2007年9月8日(土)  傳八屋2号筏

天気・・・晴れ  満潮・・・9:23   干潮・・・16:33  中潮


今日は第21回三重釣り歩記会に参加した。
もう数ヶ月前から、きっとこの日は釣魚好人さんが釣り歩記会を企画してくれるだろうと
楽しみにしていた。なんせ土曜日のデンパチデーはプラチナチケットですから〜。(笑)
それに運良く、前日台風の影響で傳八屋は休業となったので、休み明けのデンパチデー
という、思ってもみなかった好条件となった。

さて、今回の課題は三つある。
@最近全く釣ってないシマアジを釣る事。
Aまだ傳八屋では一度も釣ったことがないヒラマサを釣る事。
B前回光栄丸で失敗した金魚でカンパチを釣る事。

そしてそれぞれの対策として、
@ウキ釣りで中央9m付近を積極的に狙う。仕掛けはハリス2.5号、グレ針7〜8号
  シラサは、以前近藤さんがsmileさんに伝授していたときに”盗み見た”付け方を試す。
A特に対策らしいものはないが、シラサ、オキアミなどエビ系統の餌とサンマを使う。
  さらに、青物がかかったら「ヒラマサになれ!」と念じる。(爆)
B金魚を買う。(笑)

まあ、半分は冗談みたいな対策なのだが、さていったいどうなることやら・・・(笑)

今回もマナブン号のお世話になり、マナブンさん、モックン、160さん、と私の4人で出発。
玉城ICを降りて旭家でアジを買う。ボケと金魚は品切れだったので隣のエサ吉に行ってみた。
エサ吉で買うのは初めてだったが、お隣とは違ってお客さんの多いのにビックリした。
やはり品揃えの違いがあるのだろうか。ここではボケを買い、金魚、シラサはサニーズで、
さらに魚かしにもよりカーク船長お薦めのキビナゴ等を仕入れる。

魚かしではカトキチさんに会うことができた。今日は辨屋さんに行かれるとのこと。
夏場の辨屋さんは桟橋で魚を〆た後、しばらく氷付けにして血抜きをするのでとっても
魚が美味しいと、言ってみえた。う〜ん、そそられるなぁ(笑)

5時45分に傳八屋に到着。本日の参加者は19名で、1号と2号を使うようだ。
荷物を降ろして皆さんと雑談をしていると、傳八屋さんの超常連、吉野のはまちゃんが通りがかり、
「1,2号筏は一昨日も使ってないから今日は朝から爆釣になるはずだ」との。
『うひょ〜、凄い事になった。ひょっとしたら20匹ぐらい釣れちゃうかも。』と小躍りしそう。(笑)

筏に上がってメンバー紹介が始まると、kawamuraさんがタモを持って筏を一周しながら浮いている
ゴミを掬い始めた。昨日の台風で筏の中は沢山ゴミが浮いていたのだ。さらにシマアジの死骸も・・。
たぶん今日の参加者では一番の年長者であろうに、さりげなくこういうことことが出来るのは流石だ。
わたしも恥ずかしながらちょっとだけ手伝った。(笑)
私達は2号筏で、釣り座は私が北西角、それから時計回りに160さん、東側に釣魚好人さん、
kawamuraさん、南側にこのじんゆうさん親子、カーク船長、西側にマナブンさん、モックンとなった。

皆さんほぼ支度が出来上がったところで、好人さんのホイッスルを合図に一斉スタート。
一投目は高活性を期待して、金魚でカンパチ狙い。
すると、程なく穂先が揺れだした。『来たぞ、カンパチ・・・・ムフフ・・・(^-^ ) 』
そのまま穂先が入っていたので、大合わせを入れ「青!!」と叫ぶ。
ところが巻き始めるとやけに軽い。あれれ??これはひょっとして・・・
案の定、大きな口に金魚をくわえて30cmぐらいのソイが上がって来た。
いや〜、どーもお騒がせしました。(^^;)ゞ

思惑は外れたが、とりあえず釣れたので良として、再度金魚を投入。さあ、来い!カンパチ君!!
ところがその後はサッパリアタリがない。あれ?朝イチから爆釣のはずでは??・・・(^^;)ゞ
どうやら、私だけでなく皆さんもアタリがなくて困っている様子。
めったに出会えない好条件とは思ったが、「世の中には旨い話は転がってない」ということか・・・。

ところで、今日はブクの調子がイマイチでモーターは動くのだけれど、泡がほとんど出てこない。
このままでは金魚もシラサも死んでしまうので、さっきから気になって釣りどころではない。
なんとかならないかとゴチャゴチャやっていたら、なんとかなったので(笑)釣りに専念する事にした。

飛竜で足元を探ってもウンともスンとも言わないので、ウキ釣りで真ん中を狙って見ることにした。
さぐり釣り3.9mにエビ団子の素をつけて9mに放り込むと、しばらくしてウキのトップがふた目盛りぐらい
沈んでそこで止まった。もしや?と思いあわせると、手ごたえがあり、一気に走られてしまった。
「青かもしれません。」と声をかけると、すぐにkawamuraさんが「シマアジだろう・・」と。
なるほど、すぐにカンカンカンと穂先を心地良く叩くシマアジ特有の引き方になった。
でも、なんでkawamuraさんはすぐに分かるのだろう?? (^^;)ゞ

タモを伸ばし、シマアジを引き寄せようと竿を立てると、頭の上の方で「バキッ!」
デ〜ッ!竿が折れてしまった。昨日出来上がったばかりの穂先なのに、と見ると2番で折れている。
大型青物で折れたなら納得できるが、シマアジで折れるとはちょっと予想外。
シマアジは無事取り込めたが、失ったものは大きかった。(爆)

最初の放流は8時半ごろで、シマアジ、イサキ、鯛が各10匹ぐらいずつ入った。
デンパチデーにしては控えめな感じだったが、2回目に期待しよう。
放流で少しは活性が上がるかと期待したが、私の足元には食いつきそうな魚はいない。

そんな時カーク船長から青コールがかかった。
船長は最近「青物ブリ上げ委員会」を立ち上げ
られたばかりなので、ここぞとばかりにブリ上げ
にかかったが、敢え無く痛恨のバラシ。
「委員会」の今後の行く末に暗雲が・・・。(笑)

青物の活性が出てきたかもしれないと、サンマ
の切り身を放り込んで見た。
すると穂先がコツコツと揺れだした。なかなか食い
込まないなかったが、しつこく穂先で付いていくと
ようやく入って、「青!!」
ところがゴンゴンゴンという鯛の手ごたえ。
またまた失礼しました〜。(^^;)ゞ


携帯電話が鳴った。frankさんからだ。
さっきの鯛からすっかりアタリがなく退屈していたので、しばし電話タイム。
めったにない好条件にもかかわらず「全くダメ。まだ3匹だよ〜ん。」と伝えると、「おおっ、それは残念。
早速smileさんに報告しなくっちゃ」と、とても嬉しそうに電話を切られた。(笑)

2回目の放流は10時半ごろ。あまりにアタリがないので皆さん待ちわびていた。
青物はヒラマサとカンパチ、ワラサが合計10本ぐらいと鯛、シマアジが結構入り、イシガキも入った。
流石はデンパチデーだ。魚の値段が高価な昨今、コレだけの放流をしてくれるところはちょっとない。

私はカンパチ狙いの金魚で一番乗りを目論んだが、第一声は好人おじさんだった。
このおじさんは先日の手の怪我が完治せず、まだ腫れている状態なので、今日は青物は狙わない
ような事を言ってたのに・・・・。竿を手にするとやっぱり血が騒ぐのだろうか。(笑)
そして二番手をねらうが、今度はkawamuraさんが本領発揮。まあ、これは納得。(^-^ )

今度こそオイラだと、金魚をやめてサンマの切り身と魚かしキビナゴの抱き合わせにする。
いつもならサンマだけなのだが、カーク船長が「魚かしキビナゴ」で青物釣果が上がったとHPで
紹介していたので、私もあやかりたかった。(笑)
すると穂先がコツコツし始めた。一気に突っ込むかと思ったがなかなか入らないので、鯛かな?と
思いながら穂先で付いていく。ようやくしっかりお辞儀したところで、「ガツン!!」
ゴンゴンと下に潜る感じなので、『やっぱり鯛か〜』と思った瞬間走り出した。
 こんどこそ、「青で〜す。!!」(^-^ )

貴重な青物なので、慎重にやり取りをする。もう少しドラグを締めても良さそうであったが、船長の
バラシを見ているので恐くて締めることができない。それでもご迷惑をかけないぐらいの時間で
良型のカンパチをモックンの差し出すタモにランディングさせることができた。。
エサは金魚ではなかったが、結果的にカンパチが釣れたのでOKなのだ。(^▽^)
この勢いで今度はヒラマサだ!と意気込んだが青物劇場はこのまま尻すぼみとなってしまった。

この後またしても、暇〜な時間が流れる。
朝のシマアジは早々に昇天してしまって、クーラー行きになっているので、、活きの良いシマアジを
持って帰りたいと再度ウキ釣りでシマアジを狙うことにした。
ただ、さぐり釣り3.9mは折れて使えないので、予備の「せとうち3.3m」にウキ仕掛けをセット。
しかし、この長さでは5Bの負荷のヘラ浮きを使っているので、シラサが落ちるのが遅く、
棚に落ち着く頃は手前まで戻って来てしまう。
そこでシラサをエビ団子の素で包んでドボンと中央に投げるようにして、少しでも中央近くにウキが
立つようにした。ウキはエサの重さで沈んでしまうが、一応ギリギリ視認は出来る。(^^;)ゞ
エビ団子をバラケさせようと穂先を細かく振っていると、コンコンと魚信が穂先に伝わり、ビシッ!!
小気味良い引きを楽しんで上がってきたのは、予定通りシマアジ君。(^▽^)

同じようにしてもう1匹シマアジを追加したとき、不用意に走られて160さんと絡んでしまったので、
仕掛けを切って、今度は久しぶりに1号負荷の自立ウキを使ってみる事にした。
コレなら中央部も楽に攻めれるし・・。
この頃になると活性が上がって来たのか、皆さんそこそこ竿が曲がっていたようだ。
そして、私もこの仕掛けで中央部分から鯛を2匹引っ張り出した。

再び携帯電話が鳴った。今度はsmileさんからだ。
「もう、気になって気になって、その後どうです〜?」って。(笑)
実は「ゴッドハンド」smileさんが筏の上の私に電話をくれることは今日が初めてのことで、
『いや〜オイラも出世したもんだなぁ』とちょっと嬉しかった。

中央部分の食いも一段落して、そろそろ私の足元にも食い気のある魚が来ているのではないかと、
飛竜で中央部分から円月殺法もどきを試みた。
すると予感的中で穂先がククッと入り、鯛をゲット。そしてさらにもう一枚。ムフフ・・(^-^ )

スカリの中で先程釣ったカンパチも昇天して
しまったので、もう1匹活きの良いカンパチを
釣らなければと周りを見渡すと、kawamuraさん
以外は全員鯛狙いのようだ。
またkawamuraさんも活きエサではなさそう。

そこで、金魚でカンパチを釣るべくモックンの
金魚を1匹いただいて放り込む。(私の金魚は
使い果たしてしまった) 
すると一発で穂先が突っ込んだ。
「青!!」(^▽^) ハッハッハ
目論みどおりにカンパチが上がってきた。
見事してやたっり。\(^ ^)/ バンザーイ
このじんゆうさん撮影

1時半近くとなったが、まだ船が迎えにくる気配はない。そこでさっきから気になっていた
南西角にお邪魔した。マナブンさんやカーク船長から「ここはなんにもいないよ〜」と言われながら
ボケを付けて放り込むと一発で鯛が食ってきた。 「ちゃんといましたよ〜」(笑)
ところで、他人が「釣れないよ〜」という場所で、あっさり釣れちゃうと妙に嬉しいのは私だけ?(爆)

この後もう1匹釣れるかな?と思ったが、コレが最後のアタリで時間切れとなった。

本日の釣果
 鯛×6、シマアジ×3、カンパチ×2、ソイ×1
 合計12匹

当たったエサ
 エビ団子の素、魚玉、シラサ、青虫、サンマ
 魚かしキビナゴ、金魚


今回、ヒラマサは釣れなかったが、課題の@、Bはクリアー出来たし、おまけにツ抜けも
できたのでほぼ100点満点に近い出来であった。もし、最初のカンパチを上げるときに
「ヒラマサになれ!」と念じていれば完璧だったかもしれない。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

釣り始める前の期待が余りに大きかったので、スタート後に現実とのギャップに惑わされたが
冷静に考えてみれば、放流前に2匹釣れているのだから、私としては上々のスタートだった。

帰宅して子供達に釣果を話すと、「やっと人並みに釣れるようになったね〜」って。
オイオイ、12匹で「人並み」とは、ちょっとハードルが高くないかい?
私は「褒められて伸びるタイプ」なんだけどなぁ〜。(笑)


本日ご一緒していただきました皆様、ありがとうございました。