2007年11月4日(日) 石倉渡船


天気・・・晴れ  満潮・・・7:39    干潮・・・14:40   長潮


今回は2回目の石倉渡船。前回カセ釣りでカワハギがダメだったので、
手漕ぎボートでリベンジを果たそうと次男、三男を連れて出かけた。

午前2時半に出発し、いつものように国道23号、42号を使って紀伊長島へ。
23号では名古屋から鈴鹿までの約30kmを一度も信号に止められることなく
快調に走れ、こんなことは今まで一度もなかったのでこれは何かの前兆かも
しれないと、今日の釣果をちょっと期待する。(笑)

今日は餌のほとんどを近所のフィッシング遊で買って来ているので、途中の
餌屋さんではアジパワーだけ買って現地に到着したのは6時少し前。

早速受付を済ませ、荷物を持ってボート乗り場に向かう。
ここはスタッフが桟橋からボートを出してくれるので、浜から蹴りだす必要もない。

朝方はアジを狙おうと、スタッフに教えてもらった通称「1本松」付近にアンカーを入れる。
水深は16mぐらい、ポケット魚探では反応が出ているので期待してコマセを振るが
アジは釣れない。そのうち中層でサッパが釣れて来たがこれはリリース。

今度はやや岸よりに移動してカワハギを狙ってみるが何も釣れない。
三男が「投げたい」というので、チョイ投げ仕掛けに石ゴカイを付けて竿を持たすと、
すぐに「キター!!」って。「ホンマかいな〜?」と次男と二人で笑っているとほんとに
竿がしなっている。おっ良型キスでもかかったか?(^-^ )

ところが寄せてくると竿の締め込み方が普通じゃない。なんだろうと思っていると50cm
ぐらいのマゴチの姿が見えた。すかさずタモを入れて掬おうとしたらハリスがプッツ〜ン・・・。

さようなら〜

三男が「なんでちゃんと掬わなかったのか」と、うらめしそうに私を睨む。
「ご、ごめんな、で、でもハリス切れだし・・・」と言い訳をするが、結局これが
”本日のハイライト”になってしまった。
ちゃんとドラグ調整をしておけばよかったのだが、まさかこんなの食ってくるとは
思わんかったからな〜(^^;)ゞ

しばらく「マゴチさ〜ん帰っておいで〜」と粘ってみたが、ダメなので転進してカワハギを
狙いにボート乗り場前の養殖生簀にボートをかける。ここがカワハギのポイントと教えて
もらったが、先客の皆さんはあまり楽しそうでない。(笑)

水深は13mぐらいで、底付近はそれなりに魚探の反応がある。
これがカワハギであることを祈って餌を投入するが、餌がとられる気配がない。

私達はシマアジ養殖生簀にボートを着けたのだが、しばらくするとこの筏の持ち主が
エサやりにやってきた。ペレットを撒くと争うように群がってシマアジがエサを食べている。
釣堀でもこんな風に食ってくれれば簡単に釣れるのにな〜と思っていたら、私の穂先に
アタリが出た。やっとカワハギが来たかと思ったら、上がって来たのはアジ。
それも30cm近い丸々と太った奴。きっとシマアジのエサに寄って来たのだろう。
ところがこのアジなんかちょっと変。息子はカツオじゃないの?というがゼイゴがあるので
アジであることには間違いない。こんな大きなアジは初めて釣るので、マアジも大きくなると
きっとこんな風になるのだろうと勝手に解釈する。(笑)

良い感じでアジが釣れ出したと思ったら、三男がバラシしてしまいその後ピッタリとアジの
アタリが止まってしまった。エサをやっていたおじさんが、「バラシたから散っちゃたねぇ」と。
今日の三男は先ほどのマゴチといい、良型アジといい、全くついてない。(笑)

このおじさんは、自分でもキス釣り大会に出るほど釣り好きらしく、その後、自分の船に
ボートをつけさせてくれて、三男の面倒を見てくれたりして、とても親切にしてもらった。
最近は傍若無人な釣り人が地元の漁師さんの怒りをかって、釣り禁止になるところも
多いと聞くが、そんなことにならないように心がけたいものだ。

カワハギを期待したが全く釣れる気配がないので、今度はカセの方に転進する。
チヌ狙いのカセの方達もイマイチののようで、「どうですか?」と聞いても苦笑いばかり。
何処かにカワハギはいないかと、一本松付近のカセに乗ってるちょっとカッコイイ感じの(笑)
青年に「どうですか?釣れますか〜?」と聞くと、「こんにちは〜」ってニコニコと笑っておられる。
「うん?? 知ってる人かな?? アーッ、○人さんだ!!」(^▽^)

いつもお世話になってる釣堀名人の甥子さんで、何度か釣堀でご一緒したこともあり、
私一人がシマアジが釣れずにいじけていたときに、シマアジをいただいたこともある。
最近は筏のチヌ釣りにはまっておられ、先日50cmオーバーのチヌを釣り上げた写真を
携帯に送ってきたと釣堀名人のオジサンが写真を見せてくれたばかりであった。
まさかこんなところでお目にかかるとはビックリした。
このときはまだチヌは釣れてないとのことだったが、後半は見事に釣り上げられたらしい。

我等はカワハギを諦めて、朝方マゴチが釣れた所でキスを狙うことにした。
一投目に綺麗なアタリがでて、20cmの良型キスが釣れた。
続いて次男にも釣れて、これはイケルかな?と期待したが、それほどでもなく、
しばらく近辺を流してみたが釣果はあがらなかった。

時間も押し迫り、最後にもう一度筏周りでカワハギを狙おうと転進したが、
結局このまま釣果は上がらず納竿となった。

オニアジ 26〜28cm 4匹
マアジ  20cm 4匹
キス   15〜20cm 3匹 
ハゼ 、タコ 各1匹

良型アジはマアジにしてはちょっと
変だなぁ?と思って、調べてみたら
オニアジという魚だった。
身は赤く、カツオに近い感じだった。

今回はカワハギリベンジのつもりだったが、見事に完封の返り討ちにあってしまった。
上がってからスタッフに聞くと、「カワハギは、もう終盤ですからねぇ・・・」とのこと。(^^;)ゞ
それでもウマヅラを釣っていた人もおり、ウロウロせずに最初から筏周りを攻めた方が
良かったかもしれない。
来年の秋にもう一度リベンジに来て見よう。