぐに元に戻ってしまった。
たぶんイカの足を軽く噛んで、すぐに離したのだろう・・超渋い

北側でアタリが出始めたので、早速息子に移動攻撃をさせる。「沢山、釣って来いよ〜!!」
マッキーさんと好人さんの間に陣取り、待つことしばし・・。すると見事に鯛がヒットし、好人おじちゃんに
掬ってもらって坊主脱出。これで、親子で丸ボーズはなくなった。(笑)


この時点でボーズはJackyさんと私だけ。
青物が浅場で素早くヒラを打つのが見えたので、青物を狙ってみるべかとサンマを引っ張ってみる。
案の定、何本かワラサ級が付いて来た。でもサンマは大きすぎて食わない。
なんとなく、やる気はありそうなんだけど…。
イワシやキビQなど、エサを変えながら青物を誘ってみたが、結局ダメそうなので諦めた。
でもこの後、しばらくしてJackyさんが活きアジでヒラマサを釣った。
誘い上げたらすぐに食ったそうな。  流石やなぁ…

そして、お決まりのように、ボーズは私一人となった。
なんか、毎回こんなんばっかなんですけど・・、指定席か??

マッキーさんが見かねて、生エビを持って来てくれた。今日はこれでよく釣れているそうだ。
それではと、これで探っていると本当に「アタリ」が・・・(^-^ )
でも見事にスカしてしまって、さらに坊主街道を単独トップで突き進む。
もう追っかけてくる「ライバル」はだれもいない。目指すは区間新記録じゃ〜(゜O゜)☆\(^^;) バキ!


2回目の放流では最後に大きなブリが1本入った。
最初に竿を曲げたのは、河内のおっさんだったかなぁ・・??
ちょっと、この辺りの順番は記憶があいまいなのだが、さちさんにブリが来た。
今日は「お姫様」釣行らしいのだが、この「自称お姫様」は只者ではなく、筋トレで鍛えた左腕で
ヒョイとブリを釣り上げる「超男前」なのだ。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

このブリにもう1本ブリが付いて来ていた。アイツを狙うにはどうしたもんか・・
一番アピールできるエサはなんだろう??
ということで、サンマを底から引っ張り上げてみた。すると、思惑通りさっきのブリが1本だけ追っかけてきた。
水深1mぐらいでサンマをゆっくり反転させると、グルッと回って大きなサンマをくわえた。
思わず「ブリが食ったー!!」叫んでしまった。(笑)

サンマを呑み込んだブリは、そのまま一気に突っ込む。
私も穂先で付いていき、竿に十分重みがかかったところで、「青でーす!!」と大あわせを食らわした。

「バチンッ!!…・」

・・・・・いったい何が起こったのか全くわからなかった。
確かに感じていたブリの重みが、あわせを入れた瞬間、なんの手ごたえもなくなってしまったのだ。

「ブリが食った〜!」とか「青で〜す!!」とか大騒ぎをしておきながら、切れた糸を風になびかせて、
竿を持ったままボケーと突っ立っている私に、周りの冷たい視線が…。(^^;)ゞ

「アイツあんまり釣れないから、ついに妄想まで出るようになっちゃたのねぇ・・」(爆)

「あわせ切れ」
今までも浅いところで青物を食わしたことはあるが、こんなことは初めての経験だ。
ラインを手にとって見ると、結束部ではなく見事に道糸が切れている。
ラインは傷ついてなかったはずだが、対戦相手が今までとは「モノ」が違うということか?
でも、8号ナイロンラインがこんな簡単に切れてしまうものなのだろうか…。
竿の角度が悪かったのかなぁ・・・???
♪〜なんでだろう〜、なんでだろう〜、ななななんでだろう〜 (超古ッ)

しばらく放心状態だったが、気分を入れ替えて「坊主逃れ」に移動攻撃することにした。
テント前のマッキーさんの横にお邪魔虫。竿は過密状態ではあるが、わずかな隙間に生エビを入れる。
ククッ、スーッと穂先が入っていった。「おりゃ!」
マッキーさんも同時ヒットで、私とマッキーさんの間にあったしんさんの仕掛けを巻き込んで3人でお祭り騒ぎ。
それでも、マッキーさんはシマアジ、私も真鯛を無事ゲット。
10時58分。ようやく坊主街道から脱出することができた。よかった〜・・ホッ。

よ〜し、これで安心してBBQに専念できるワイ。(^▽^)
sasapuuさんの釣った鯛の塩焼きや焼き牡蠣、あっぱっぱ貝などを頂く。美味いなぁ〜
あっぱっぱ貝はコンロに乗せると口が開いたり閉じたりする。なんかそれが「アッパ、アッパ」と
言ってるみたいで面白いなぁ。なんて冗談を言ってたらアッパ貝がバチッと弾けて殻の破片が飛んできた。
ン? 怒ったか??(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

テント前に人が集まり、だれもいなくなった南側1辺。
私の釣り座で竿を出し始めた澤ちゃんが、あっという間にシマアジゲット。う〜んやっぱり腕なのねぇ・・(^^;)ゞ

私はテント前のコーナーで2匹目の鯛を狙っていた。
すると、赤ちゃまがコンロの前で三男と話をしているのが聞こえた。
「ああ見えて、トモ君のお父さんは人気があるんだよ〜」って。思わず耳がダンボになる私(笑) 
『赤ちゃま、もっと言って、もっと言って〜』
私がにやけた顔で振り向くと、「アッ、社交辞令だけどね!」(爆)


同じコーナーで、sasapuuさんがヒラマサゲットした。本日2回目の坊主脱出だそうだ。
最初に釣った鯛はスカリで昇天したので、「焼き鯛」となってみんなの胃袋に入ってしまった。
だから今までスカリの中はからっぽだったのだ。

さて、12時となり、早上がりのためボチボチと竿を片付け始める。
三男は少し不満顔である。まだ帰りたくないらしい。ここでしばし家族会議 (笑)
「まだ。諦めないほうがいいんじゃない? 粘ったら釣れるかもしれないよ」と三男。
どうも三男は、お外でシラサがかじられるのが気になって、何とか正体を確かめたいらしい。
でも私は「中」でとても釣れる気がしないのである。
そう言えば、マッキーさんが「午後から南側が当たるようになるはず」と言ってたなぁ。
まあ、渋滞に巻き込まれて遅くなっても、魚は2匹だから捌く時間もかからんし・・・。
よし、「ダメもと」で最後までやるか!
ということで、早上がりは中止。最後までがんばろうと言う事になった。

しばらくして、またさちさんに青物が来た。
竿を上げて待っていると、息子が「あれっ?竿がない・・」って(^^;)ゞ
立てかけてあったお外用の「せとうち」が見当たらないのだ。
あわてて筏の外を覗き込むと、竿尻が段々見えなくなっていく様子が見てとれた。
なんてこった・・。中で食わずに外で食いやがった。立てかけてあった竿を引っ張り込むんだから
それなりの魚だったのだろう・・。せとうちさ〜ん、さようなら〜(泣)
息子も竿をなくした申し訳なさと、逃がした魚の大きさに、思いっきりテンションが下がっていた。

残り時間もあと1時間弱。
マッキーさんの予想では、ボチボチこっちでもアタリが出る頃である。
エビ団子の素を落とし込んで行くと、底近辺でコツンときた。しかし誘っても食わない。
糸をたぐって、もう一度同じ棚にエビ団子の素を投入する。 今度は ククッ・・ 「おりゃ!!」

「やっと来た!!」と喜んでいると、重くて動かない。 ありゃ? やべ〜・・これは青だ!!
「青でーす」と叫んだ瞬間、一気に走り出し、穂先がズボッっと突っ込んだ。
そして本日2度目の

「バチンッ!!・・・」

一発でハリスを切られてしまった。え〜〜っ、なんで〜??(T_T)
小物竿に青物が来る事なんかは何度も体験してるが、一発でハリスを切られるようなことなど
ほとんど記憶にない。いったいどういうこと?
リールを触ってみて気がついた。ドラグがガッチリ締められている。
今回ラインを巻き直したのだが、そのときドラグ調整を怠ったのだ。超初歩的なミス。ぐやじ〜い(T_T)

結局これでオイラは終了。

本日の釣果 私・・・・鯛×1  生エビ
        三男・・・鯛×1  エビ団子の素


さちさんが「ブリ1本持ってく?」と声をかけてくれた。
私が「えっ?1本しかないブリをくれるの?」っていうと「あっ、1本はワラサかな?」ってさちさん。
じゃあ頂きま〜す。(^-^ )
実は、さちさんはブリを2本釣っていたのだが、私は「さらば、せとうち事件」でそれに全く気づいてなかった。
青物が2本あることさえも知らなかった。2本目がかかった時、それほど騒ぎになってなかったので、
(というか、私と三男だけ別のことで大騒ぎしていたので気づかなかっただけなのだが・・・、)
てっきりバレタのだと思っていたのだ。(^^;)ゞ

マッキーさんも、鯛とシマアジ持ってく?と言ってくれて、結構クーラーは賑わいそうだ。

桟橋で初めてさちさんの2本目のブリに気がついた私は、丁重にお断りして、ブリはJackyさんへ。
私はJackyさんのヒラマサを頂くことにした。だって、あんな大きいの捌くが大変・・もう「解体」だもんねぇ・・。
それに、私はヒラマサの方が好物だし〜。(^-^ )

というわけで、帰りのクーラーは鯛5、シマアジ1、ヒラマサ1とバランス良くお魚で一杯になっていた。
やっぱり釣堀の釣果は「腕前」だけではないですなぁ・・、大事なのは「人間関係」(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

幹事の釣魚好人さんはじめ、焼き方の赤ちゃま、さらに本日ご一緒して頂きました皆さん、有難うございました。
お陰さまで、楽しく一日を遊ばせてもらいました。
Jackyさん、マッキーさんにはご馳走様でした。さちさんもブリを声かけ頂き有難うございました。

ただ、気がかりは三男殿。 「やっぱ釣堀は釣れんわ〜。堤防の方がよう釣れるもん。
これから釣堀はお父さん一人のほうがいいんじゃない?」ですって。(爆)
う〜ん、「相棒」がいなくなっちゃうよ〜(^^;)ゞ

心配した渋滞は予想通りで、「四日市〜伊勢関 16km」の電光掲示で、下道か高速かで迷ったが、
この渋滞でどのくらい時間がかかるのか知りたかったので、そのまま高速で行く事にした。
渋滞は亀山SAから始まった。このとき午後4時5分 あと名古屋西ICまで52km。
普通なら30〜40分程度だろうが、結局ICを通過したのは5時12分だった。
下道に逃げても似たような時間かな?? この程度の遅れなら、「1000円高速」でもいいかも(^-^ )