2009年5月2日(土)   釣り貞丸 5号筏   天気・・・晴れ    小潮


「釣堀引退宣言」をしてから、早くも2回目の釣行。 まったく、節操がないというか、有言不実行この上なし。(^^;)ゞ
でも、たまには皆さんのお顔も拝見したいねぇ・・。ということで、今回は久しぶりに「三重釣り歩記会」に参加
させてもらった。場所も久しぶりに行きたいと思っていた「釣り貞丸」さんなので、まさに一石二鳥。

丁度1年前の今頃、釣りニュースで「釣り貞丸」さんのオープンを知って、それをこの掲示板に書き込んだら
このじんゆうさんや、ジェッターさん&イチローさんが釣行された感想を書き込んでくれたりして随分盛り上がった。
私も、オープン記念大放流のドサクサにまぎれて沢山釣らせてもらった良い思い出がある。

あの時は、まだスタッフの皆さんがお客さんに意見を聞きながらの手探り状態で、私も感想を聞かれたので、
柄にもなく、人気釣堀でやってることをいくつか話した覚えがある。
最近では釣堀関係のHPやブログで釣行記が沢山紹介されており、超人気釣堀になったようである。

今回は1周年記念大放流で、大きなハタマスを沢山放流してくれるらしい。
昨年来た時、大将が「冬に向けてハタマスを3000匹飼っているんです」といってたが、そのハタマスが
冬を越えてさらに大きくなったのかな? 楽しみであ〜る。

『ハタマス釣りたいねぇ〜』でも、エサは? 棚は?とネットでいろいろ探してみるがサッパリ分からない。
ハタマスは何でも食いつくようなのだが、どうも大きなシラサが良さそうな???。
そこで、大型釣具店を2軒回って大シラサを探してみたが全くダメ。
それなら近所の川でシラサを取ろうと、ペットボトルで仕掛けを作ってみたが、全くのボーズ。(笑)
釣行前日、親切な方から情報も頂いたのだが(○○さん、有難うございました)、ちょっと買いに行けそうに
ないので、諦めて「ウタセで勝負しよう!」と決めた。大シラサよりウタセの方が大きいし、同じ「エビ」だし・・(爆)

午前3時に出発。「鈴鹿ー四日市 3km渋滞」と電光掲示があったが、大した事無く、大宮大台ICで降りる。
紀勢大内山ICで降りてエサキチで買ってもよかったのだが、大混雑しているような噂を聞いていたので
釣りエサ市場で仕入れる事にした。予定通りウタセを買うつもりだったが、やや元気がなさそうに見え、
シラサの「大」があるというので、見せてもらうとまあまあだったので、やっぱりシラサにした。
ここで一通りエサを揃えて、大内山ICのエサキチとサークルkがどれだけ混んでるか、野次馬根性丸出しで
見に行ったが、さほどでもなく、「な〜んじゃ、つまらん!」(笑)。

貞丸到着は6時ちょっと前ぐらい。久しぶりにお目にかかる皆さんとしばし歓談。
一年前に来た時は3基の筏だったが、今は6基になっているらしい。
さすが人気釣堀である。今日の我々は5号筏とのことで、早速渡してもらった。

GWなので、満員御礼なのだろうと思ったら、本日使用の筏は半分の3基分だけらしい。
人気釣堀のはずなのに、ちょっと意外な感じ・・。キャンセルでもでたのかな? (^^;)ゞ

場所はくじ引きで上図のようになった。
先日、この角で火消し屋さんがハタマスを釣ったとのこと。 こりゃ〜いいかも (^-^ )

好人さんの合図で一斉スタート。
穂先を新調した飛竜に黄色ササミをつけて足元を探っていくが、いつものように反応なし。(笑)
対面では竿が曲がっているが、こちら側は静かなものである。
まあ、潮が変わればこっちが断然有利になるだろう・・ってか?

エビ団子の素を中心に何度か打ち返していると、ピクンと穂先が動いたが食い込まない。
もう一度やってみても、やはり食い込まない。
一発目でバラシたくないので、十分食い込んでからと思っていたが、その気配がないので
思い切って「ピクン」で合わせてみたら30cmぐらいの可愛い鯛が上がってきた。
貞丸の鯛は「40cmぐらいの立派な奴」というイメージを持っていたので、ちょっとビックリ。

最初の放流は40cmぐらいの鯛が放り込まれた。
やっぱり、貞丸さんはこうでなくっちゃいけない。

ここでちょっと新しい試みをしてみた。
先日、青物の誘い方の参考になるかもしれないと
バス釣りで有名な村田プロのDVDを借りて来た。

飛竜にキビナゴを付けて、その誘い方をちょっと
真似してみたら、真鯛が食ってきた。
ラッキー!!\(^ ^)/

もう一度、やってみるとまたまた食ってきた。
超ラッキー!!(^▽^)

しかし、これも2回だけでおしまい。この後は食ってくることはなかった。
でも、放流時の鯛の活性が高い時には、コイツは使えるかもしれない。いや〜、おもろかった〜。(^-^ )

鯛の放流が終わってしばらくすると、「ハタマスを放流します」と、立派なハタマスが4〜5匹と
かわいいシマアジが数匹入れられた。 あれが釣りたいな〜。

ハタマスに関しては今日は釣魚好人さんの独壇場だった。なんと一人で4匹も釣ってしまったのである。
正確にいうと、4匹+1匹バラシだ。つまり5回もハタマスの引きを楽しんでるわけ。
隣の私はあっけにとられながらも、「私がタモ入れさせていただきま〜す!」とモーレツにアピールしながら
4匹とも掬わせていただいた。 なんとしても持って帰らねば・・・(笑)

好人さんとは久しぶりにご一緒させていただいたが、相変わらず、すごいオジサンである。
このオジサン、「釣堀では場所も重要な要素の一つ」と公言してはばからないので、ときに物議をかもす
ことがあるようだが(笑)、少なくとも私は、この人が「場所」で釣ってるとは、とても思えないのである。
毎回どんな場所でも竿頭かそれに近い釣果だし、「目玉の魚」を釣り上げるのもやっぱりこのオジサンなのだ。
ご本人は「腕がないから、運で釣るしかないんじゃよ〜」とビール片手に謙遜しているが、本当に運だけなら
そんなことは続かないわけで、実際は「場所など ものともしない、とんでもない凄腕」の持ち主なのである。

さて、本当に「運で釣る」私にはハタマス君は来てくれそうにないので、諦めてエビ団子の素で3mくらいから
探ろうとするとイキナリ穂先が入った。あまりの突然のことに、思わず「スカッ!」(笑) えっ、?今のは何??
再度同じところに入れると、今度は前アタリがあり、穂先が入ったところで「バシッ!!」
やったーと思ったらすぐにプッツ〜ン・・・・。 ゲッ・・・、ハリス切れである。(T_T)

もうダメだろうなぁと思いながら、祈るような気持ちでエビ団子の素をいれると、まだいてくれた。(^-^ )
「おりゃっ!」
元気のいい、よく走る鯛だった。逃げずにそこにいてくれてありがとね〜。(笑)

昨年ここに来た時、鯛の元気の良さに驚いたが、捌いて頭を割った際に他所の鯛より硬くて割りにくい
感じがした。ひょっとして骨も丈夫なるように育てているのかな?だから元気もいいのかな??? (^^;)ゞ

青物の放流はカンパチが中心だった。
活きアジに分があったようで、私のサンマやイカやイワシには食いつかなかった。
私も活きアジに変えてみたが時すでに遅し。ジアイは終わった。
早々に諦めて、鯛狙いに切り替える。
私の横では相変わらず活きアジを付けてカッチャンが穂先を見つめている。
『青物はもう終ったのに・・、まあ、お気の毒なことで』と思っていたら 彼の穂先が突っ込んだ。(笑)
まあまあのカンパチ君が上がって来た。 やっぱ、人間辛抱だべ!(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

青物も釣れる気がしないし、鯛の活性もイマイチなので、好人さんにならって私もハタマスを狙いで
中央8mにキビナゴを投入。
しばらくするとドングリ浮きがジワッっと引き込まれた。うわー、キターッ、ハタマス!!(笑)

思いっきりギュン!!と合わせると手ごたえは重い。うひょー、間違いない!!
と、思ったら一気に走りだした。 あ、あれ?? これ、おかしいよね? ハ、ハタマスじゃないよね・・(^^;)ゞ

「すんません、青です!」

鯛仕掛けで、尚且つドラグ調整もいい加減だったので、みっともないぐらい走り回られる。
ようやく上がって来たのは65cmのカンパチ君だった。
嬉しくないわけではないが、なんかちょっと複雑な気分・・。(^^;)ゞ

早く潮が動かないかなぁと思っているうちにもう終了時間が近づいてきた。今日はほとんど潮が動かなかった。
片付けを始めていると、ふと、以前に終了間際で青虫が活躍したこと思い出した。
飛竜1本だけを残して、これに青虫をつけて5mぐらいから探っていくと、一発で鯛が食ってきた。 ラッキー\(^ ^)/
でも後が続かない。う〜ん、うまくいかんなぁ・・。

もう、いよいよ時間がない。そこで、最後にロードさんの場所にいれさせてもらった。
今日のロードさんは竿頭だったが、釣った以上にバラシが多かった。
ご自慢の鈎もJacky師匠にダメ出しされて、すっかり意気消沈しておられた(笑)

まず青虫で一旦底まで落として見るが反応なし。
浮いてるシマアジ&グレの群れのちょっと上にエサを置いてみるが見向きもされない。
ならばその群れのチョイ下に、と棚を下げると、「コツン!」ムフ・・ (^-^ )
しずかに食い込ませて、「おりゃっ!」 、綺麗な鯛だった。

スカリは片付けられていたので、カンコに入れてもらって、あわただしく帰りの船に乗り込んだ。

本日の釣果
 鯛×6 カンパチ×1  
当たったエサ
 エビ団子の素、キビナゴ、青虫

お持ち帰りのクーラーには、ハタマスが入っていたのは言うまでもない。
ハタマスのエサは散々探した「大シラサ」ではなく、私の最も得意な「おねだり」だった(笑)。 
好人さん、毎度おおきに!!

今日は一人も二桁を釣る人がいなかったので
筏の活性も随分低いように感じたのだが
全員の釣果を見ると、ほとんど放流分は
釣ったのではないだろうか。

筏の上では「今日は釣れんなぁ・・」と言う
声がよく聞こえていたが、そう言いながらも
みなさんそれなりに釣ったということか。

というか、二桁釣らないと釣った気にならない
人たちばかりだったのかもしれない。(笑)


(←の写真は貞丸さんのHPより転載)


一年ぶりの釣り貞丸さんだったが、天気にも恵まれ、楽しく1日が過ごせた。
また、心配された帰りの渋滞も8kmぐらいで大したことなく、約3時間で家にたどり着く事ができた。

本日、ご一緒していただいた皆さん、有難うございました。m(__)m