2008年6月7日(土)   傳八屋6号筏           天気・・・晴れ    中潮


今日は昨年の9月以来すっかりご無沙汰してしまっている「三重釣り歩記会」に参加させて貰った。
今回はJackyさんが幹事で参加者は26名とのこと。豪華賞品や参加賞も付くらしい。
賞品や参加賞もさることながら、ひさしぶりにお目にかかれる方も何人かみえてちょっと楽しみだ。
さらに、今日は先日の釣堀チャンピオン杯で優勝された吉野の浜ちゃんさんや爆釣団の重鎮、太郎さん
という私にはとても恐れ多くて近づけない名人も参加されているので、やや緊張気味でもある。
名人技を盗み見る絶好のチャンスでもあるが、出来れば一緒の筏ではなく(笑)隣の筏でじっくりと拝見したい
と思っていた。

5時半現地集合とのことなので、ちょっと余裕をみて2時半にモックンと我が家を出発。
予定通りの時刻に玉城ICを通過し、いつものように旭家、サニーズ、、魚かしに寄って5時過ぎに傳八屋到着。

現在の傳八屋さんの目玉はBIGヒラマサである。
悲しいことに私は傳八屋さんで普通サイズでさえヒラマサを釣ったことがない。
辨屋さんでは釣らせていただいた(といってもほんの数回だが・・)ことはあるのだがBIGヒラマサはまだない。
というかブリもまだ釣上げたことがないので、大物とは全く縁のない男なのかもしれない。
それでも、性懲りもなく今日もBIGヒラマサを狙ってみようとそれなりにエサをそろえてきた。
『神様。万が一、いや億が一(笑)でも構いませんから釣らせて下さい。』(笑)

皆さんに挨拶をしながら受付を済ませ、好人さんに「ヒラマサ保険」(笑)をかけていると、賢人さんが
「私に釣れたらイケチャンにあげるよ」と嬉しい事をおっしゃってくれた。いや〜これは心強い。(^-^ )

今日は4、5、6号の3つの筏を使うとの事で、私は6号筏。桟橋に着くや早速乗船し、早々の出発となった。
事前の場所取りのくじ引きでは3番目だったが、上図の場所が取れた。今日は、釣り時間中ほぼ下げ潮に
なるので潮上になるこの場所はきっと悪くないだろう。

最初から青物狙いにしようかと思ったが、やはり私のセオリー通り、ドングリウキで中央8.5mからスタートする。
しばらくしてウキがジワジワと沈み始めた。穂先に充分伝わるぐらいまで待って「ギュン!」
最初の一匹は慎重に上げないと後で泣きを見る。上がってきたのは小ぶりの真鯛であった。

皆さんにもモーニングサービスがあったようだが、私は放流前までこれにツバスを1本加えただけだった。
静かな時間帯となったので、4号筏の吉野の浜ちゃんさんの釣り方を遠巻きにしばらく見学していた。
私が見ている間にもソイなど幾つか上がられていた。

ところで今日は前回好調だったウタセエビを持って来ている。ウタセは釣堀に通い始めた頃何度か使っていた。
理由は単純で伊勢湾の鯛つりではウタセエビが当たり前だから。でも最近は全くつかってなかった。
というのも、2年程前のある釣り会のとき、某コーナーで鯛の食いがたってみなさんの竿が次々に曲がるのに、
私だけ全くダメだったことがあった。そのとき私はウタセでみなさんはシラサだった。
そしてそれ以来、私もシラサを買うようになった。(笑)
また、シラサの方動きが良く、魚に対するアピール度が高いのではという話をどなたかから聞いたり、
私の周りの皆さんがウタセではなくシラサを使っていたのもシラサを使うようになった大きな原因だった。
でも正直なところ、いままで自分ではシラサでよく釣れたという記憶はあまり無かった。
ここ数回釣れないこともあって、前回初心に帰ってウタセを使ったらビックリするほど効果があったので、
今回も柳の下の2匹目のドジョウを狙って、旭家でウタセを半杯(500円で20匹ぐらい)買ったのだった。

さて、最初の放流後しばらくして私の前のコーナーに魚が集まりだしたようだ。
飛竜にウタセを付けると、穂先がククッと入って、「おりゃっ!」。今度はなかなか立派な鯛だ。
次も同じくククッと入って「おりゃっ!」とあわせると先程より良く走る。今度はシマアジちゃん。ウヒョー(^-^ )
これは調子いいぞ! この調子でドンドン稼ごう。

と思った矢先、好人さんの鯛竿が大きくしなった。どうやら青物らしい。
なかなか底が切れないところをみるとBIGヒラマサかもしれない。しばらくやり取りが続いて見えてきたのは
案の定BIGヒラマサ。好人さんのタモを持って構えているとちょうど私の足元付近きたのでエイヤッ!と素早く
タモを入れる。私にしては珍しく完璧なタモ捌きで、確かにヒラマサはタモに収まった。
ところが掬ったはずのヒラマサが凄い勢いで潜って行く。あれ?ミスッたか??(^^;)ゞ
いや、私のタモ入れは完璧だった。ただ、そのタモに穴が開いていたことを除けば・・・・。(爆)
私は赤ちゃまがタモ入れしてくれるまで、ラインが貫通したタモを持って無様にも好人さんの横に立っていた。
でもまあ、これでヒラマサ保険はなんとかなりそうだ。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

この騒ぎで足元の魚は一旦散ってしまったが、しばらくしてまた戻ってきたようで今度はイサキを追加する。
好人さんにエサは「ウタセえびだよ〜ん」と教えてあげると、なんとこのおじさんエビブクからウタセエビを取り出した。
え〜なんで〜?いつもはシラサだけなのに・・・・。
どうやら先日私が貞丸でウタセが好調だったのを覚えていて、今日はシラサとウタセを両方買ってきたとのこと。
さすがは好人さん、用意周到だ。早速ウタセで好人さんの竿が曲がる。
隣のモックンも参戦して来て数匹横取りしていった。(爆) 私も「ウタセエビ&おりゃっ!あわせ」で鯛を追加。
対面であたりが無く困っておられた、かずこは〜んにも来ていただいたが、あたりが止まってしまった。(^^;)ゞ

しばらく待ってもアタリが出そうにないので、青物を誘って見ることにした。朝方サンマでやってダメだったので
今回はイカを使って見ることにした。さあ、出て来いヒラマサ君!!
何度か下から誘い上げているとワラサが1匹浮いて来た。少しスローにしてやるとイカの後とゆっくり追ってくる。
『食うぞコイツ・・・』・・・・・   「パクッ!!」 キャハハハ この瞬間がたまらない。(^-^ )
穂先を下げてしっかり重みを感じるまで待ってから「青でーす!!」\(^ ^)/
今日はややドラグを緩めにしたためかちょっと走られてしまったが、まあまあのワラサが上がって来た。

2回目の放流はちょっと遅かったように思う。鯛、ワラサ、などなど。最後にBIGヒラマサ1本。
カツオのハラワタで臨んだが、先を越されたので、次はカツオの切り身に取り替える。
すると穂先に「カツカツッ」と動きが出た。少し穂先を下げて待っているとそのまま突っ込んだ。「青!!」
先ほどと同じぐらいのワラサだった。

あのBIGヒラマサが釣りたい! カツオの切り身を二つ付けて放り込む。
すると今度も穂先が揺れた。少しテンションをかけながら待っていると思いっきり穂先が入った。「青!!」
今度は突っ込み方が今ままでと違う。締め込みに耐えるのに思わず声が出そうになる。
ついにビッグヒラマサをかけたようだ。何度も突っ込みに耐えながら徐々に浮かせてくる。
立派なヒラマサだ。逃げ遅れたモックンの仕掛けが穂先近くにあって巻きづらいが、もうタモに入りそうな
ところまで来ている。なんとかなるだろう。しかし上手く好人さんの差し出すタモをかわしたヒラマサ君は再度
猛烈な突っ込みを見せる。よ〜し、この突っ込みで最後だ。今度浮かしたらもう大丈夫だ。
と思っていたら、潜ったままピタッっと動かなくなってしまった。・・・あれ?どうしたの??

突っ込んだヒラマサ君がトライアングルにひっかっかてしまったのだ。そんなぁ・・・(T_T)
場所を変えて引っ張ってみても出てきそうにない。糸を出してみても少し動くだけでトライアングルから
脱出しそうにない。他の方には仕掛けを入れてもらうようにお願いしてしばらく粘ってみたが、
結局最後はハリスが切れてジエンド。なんでこんな時に・・・・(泣)

しばらくは逃した悔しさと強引の余韻に放心状態だったが、気を取り直して足元を狙い「ウタセでおりゃっ!」で
鯛を2匹追加。再び遠征してこられた、かずこは〜んにもやっっとアタリが来てめでたく鯛ゲット。

その後浅場でシマアジを狙ってみたり、夢よもう一度と青物を狙ってみたが時間切れ終了となった。

本日の釣果
 鯛×5、ワラサ×2、ツバス×1、シマアジ×1、イサキ×1

当たったエサ
 ウタセエビ、カツオ、イカ、着色甘エビ

昨年この傳八屋で初めての超デカブリが鯛竿に来て、散々やり取りして浮かした後、最後の反転で鈎はずれに
なったことがあったが、今回も折角のBIGヒラマサを取り込み目前にして逃してしまった。
今回は青物竿でガッチリ食わしていただけに、もっと竿さばきやドラグ調整が上手だったら・・と悔やまれる
まったく私は大物には縁がない男らしい。
まあ、決めるべきところでズッコケてしまうのが私らしいといえばそうなのだが・・・・(^^;)ゞ

しかし、こんなこともあろうかとかけておいた「ヒラマサ保険」は大正解だった。
好人さんのヒラマサは景品になるような噂が出て諦めていたら 終了間際に賢人さんにヒラマサが来た。
もちろん私のようなドン臭いことにはならず、確実に釣り上げられた。流石である。
これで私のヒラマサお持ち帰りは決定となった。
それにしても、ここ一番で決める賢人さんのような人と、必ずこける私のような人といったい何が違うのだろう・・。
でもなんだかんだ言いながら、今回食べたかったヒラマサを持って帰れるんだから、私もたいしたもんだ。(笑)

今日は久しぶりに三重釣り歩記会に参加させてもらったが、吉野の浜ちゃんさんの釣り方を拝見する事が
出来たし、帰りの船で隣同士になった太郎さんと初めてお話することもできたし、で良い勉強になった。
それにボチボチ買い換えようかと思っていたタモが景品で当たったのでご機嫌だった。

幹事のJackyさん始め、本日ご一緒させていただいたみなさん、有難うございました。
また機会がありましたら参加させていただきますのでよろしくお願いします。