2008年5月24日(土)   釣り貞丸


天気・・・曇りのち雨    満潮・・・6:59   干潮・・・・14:03   中潮   

釣りニュースのHPを見ていたら4月26日に「釣り貞丸」という釣堀が出来たのを発見。
スタート時ということもあって、大赤字覚悟の放流をしているらしい。これは面白そうだ。
早速電話を入れてみると、「まだ宣伝不足でガラガラなんです〜」ということでこの日の予約を入れた。

その後、掲示板に貞丸のことを書き込んだら、このじんゆうさんが釣行したときの様子を教えてくださり、
さらに、週間釣りニュースで40数匹釣った人の記事が紹介されていたと書き込んだら、160さんと
ジェッターさんが早速釣行されて二人で40匹を越すような釣果を上げられて来た。
なんか凄い事になってきた・・・。(^^;)ゞ

ところで、釣行日の1週間前になると気になるのが週間天気予報。
日に日に状況は悪くなり、ついに前々日の予報では一日中「雨」。前回に続いて今回も雨かよ〜(T_T)
釣行日の変更も頭をよぎったが、前日の夜の天気予報では「曇りのち雨」に好転。
よし!、これならなんとか午前中は降られずに済みそうな感じだ。
きっと何処かの「雨男様」がお出かけになるのを急遽辞められたにちがいない。
雨男様、ありがとう (゜O゜)☆\(^^;) バキ!

最近の私の釣果は平均3.5匹。こんな私でも貞丸ならひょっとしたら倍ぐらいは釣れるかもしれない。
そんな期待感と、もしここでも釣れなかったらもう立ち直れないかもしれないという不安感が交錯する。
そんなこんなで、結局前日はほとんど一睡も出来なかった。(笑)

午前3時前に次男と二人で出発。少し時間にゆとりがあったので、勢和多気ICで降りて釣りエサ市場へ。
今日は天気が悪いのかお客さんも少ない。
ここで、エビ団子、キビナゴ、青虫、活きアジ、ボケを購入。アジは小を頼んだのだがやたらデカイ。
これでヒラメを、と考えていたのだがちょっと無理だなぁ・・・。
それに今日はちょっとひらめいて、シラサではなくウタセエビを買った。これは程よい大きさだった。
結果的にこのひらめきが当たって、ウタセエビが大活躍となる。

エサを車に積み込んでいると、後ろから「イケチャン、おはよう」と挨拶する声が・・・。うん??
このじんゆうさんとホビットさんだ。(^-^ )  当初は本日光栄丸で行われている「つばき杯」に参加される
予定だったのだが仕事が入りそうなので数日前にキャンセルしたところ、昨晩急遽都合が付いたので、
釣り貞丸にリベンジに行く事にしたとのこと。 これは心強い同行者ができた。

6時頃に現地に到着すると、すでに4〜5台車が止まっていた。以外に少ない。今から来るのかな?
程なくして責任者らしき若者が現れて受付が始まる。
前日電話で状況を聞いたときは「宣伝不足でガラガラで〜す」と言っていたのが打って変わって、
「少しキャンセルが出たので一筏8人ぐらい」とのことだった。
どうやらその後さらにキャンセルが増えたようで、今日は一筏6人程度になるとのこと。ラッキー(^-^ )
筏は決められており、釣り座は各筏でグループごとにくじ引きで決める。
私達はこのじんゆうさんとホビットさん、それに夫婦連れの6人で一筏となり、釣り座の順番はドベ。
どのみち、どこがいいのか分からないので構わないのだが・・・。(^^;)ゞ

6時半に出船し、湾奥へと向かう。クジで負けた私達は空いている陸寄りに息子と並んで入った。
結果これが良かった。やはり残り物には福がある。(笑)


ジェッターさんからの事前情報によると着色甘エビが良かったようで、先ずはドングリ浮き仕掛けに
甘エビを付けて投入する。棚は8.5m。
すこし誘いながらしばらく様子を見るが、とりあえずアタリはない。
再度入れなおしてもやっぱりアタリはない。
ムムッ・・事前情報では朝イチから入れ食いになるはずなのだが・・・・??(笑)

しょうがないので、そのままほかって置いて、飛竜を取り出しミニクロガイドに糸を通していると
ウキがジワジワと沈んで行くのが見えた。オイオイこんな時に・・・
あわてて竿を取り、充分入ったところで大合わせを入れてやる。   「スカッ!!」 エッ??
このじんゆうさんがこちらを見てニヤッと笑った。み、見てたのね・・(^^;)ゞ
アレだけ沈んで「スカッ」なんて、いったいなんだったんだろう・・??
すかさず入れ直して、今度は竿を持ってジッとウキをにらみ付けてるとシ〜ン・・・・。う〜ん、嫌な予感(^^;)ゞ
その後すぐにこのじんゆうさんの竿が曲がって、これが筏の第1号となった。

最近はスタート時にバラしてしまって、その後悲しい時間を過ごす事が多いので、最初の1匹は確実に捕らえたい。
しばらくするとウキがジワジワと沈み始めたので、糸ふけを取って穂先にアタリが感じるぐらいまで充分待ってから
しっかり合わせた。今度は確かな手応えだ。(笑)
掛けてからもバレないように慎重にやり取りをして上がってきたのは、やや小ぶりのシマアジ君。
シマアジなんていったいいつ以来だろう・・・。おもわず頬擦りしそうになった。(爆)

続く気配はないので、今度は飛竜で足元を狙う。透明度は低く1〜2mといったところだろうか。
とりあえず着色アマエビやオキアミで4mぐらいから底まで1mずつタナを下げて行く。
そのうち底近辺で穂先が入ったのでビシッ!!(^o^)
いつものように片手で合わせてしまったが、はずれることなく鯛が上がってきた。
それにしても、ここの鯛は元気でよく引く。型も立派で40cmぐらいはある。
この後同じようにして鯛を2匹追加した。

次男は最初から仕掛けのトラブルなどでふてくされていたが、先ほどから浮いてきたイシガキダイを執拗に
ねらっている。このじんゆうさんとホビットさんは釣り上げたが、自分だけ釣れないようだ。
それでも粘りに粘って最後はなんとタモゲッチュで仕留めた。よっ!お見事!!(笑)


最初の放流は8時半頃だった。まずはシマアジが4匹入って、その後鯛が25匹ぐらい入った。
足元で食わないので、ウキで中央を狙うがこれも反応なし。
試しに浮き下を1m下げてウタセエビを付けてやるとこれがビンゴで鯛を2匹追加。
調子付いてさらにウタセを投入すると、すぐにウキが勢い良く入ってあわせを入れる。
ちょっと重いから大鯛かと思ったら、ハマチがひらを打つのがみえた。
すかさず「青です!」と叫んで、ドラグに手をかけようとした瞬間、プッツ〜ン・・・。
ハリスがちもとで切られていた。今回もグレ針+2.5号ハリス。前回、デンパチでも同じパターンでカンパチを
バラしてしまったが、その教訓が全く生かせてなかった。(泣)

この後さらにハタマス、イシガキが1匹ずつ入れられ、鯛も5匹ほど追加された。
6人で40cmクラスの鯛が合計30匹。最近ではあまりお目にかかれない放流数だ。
なるほど、「大赤字覚悟の出血大サービス」の宣伝文句もうなずける。

次男が足元でウタセをエサに鯛を釣っているので、私も飛竜に持ち替えてウタセを投入。
すぐにアタリが出る。今度は竿を両手で持って思いっきりしゃくりあげる。「おりゃっ!!」
本人は頭のてっぺんまでしゃくり上げるつもりでやっているのだが、実際には顔のまえぐらいまでしか上がらない。
思ったように体が動かないのはやはり歳のせいだろうか。(爆)でも今までに比べると強いあわせになっているようだ。
ボケに魚かしQを付けて放り込んでも一発で食ってくる。「おりゃっ!!」 さらにもう一枚「おりゃっ!!」(^o^)

この後はアタリが止まってしまったので、シマアジなんぞを狙ってみるかと、ウキ下を上げながら中央を探ってみる。
エサはエビ団子の素+魚かしQ。
6mぐらいのところで、誘いを入れてやるとすぐにウキが入り、ギュン!とあわせを入れる。
小気味良く穂先を叩くシマアジの引きだ。朝よりひとまわり大きいシマアジが上がってきた。
続けて入れるとまたもウキが沈みまたまたシマアジゲット。ウヒョヒョヒョヒョ〜(^-^ )

このままシマアジ快進撃が続くかとおもったが、散らしてしまったようであたりは止まってしまった。
ここらあたりが下手くそなんだよね〜(^^;)ゞ

この後、足元で「ボケ+魚かしQ」「エビ団子+魚かしQ」で「おりゃっ!」「おりゃっ!」と鯛を1匹ずつ追加。
いままで何度も魚かしの牧野さんに新エサを勧められながら、毎回結果を出せず申し訳なく思っていたが、
今日は「魚かしQ」でやっと良い結果が出せた。牧野さ〜ん、「魚かしQ」はようけ釣れまっせー!!(笑)


鯛の活性もちょっと落ち着いて暇になったので、青物を誘い出してやろうとサンマを取り出した。
しばらくサンマを引いているとハマチが2本ぐらい付いてきたが、それっきり・・・。(T_T)
すると隣の次男の竿が大きく曲がった。今ので青物の食いがたったのかと一瞬思ったのだが、
上がって来たのはなんと45cmのハタマスだった。コイツは嬉しい。\(^ ^)/
エサは着色甘エビだったそうだ。ハタマスには活きアジという私の勝手なイメージがあるのだが、
お店の人の話によると結構いろんなエサに食いつくらしい。

さて、昼も近づき、青物の放流がいつになるのか次男と二人で待っていた。
いくらなんでも、もうそろそろあるだろうと・・・。でもそんな雰囲気は感じられない。
ちょっと心配になって、このじんゆうさんに、青物の放流はいつ頃なんでしょう?と聞くと「もう、終わりましたが・・・」
な、なんですと?もう終わっちゃたですと?(爆)
どうやら鯛25匹とその後の鯛5匹の間にハマチを3〜4本放流したらしい。
今日は放流に関しては随分注意深く見ていたつもりだったが、私も息子も全く気がついておらず、もうガックリ・・・。
別にハマチを釣りたかったわけではないのだが、青物放流時の緊張感を味わえなかったのはちょっと残念だった。

終了間際、私が竿を片付け始めると、次男が私の場所で鯛を釣り始めた。
折角なので(笑)私も代わってもらって「おりゃっ!!」と1匹鯛を追加して終了した。

本日の釣果
 私:真鯛×11 シマアジ×3
 次男: 真鯛×4 ハタマス×1 イシガキダイ×1

当たったエサ
   着色甘エビ、、エビ団子の素+魚かしQ、ボケ+魚かしQ、ウタセエビ


ここ2回ほど朝イチのアタリをバラしてしまい、その後一日をだいなしにしていまうことがあって、どうしたら
バラしが無くなるのだろうと悩んでいた。
そこで、今日は鈎を今までより大きいチヌバリ5号をメイン使い、合わせ方も飛竜の場合は今まで片手で
肘を曲げるような感じでやっていたのを、両手で天高く突き上げるように合わせてみた。
とりあえず今日のところは鯛のバラシは1回だけだったので、上手くいったということかもしれない。
ただ今日は活性の良さに助けられた感じも否めないが・・・。

さて、「釣り貞丸」さんの感想ですが、大型青物に慣れてしまっている方には「ハマチ」はちょっと物足りないと
思われますが、「ハマチ」と言い切るにはちょっと可哀想なぐらいの型でして、ワラサと言ってもなんとか大丈夫
のような気もしました。(笑)真鯛は本文中にも書きましたが40cm級の立派なものばかりでして、お店の方も
「ウチの鯛は元気がいい」と自家養殖の鯛を自慢されてました。
筏の上には常に数人のスタッフが見えましたので、2本竿などのトラブルは無縁だと思います。
場所取りもグループ毎にくじ引きで順番を決めていますので、船から飛び降りる必要もありません。(笑)
いずれにせよまだ始めたばかりで、これからドンドン変わって行くのでしょうが、色々とお客さんの感想を
聞きながら手探りで一生懸命やっておられる様子は伝わってきました。
今の大赤字覚悟の放流が終わった後、どんな特色を持った釣堀になるのか楽しみです。

ちなみに現在ハタマスを3000匹飼っているそうです。冬にはなかなか立派なハタマスになるそうですよ。(^-^ )

本日ご一緒して頂きましたこのじんゆうさんとホビットさん、有難うございました。
また、機会がありましたらよろしくお願いします。