2009年9月27日(日)   辨屋10号筏   天気・・・晴れ  小潮


お盆から始まった「魚釣り強化月間」(笑)も今回で一区切りである。
もともと9月は13日の好人さんとの養殖コワリと、20日frankさんのレインボーを予定していた
のだが、辨屋さんが「スタンプ2倍キャンペーン」なんて人参をぶら下げるもんだから
スタンプ8個だった私は、『これで満Pになるじゃん!!」と食いついてしまったのである。

これにsasapuuさんがお付き合いしてくれることになり、さらに釣魚好人さんもお誘いして
その上、先週「新型インフルエンザ騒動」でレインボーにいけなかったカッチャンも加えて
4人で一緒に釣る事になった。
当日は、万年・・・・さんも予約されているとのことで、ひょっとしてご一緒できるかと思ったら
貸切とのことで、これは残念。

今回は寝坊もせず、カッチャンを乗せて予定通り出発し、4時半前には玉城ICに到着。
エサキチの前には車がそれなりに止まっていたが、それ以外の餌屋さんはなんとなく空いてる
感じだった。ちょっと時間が早かったのかもしれない・・。

魚かしに着くと、万年・・・・さんがいらっしゃて、しばし雑談。しばらくして好人さんも現れた。
マッキーさんは、チヌ用の新作餌を持って今日はチヌ筏に乗るそうである。
「この餌は、食ったら年無し」だと言っていたが、どうなったんだろう??

辨屋さんの駐車場は見る見るうちに満杯になっていった。やっぱり今日は「満員御礼」のようだ。
受付でスタンプを2個押してもらい「満Pカード」出来上がり〜(^-^ )

sasapuuさんは、ご自身の掲示板に書き込みのあったヤマトさんを探しているようだったが、
結局分からないまま、出船。我等は10人で10号筏に上がった。
今日は潮が上げっぱなしなので、潮上の東側がいいのかと思ったら、sasapuuさんは西側だという。
ならば、西側を目指そうということになったのだが、「場所取り合戦」には極めて弱い我等4人組みは、
上図のように3人が南側1辺、好人さんが北側でと分かれることになった。

先ずは飛竜に甘エビでゆっくり下まで落としてみるがまるで反応なし。キビナゴ、エビ団子の素と
餌を換えてみてもやっぱり反応がない。筏中も静まりかえってる。
これは放流までダメだなぁと、赤青兼用竿と青物竿を用意し、さらにお外用の竿も支度する。
今日は中アジを狙って、吹流しの仕掛けを作ってきた。

この頃だろうか、私の隣の方に好人さんが「ご一緒したことがありますよね〜」と声をかけたのは・・。
それが発端で、この方がヤマトさんだということがわかり、さらにこの方が「釣堀王予選会in辨屋」の
優勝者であることも分かった。筏に上がった時から「ただものではない」ような雰囲気はあったが・・・・。
それにしても好人おじちゃんは顔が広いなぁ・・(笑)

その名人から「・・・ということは、イケチャンというのは?」と聞かれて 「ハ〜イ、私です。」って(^^;)ゞ
爆釣団や三重釣り歩記会では沢山の名人と知り合って、その方達の中にはこのHPをご覧頂いている
ことは知っているが、お初にお目にかかる名人に名前を知ってもらっているというのはなんとも
面映いものである。よ〜し、ここはちょっといいとこ見せなくっちゃねぇ・・・。(爆)

その機会は早速訪れた。お外に出した吹流し仕掛けの竿が大きくしなって、25cmの立派なアジが
釣れたのである。まさに筏中から「羨望の眼差し・・」 
どう?オイラもなかなかやるモンでしょ? (゜O゜)☆\(^^;) バキ!

でもこれが良く釣れるのである。立て続けに同サイズのアジが6匹も釣れてしまっって、おまけに、
25cmぐらいの「天然マハタ」も上がってきた。こりゃ〜やめられまへんなぁ〜(^▽^)
ところがここで放流船が来てしまったのである。
これで「中」の活性が上がるだろうと、「お外」を1時中断して、鯛を狙って真面目に内向きで釣り始めた。
後から思えばこれが命取りだった。(爆)

放流後も活性は上がらず足元を何度も探るが、一向にあたりに出会えない。
「困ったときは真ん中の底」ということで、兼用竿の探り釣り3.9で底ぎりぎりに餌を入れると
小さなあたりはあるものの食い込まない。
痺れをきらしてちいさなあたりであわせると、網を釣ってしまう。(T_T)

どうも網の外からの攻撃を受けているようである。こんなことが何回かあってちょとイラつく。
こうなりゃ外の小魚を抜き上げてやろうかと、針をグレ針に落としたらまたも穂先が入った。
今度はしっかりと・・。真鯛である。いや〜嬉しい
『これでボーズは免れたわい』とタモに手を伸ばそうとしたとき、締め込みにあってハリス切れ(T_T)
そういえば、前回レインボーでもこんなことがあったよなぁ・・・
呑まれて噛み切られたのか、たたきが逆向きになっていたのか、ちょっと道糸とハリスのバランスが
悪かったかなぁ・・。
それにしても、「恐怖の1発目バラシ」をやってしまった。いや〜な予感・・・。
案の定、それっきり当たりはなくなった。

隣のヤマトさんは、足元が釣れないとわかると中央から鯛を引きずりだしていた。
このあたりの状況判断は、さすがチャンプと言う感じ。そのうち、ヤマトさんがこの角で石垣鯛を釣上げた。

朝からsasapuuさんに、「石垣鯛が見えるよ」といわれていたのだが、何故か私には見えないのである。
sasapuuさんの偏光グラスはオーダーメイドの高級品で、私のはタックルベリーで買った安物。
この違いなのか、それとも単に視力の違いなのか???(^^;)ゞ

とりあえず居ることはわかったので、シラサをつけてコーナーに落としてみた。
そしたら、石垣鯛らしき魚がシラサをめがけて上がってくるのが見えた。(^-^ )
前アタリのあと穂先が入ったので、おりゃ!!とあわせると、一気に下に突っ込む。
小さくてもなかなかの引きである。「やったー石垣だ〜い」と大喜びで叫ぶ。
と、その瞬間、ふっと軽くなった・・・。  ガビ〜ン!!

見事な針はずれである。小ぶりな石垣鯛だったので、ちょっとなめていたのかもしれない。
もし、あれが石鯛だったら、もっと穂先が突っ込むまであわせを入れなかったろうに・・・。
こうして私の前の石垣君を散らしてしまった。ヤマトさん、ごめんなさいねぇ・・・。(T_T)

あぁ、これで2連発のバラシ・・・。私の記憶にまちがいなければ、このパターンは・・・・。
坊主、坊主、坊主、坊主、・・・・・ああ、耳鳴りがしてきた(爆)

2回目の放流船が来た。もうここで一発逆転を狙うしかない。
そう、私は青物放流時に間違いなく釣上げる「秘伝」を達人から授かっているのである。(爆)

まずは、サンマの切り身に魚かしQをたっぷり塗って放り込む。「いの一番」は私のはずだった。
しか〜し、好人おじちゃんが最初の青コール。
まあ、しゃあないわなぁ、このおじちゃんには世話になってるし・・。
オイラは次でいいわ。

しかし、いつまでたっても私の順番が来ない。
冷イワシ、イカのわた、活きイワシ、・・・。 穂先は微動だにしない。

好人さんに「イケチャン、秘伝があるんやろ?」といじられながら、ただただ立ち尽くす私。
やはり、めったなことは釣行記に書くものではない。(笑)
秘伝の技というものは達人だからこそ出来るのであって、俄かには無理なのである。
こうして、青物さんとの貴重な面会時間はあっさりと終わってしまった。(T_T)

もう、「中」では釣れる気がしないので、ボチボチと外を狙うが、もはや地合いではない様子。
こんなことなら、朝の放流時に浮気(笑)をせず、お外でアジを狙っていればよかった。
そしたら、きっと今頃は立派なアジでスカリが一杯になっていたことだろう。(爆)

西側ではあたりが頻繁にあるようで、おじさんたちの竿が何度も曲がって、鯛だイサキだとにぎやかにしている。
南西角のカッチャンも鯛を4匹ぐらいあげていたのではないだろうか・・。
青物も2回もバラシて結構アタリを味わっている。

唯一「ボーズ仲間」だったsasapuuさんもお昼ごろ南西角に出稼ぎに行って、鯛を1匹仕留めて帰ってきた。
ついに私一人だけになってしまった。
ふ〜ん、いいもんね〜。僕のスカリには中アジが7匹と天然マハタが泳いでいるんだから・・・。(T_T)

残り時間は1時間もない。やっぱ通算5回目のボーズはちょっと具合わるいよなぁ・・。
ということで、背に腹はかえられないので、ちょっくら西南角におじゃました。
ゆっくりと生えびを落としていくと、すぐに穂先が入った。「お〜りゃ〜〜!!」今日イチの渾身のあわせ。(笑)
緊張のあまりタモ入れがぎこちなくなってしまったが、なんとか無事、真鯛をゲット。

やった〜、ボーズ脱出!!\(^ ^)/ バンザーイ

折角釣堀に来たんだから、やっぱり1匹ぐらいは「中」でも釣らなくっちゃね〜。(^-^ )

本日の釣果  真鯛×1 (生エビ)
お外の釣果  中アジ×7、ハタマス×1、ベラ(リリース)×2


辨屋さんの「お外」でこんな立派なアジが釣れるとは思わなかったので、最初に釣り上げたときはビックリ
してしまい、夢中になってしまった。(笑) 今度いく機会があれば、是非また狙ってみたい。
参考までに今回のお外の仕掛けを書いておきますと、ラークカゴ(小)をつけた天秤吹流しの2本鈎。
餌はオキアミ、コマセはビニール袋に入った堤防サビキ用の手軽な奴だった。

ちなみに、辨屋さんでは見学者の「お外の釣り」は先日から「ご法度」となった。
今までは「グレーゾーン」として大目に見てくれていたのだが、「あまりに非常識な輩」が現れたようだ。
子連れで釣りを楽しみたいが、財布に余裕がない私のような人には残念なことではあるが、仕方がない。

今日は軽いクーラーになるかと思いきや、sasapuuさんからは「貴重な真鯛1匹」をいただき
万年・・・・さんからも石垣鯛やシマアジなどを頂いて、それなりのお持ち帰りになった。
また、青物2本バラシのカッチャンも、好人さんからカンパチをいただき喜んでいた。
いつもの事ながら、皆様ご馳走様でした。m(__)m

 また、ヤマトさんはじめ、ご一緒いただいたみなさん、有難うございました。
おかげさまで、「乗り合い筏」とは思えないほど和気藹々と楽しく一日を過ごさせて頂きました。(^-^ )
あまりに釣れないので、つい「やっぱ釣堀は○○だよね〜」と何度も毒づきましたが、決して本意では
ありませんので、あしからず。(笑)