2008年9月6日(土)  光栄丸 2号筏    天気・・・曇りのち雷雨のち晴れ   小潮


年初の予定では夏場以降は子供達と小物釣りを楽しむ予定だったのだが、7月の辨屋さん釣行で釣果「1匹」、
”江戸の仇は長崎で”と出かけた日向湖のFレインボーでは見事「ボーズ」を喰らって、気持ちよく小物釣りに行く
どころではなくなってしまった。
本来ならレインボーで見事仇をとって、この日は気持ちよく子供達と白子にハゼ釣りに行くつもりをしていたのだが、
デジタル釣果(0と1のみという意味 笑)驀進中の現状を打開すべく、ロードさんからお誘いを受けて光栄丸に
ご一緒させていただいた。
前日の天気予報によると釣り時間中は雨とのことだったが、次男と三男も雨でも行くというので2人を連れて
行く事にした。(三男はお外でサビキ係り)

今回は「脱ボーズ」を達成することが第一の目的なのだが、いくつか試してみたいこともあった。
まず一つ目は穂先。いままでは先端を約0・4mmぐらいにまで削ったやわらかい穂先を使っていたのだが、
柔らかすぎてかえってアタリが取りづらくなっているのではないか、合わせが弱くなっているのではないかと
思われて、今回は先端が2節折れて0.6mmぐらいなったものを飛竜に付けて試してみることにした。

二つ目は長尺竿。もともと私は脈釣りが好きなので中央も長い竿で脈釣りをしたいのだが、長い竿は他の人の
迷惑になる事もあるので、中央を狙うときだけはウキを使うようにしていた。しかし、先日のFレインボーでご一緒した
日比名人が4.5mの竿を巧みに操って中央から次々と釣果を引き出すのを見て私も真似がしたくなった。
そこで、穂先が折れて使わなくなった2号の磯竿5.4mを改造して4.5⇔5.4のズーム竿を作った。
名づけて「BO-ZU スペシャル」(笑) 今日はこれで筏中央を探りたい。

三つ目は餌。ユムシという餌がある。昔友人と木曽川沖でマダカを狙ったとき、これが特効餌であった。
マダカと釣堀の青物とでは生息地域がちがうので青物には役にたたないかもしれないが、あの間延びした餌に
驚いて食いついてくるのではという期待もある。と言う事で3つだけ買ってみた。
また、「押江込蔵」という甘エビなどの漬け液も買ってみた。自分の作った着色甘エビと比べてみよう。

いつものように餌屋さんとコンビニに寄り5時前に現地到着。、ロードさんはじめ皆さんとご挨拶をさせていただく。
場所決めのトランプでは、なんとハートのエースを引き当て1番。また筏の選択のジャンケンにも勝ってしまった。
私は、どちらかと言うとくじ運は悪い方なのだが、こんなことは初めてではなかろうか・・・。
結果的には、これで本日の全てのツキを使い果たしてしまった。(笑)

「イケチャン、今日は沢山釣ってよ〜」とJackyさんからプレッシャーをかけられながら船に乗る。
今日は私達親子とさちさんが一つのグループということで、さちさんと次男がテント前、私は西か東かどちらに
入ろうか迷ったが、三男が雨の中でもサビキが出来るようにと東側に釣り座をとることにした。

今日は基本に戻って「鯛を釣る事」を心がけて朝から飛竜やBO-ZUスペシャルで餌をローテーションしながら
棚を探っていくのだが、一向に当たりに出会えない。いつもに比べると手を替え品を買え随分辛抱強くやって
いるのだが・・。
次男の方もウキや脈釣りで自分なりにいろいろ試しているが全くダメなようす。
今日は雨を予想してシラサをやめてウタセを買ったが、ブクの調子が悪く早々に全滅状態。
またいつもは「エビ団子の素」を使うのだが、やはり雨を想定して今日は「エビ団子」にしている。
このあたりの影響も多少あるのかもしれない。

好調なのはsasapuuさんで、盛んに竿が曲がっている。何と「sasapuu印のアカムシ君」で石鯛を3匹。(^-^ )
さちさんもバラシやスカしながらも、それなりに釣果を積み上げている。私の横のロードさんも活性が低いと
言いながら、シマアジや鯛などを着実に釣っておられる。う〜ん、皆さん凄い・・・。

結局2回目の放流までに坊主なのは私と次男だけ。どうやら釣り下手は遺伝するらしい。(笑)

2回目の放流の際、ちょっとした青物フィーバーとなり、これに乗じて私にもようやくワラサが1本釣れた。
最近になく慎重にドラグもゆるめにして・・(笑)
さちさんの指南で次男にもやっとワラサがかかる。これもいつも以上に慎重にやり取りをさせて無事取り込む。
とりあえず、これで親子揃ってのボーズを免れてホッとする。(笑)

しかしそれ以降はまたアタリの出せない時間が続き、我が家で好調なのは三男のサビキのみ。(笑)
ただ、このサビキも10cmぐらいのイワシばかりで、アジが釣れればその場で刺身で食ってやろうと
わざわざ包丁とまな板、さらに醤油まで用意してきた私としては物足りない。(笑)

後半も、困ったときは「真ん中の底」と言うように「BO-ZUスペシャル」で5mぐらいから底網ギリギリまで
何度もせめて見るも反応なし。左右に誘ってみても反応なし。
足元を飛竜のノーシンカーで探るもこれまた反応なし。円月殺法も試みるがこれまた歯が立たない。
こうなると私はもう打つ手がない。もっと引き出しが欲しい〜(爆)

そんな中、さちさんがどれどれと私の目の前にやってきて、竿を入れる。そしてあっという間に鯛を1匹釣って
「シラサ7.5m!!」とアドバイスを残し、颯爽ともどっていかれた。私も次男も只々呆然として顔を見合わせるのみ。
男っ前やな〜、さちさん。(笑)

しかし、私は途中少しだけ三男と交代したものの、最後までアタリが出せずにワラサ1匹のみで終了。
穂先でアタリが取れたのはこのワラサの時だけで、唯一のチャンスを逃さなかったわけだから
ある意味なかなかのモンだ。(爆)
次男は、終盤マムシを餌にウキ釣りで何とか鯛を1匹追加して終了した。最後まで粘った甲斐があった。

今日は丸一日雨の中の釣行となるだろうと思っていたが、途中で1〜2時間雷雨になった程度で
その後は晴天でとても暑くなった。噂によると、雨男×雨男は「晴れ」になるそうだ。(笑)

さて、試したかった3つの結果だが、@小物用の穂先は全くアタリが出せなかったのでなんとも
いえなかった。A長尺竿「BO-ZUスペシャル」も1回もアタリが拾えず、その名の通りボーズの結果であったので
なんとも言えなかったが、小筏で4.5mまでならそれほど周りに迷惑をかけることもないだろうと思った。
ただそれ以上になると、ちょっとどうかなぁ・・と言う感じ。
Bユムシはそれだけでは青物の餌とするにはちょっと心もとない感じだった。ただ、私の本日の唯一の釣果は
ユムシ+サンマであった。「押江込蔵」については、漬け込む時間が長すぎると甘エビが硬くなった。
私は筏に着いてから甘エビを漬け込んだが、後半は随分硬くなって鈎に沿って付けるのが難しかった。

本日の釣果
  私:ワラサ×1
 次男:ワラサ×1、鯛×1
 三男:アジ×1 イワシ沢山(竿頭・・笑)


当たった餌
 サンマ+ユムシ、活きアジ、マムシ
 
 

幹事のロードさんはじめ、ご一緒いただいた皆さん、本日はありがとうございました。
いろいろお気遣いもいただき、お陰さまで親子3人一日たのしく遊ばせてもらいました。
釣果はまあこんなもんでしょう。(笑)
さちさんには子供達の面倒を見ていただき、また、ロードさん、Jackyさん、sasapuuさんにはお魚を
分けていただき、有難うございました。
ちなみにお持ち帰りは「ワラサ×2、鯛×3、シマアジ×1、石鯛×1」と大変立派なものになりました。(笑)

さて、今回も「デジタル釣果」を更新してしまった。
7月の辨屋さんから「1」、「0」、「1」と続いたとなると、次は間違いなく「0」。これは行きたくない。(爆)

なぜ最近このようなことが続くのか? どうやら私の釣り方に限界が来ているのではないかと思う。
私の小物の釣り方は、先ず足元の底近辺をねらい、そこでアタリがなければ上から徐々に棚をさぐって行く。
それでダメなら真ん中を攻める。やはり最初は底近辺から。それから棚を変えてやってみる。
それでもダメなら、足元でも中央でも底付近に盛んに団子を打ち込んで魚を寄せようと試みる。
いわゆる単純作業の繰り返しである。

青物は殆どがサンマ、カツオ、イワシなどの死に餌主体で常に誘いをかけて、活きアジは殆ど使わない。
青物はいまのところそれなりに釣れているので(といってもせいぜい1釣行で1本くらい)特に今のスタイルを
変えるつもりはない。ただ、カンパチが極端に釣れなくなっているところを見ると、カンパチについては
もう少し攻め方を考える必要があるのかもしれないと思っている。

小物に関して言うと、昨年は、上手く私の攻め方と魚の食い時のタイミングがあって、人並みの釣果を
得る事ができたのだと思う。でも、最近はたぶんこのタイミングがずれているのであろう。

上手な人は観察力や想像力がたくましいと思う。筏全体の釣れ具合や潮や天候、時間帯などから
今、魚はどこら辺にいるのか、今どの魚が食い気があるのかなどと言う事を常に考えながら臨機応変に
対応されているのではないかと思う。自分にはそこら辺りが全く欠落している。
なにも考えずにひたすら棚を探したり餌を打ち込んでいるわけだから、偶然そこに魚がいれば釣れるし、
そうでなければ「デジタル君」(笑)となるわけだ。今後はそんな事も考えながら脱デジタルを目指そうと思う。
でもこれはかなり私には難しそう・・・。(^^;)ゞ

ところで、貧果の釣行記も年に1、2回なら「蜜の味」として皆さんに笑ってもらえるだろうと喜んで書いていたが、
最近のように毎回となると、それでなくても内容のない釣行記なのに、さらに釣果もないとなれば、
面白くもなんともないわけで、正直なところもうこれ以上は書かない方がいいのではないかとも思った。
でも、自分自信の釣行記録でもあるので、やっぱり書く事にした。
ということで、読んで頂いた皆さん、ご期待に副えなかったらごめんなさい。(笑)

さて、「デジタル釣果」のほとぼりが醒めるまで、しばらくは子供達と小物釣りを楽しもうと思う。
これなら貧果にはならないはずだし・・・・・たぶん・・・。(笑)