三男: 「今年は、久々子湖のハゼは沢山釣れたけど、あとはな〜んかイマイチだったね。」
私 : 「そうだよなぁ・・、釣堀も悲惨だったしなぁ・・。アジの2連敗はきつかったな〜。
来年の秋は絶対リベンジしに行かなくっちゃね。」
三男 : 「ボクは辨屋さんで6匹釣ったから、釣堀はそんなに悪いイメージはなかったけど
お父さんはそんなに釣れなかったの?」
私 : 「う〜ん、平均すると4匹前後じゃないかなぁ・・。まあ去年の半分ぐらい。」
三男: 「ふ〜ん、なんでそんなに釣れなくなっちゃたの?」
私: 「ちょっと難しい話になるんだけど、今、世界では魚を獲りすぎて、ドンドン魚の数が少なくなってきてるんだ。
だから、魚を獲り過ぎないようにしよう!ていう世界的な動きがあるんだね。そこで、お父さんもその魚達の
ために沢山釣らないように一生懸命努力したってことかな。」(^^;)ゞ
三男: 「あれ? でも釣堀の魚って養殖してるんだから、もっと沢山釣った方が養殖屋さんは喜ぶんじゃないの?」
私: 「ギクッ・・!!確かにそうとも言えるかもねぇ・・。(^^;)ゞ
でもね、釣堀屋さんは放流する量は決まっているわけだから、あんまり釣られすぎても在庫がなくなって
困っちゃうでしょ。それに一人当たりの放流量は決まっているんだから、お父さんが沢山釣っちゃうと
他のお客さんが釣れなくて困る人も出てきちゃうじゃない。
やっぱりみんながそこそこ自分の放流量ぐらい釣れるのが一番いいんだよね。」
三男 :「じゃあ、お父さんはちょうど自分の放流量ぐらいしか釣らないようにしてるんだね。エライなぁ」
私: 「そ、そうなんだよ。」 (^^;)ゞ
三男:「でも、釣堀って一人に4匹ぐらいしか放流してないの?もっと沢山入れてる感じがするんだけど・・。」
私: 「ギクッ! そ、そうだね。実をいうと、お父さんは自分の分もみんなに釣ってもらおうとしてるんだ。
ちょっと難しいことばでいうと、”奥ゆかしい”ってことかな。これが日本人の美徳なんだねぇ」
三男:「日本人の美徳??、ふ〜んよくわかんないなぁ・・」
お母さん:「いったい、いつまでお風呂に入ってんの? もうご飯ですよ!二人とも早くでてきなさーい!!」
私&三男:「は〜い」
私: 「あっ、そうそう、今の話しだけど、お兄ちゃん達には絶対言っちゃだめだよ。あの二人はこんなこといっても
分かってくれないからね。」
三男: 「うん、分かった。お父さんがお風呂で釣れない言い訳をしてた、なんて言わないから大丈夫だよ。
お父さん、がんばってればそのうちいいことがあるって。今年のことは早く忘れなよ。」
私: 「あれ? 分かってたの? そ、そうだね頑張ってればきっといいことあるよね。」 (^^;)ゞ