2008年3月2日(日)   傳八屋7号

天気・・・晴れ   満潮・・・12:36   干潮・・・8:27   長潮

3月は子供と16日に辨屋さんに行く予定をしていたので釣行するつもりはなかったのだが、
傳八屋さんの水曜日の釣果欄で40数匹釣る人が3人現れ、ついに爆釣Xデーが来たかと
色めき立った。ところが、偶然当日釣行されていた鉄道屋さんからの書き込みや、ある方
から頂いたメールで、その釣果は特別なものらしいことを知り大いにがっかりする。

しかしその翌日のデンパチデーで釣魚好人さんや、K村さんが爆釣されたのを知り
やっぱり「Xデー」が来たんだと小躍りしそうになる。でも、好人さんの書き込みをみて
実際には一部を除き活性は低かったことが分かりふたたび意気消沈。(笑)

昨年の1月下旬にJackyさんたちが「Xデー」に遭遇されたことがあったのだが、このときは
外海から暖かい海水が入り込み一気に水温が上がったことが原因だった。
当時の海上保安庁のHPでは表層水温は18度だった。でも今はまだ15度ぐらいで
この1週間ほとんど変化はない。やっぱりまだその時期ではないのだろうと冷静になる。

しかし、その翌日のニコニコデーに釣行されていた太郎さんが本当に久しぶりに私の掲示板に
書きこんでくださった。 その内容はとてもXデーとは程遠いものであったが、

「放流があればスイッチが入る可能性あり・・・」の一行があった。

おおっ!爆釣団の重鎮、太郎さんが言われることならかなり可能性は高いぞ。(^-^ )
よ〜し、こりゃ〜行くっきゃない!!(笑)
ということで、一旦はお断りしたマナブンさんに一緒に連れていってもらうことにした。

当日2時過ぎにマナブン号に迎えに来て頂き、マナブンさん兄弟、赤ちゃまと私の4人で迫間浦へ。
途中、高速でかっ飛んで行くワンボックスカーを発見。ありゃぁ、なべちゃん号に違いない。(笑)
旭家でカツオ、サニーズでシラサ、アジなど、魚かしでエビ団子とのりだんごのニューバージョンを
仕入れて傳八屋には5時過ぎに到着。やっぱりなべちゃん号がすでに駐車場にあった。

なべちゃん達は今日は10人で貸切とのことで、我等も合流させていただいて14人で
7号筏に上げてもらうことになった。今日は空いており、筏は10基しか使わないようだ。
場所取りジャンケンで勝ったマナブンチームは、主将マナブンさんの意見通り北側一辺を占領
することにし、北西角がマナブンさん、そして弟さん、私、北東角が赤ちゃま、というように並んだ。

用意の出来た人から勝手に始めて良いとのことなので、早速ウキ仕掛けのさぐり釣り3.9mに
着色甘エビを付けて真ん中9mに放り込む。
以前は青物狙いからスタートしていたのだが、私の過去のデータから全く成果が得られない
ばかりか朝イチの鯛の活性を逃していたという弊害もあることがわかったので、今年は
小物ウキ釣りでスタートする事にしている。

前回これで朝イチに鯛をゲット出来たのだが、今日も2投目でその成果が出た。
先日あたり餌となった特性オキアミにウキがスーッと沈んだのだ。
充分待って、ギュン!と思いっきり合わせを入れてやるとバッチリ乗り、鯛が上がってきた。
産卵期が近づいた雄の鯛なのであろうか、やや黒ずんでいるが型は良い。

ところで、この3.9m竿は先般リールシートの位置を8cmぐらい竿先側にずらしたのだが、
これにより合わせも力が入り易くなり、竿尻が肘にピッタリとしてやり取りもし易くなった。
どんな感じなのか楽しみだったが、ようやく体感できた。改造は大正解!!(^-^ )

筏での「いの一番」を決めて、すっかり良い気分になっていたがその後が続かない。
しょうがないので、今度は飛竜に持ち替えて足元を探ることにした。
この飛竜も新たに穂先を作り替えたばかりだ。ただ、こちらは今までより少し硬めにしようと
目論んだものの出来上がってみると今までと大差なくガックリした失敗作である。(笑)
でも折角作ったので使って見ることにした。
5mぐらいから徐々に棚を下げていくが、お魚からのメールは届かない。

ここにはいないのかな?と思ったら、隣の赤ちゃまの竿がビュン!と唸りを上げた。
私もさりげなく近くに入れさせてもらうのだが、なぜかアタリがあるのは赤ちゃまばかり。
いつものことではあるが、やはりつらい。(笑)

8時ちょっと前、早くも1回目の放流となった。活性が上がる事を期待したが、全くその気配もなく、
「網に穴があいとるんじゃないの?」なんていう冗談がでる始末。

今日はヘラブナ釣り用餌の「おかゆ」をつける太い注射器のようなものを持ってきている。
これで魚かしののりだんごが上手く針に巻きつけられないかと思ったからだ。
牧野さんからは「それでは無理でしょう」とあっさり言われたが、せっかく買ってきたので
試してみると、牧野さんの指摘の通りすぐに詰まって使い物にならなくなった。(泣)
なかなか名案だと思ったのに・・・・。(^^;)ゞ

静まりかえっていたところで再び赤ちゃまの竿がビュン!と唸りをあげた。(笑)
鯛がこちら側に戻って来たようで、飛竜で足元を探ると底付近でようやくアタリがでて
2匹目の鯛が上がってきた。それにしても食いが渋い。これでもかというぐらい待って十分に
穂先が入ってからあわせているのに上唇にかろうじてかかっている程度だ。
今日は黄色いエサがいいようで、着色アマエビや特性オキアミにはアタリがでるが、シラサや
ボケには全く反応がない。
その後、エサを替えようとしたときにやや重みを感じたので思いっきりあわせてやるとうまく
乗ってもう1枚鯛を追加。居食いしていたのね〜。

9時半になって2回目の放流となった。
ブリ狙いでカツオのハラワタを付ける。緊張の一瞬。今日こそブリが釣りたい!!
でも第一声は赤ちゃまだった。「やられた!」と思っていたらワラサの尻尾が海面からでてきた。
スレだ(笑)

これをタモ入れして、すかさず投入。さあ、来いブリ君!
でも今度は赤ちゃまの向こう隣のSさんから、「青です」の声。そしてすぐに「アッ・・・」(笑)
その後はどなたからも青コールは聞こえなかった。

青物の放流で追い立てられたのか、中央付近の浅い所でシマアジが30匹以上の群れをなして
泳いでいる。でも食い気はなさそうで、みなさんがちょっかいをすものの、一向に口を使わない。
私も浮き仕掛けで中央3m付近を誘ってみたが全く相手にされなかった。
私は遊んでくれないやつには遊んであげない主義なので(笑)、この後は私の足元のほうに
近づいてきても完璧に無視してやった。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

足元を上から下まで探ってもなんの反応もない。筏全体もとても静かになっている。
しょうがないので中央付近を攻めることにした。浮き下3mから1mずつウキ止めを深くしながら
さぐっていくと8mでようやくウキに変化がでた。
しばらく待って十分沈んだところであわせたのだが、ものの見事にスカ。
2度目、3度目もスカを食らい頭から湯気が出てくる。「コヤツ何者だ!?」

針をグレ針6号に小さくして、さらに餌も特性オキアミの皮をむいて付けたらやっと食ってくれた。
なかなか立派な鯛だった。この後も同じ場所で続けて2枚を上げる。だれも釣れてないときに
一人釣り上げるのはなんとも気持ちがいい。
どなたかが、私の前に鯛が集まっているんだと、たいそう羨ましがっていたが、
「わかってないなぁ〜、これは散々探しまくったご褒美なのですよ。」と心の中で反論した。(笑)

お昼を知らせるいつもの音楽が聞こえてきた。
そろそろ青物の活性が出てきても良さそうなものだと、サンマやイワシを引っ張りまわしてみたが、
一度だけハマチが追いかけただけで、ブリやワラサは全く追っかけてこない。
マナブンさんと二人で結構しつこくやってみたが、こちらが根負けしてしまった。

結局この後は鯛を1枚追加しただけで私は終了。

ちなみに、前半から竿が唸りまくっていた赤ちゃまは12匹を釣り上げ見事な竿頭。
マナブンさんも前半は苦戦されていたが、後半、魚かしニューバージョンのりだんごを使って怒涛の
追い上げを見せ、11匹と見事にツ抜けされた。
弟さんは帰りの運転のため途中から爆睡されてあまり釣果は伸びなかった。
「まさかのXデー」を期待しての釣行だったが、北側に入った私達はそれなりの釣果を得られたものの
それ以外の皆さんはほとんどアタリに出会えず、出家された方も二人いるぐらい低活性であった。
青物も赤ちゃまのワラサ以外はすべて貯金となってしまい、またもシーパラ4−450の出番はなかった。

それでも、天気も良くそれなりにお魚さんにも遊んでもらえ、改造さぐり釣り3.9mの感触は楽しめた
ので楽しい一日になった。
本日ご一緒していただいた皆さん、有難うございました。赤ちゃま、ソイをご馳走様でした。
また、往復の運転して下さったマナブンさんと弟さん、お世話になりありがとうございました。
帰りの伊勢道での事故渋滞、東名阪の自然?渋滞には閉口しましたね〜。

本日の釣果  鯛×7
あたった餌   特性オキアミ、着色甘エビ、 エビ団子

今回はカメラを持って行ったものの電池切れで
写真はなし。(^^;)ゞ

←は釣った魚を翌日アピタの魚屋で捌いて
もらった時の写真。最近時々利用している。
3枚に卸して、鯛が1匹200円、青物は300円
綺麗にやってくれます。
ここのおばちゃんちょっと面白い。ソイは始めて見る
らしく、「ソイってなに?わたしゃ添い寝ぐらしかした
ことない」って。(笑)