2007年8月12日(土)  光栄丸 2号筏

天気・・・晴れ   満潮・・・4:13  干潮・・・・11:06  大潮

今回は三重釣り歩記会に参加した。 場所は初めての光栄丸。
何度か利用されているさちさんによると、ここは家族でやっておられるアットホームな感じの釣堀で、
桟橋で待たされずに筏に送ってくれて、釣り時間も5時半ぐらいから午後3時ぐらいまでの長時間
楽しめるのが良いとのこと。
また、釣った魚は自分で運ばなくてもお店の人が〆てクーラーに入れてくれるらしい。

実は以前から、光栄丸にはちょっと興味があった。というのは、よしじいさんのHPで、「光栄丸は
魚を筏で〆て、氷漬けにして桟橋まで運んでくる」と紹介されていたからだ。
魚は〆た時に体温が上がるらしく、すぐに冷やしてやらないと鮮度がガタ落ちするらしい。
たしかに夏場の魚は、包丁をいれた時の身のはじけ方が今ひとつのような気がする。
一昨年夏、辨屋さんにお邪魔したとき、筏で魚を〆て、桟橋まで運んでくる間に氷水で血抜きを
してくれたことがあった。そのときの魚は、包丁を入れた感覚がいつもとまるで違って、ビックリした。
そんなことがあって、「氷漬け」の光栄丸に是非行ってみたいと思っていた。

当日はマナブンさん、モックンと一緒にマナブン号で礫浦へ向かう。
事前情報によると、光栄丸にはヒラマサはいないらしく、青物はカンパチ、ワラサらしい。
ということで、私の今日の目標はカンパチ。そこで、今日は初めてその特効餌、金魚を使ってみる
ことにした。今までは可哀相で使えなかったが、食欲のためにはそんなことは言っておられない。(笑)
ということで、旭家で金魚5匹とシラサ半分、サニーズで青虫、ボケ10匹、魚かしでエビ団子の素、
エビ団子を購入し、家からはサンマ、イワシ、着色甘エビと残り物のオキアミ、魚玉を持参した。

魚かしでは、(有)近藤水産さんにお会いした。私の坊主頭を見て、「若返ったなぁ〜」って。
私もそう思う。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!
最近、近藤さんは○-ク船長と遊びに行くようになって髪が薄くなったと笑っておられた。(笑)

光栄丸に着くと、すでに皆さん集まっておられ、今日は総勢17人で2筏を使用するとのこと。
私達は2号筏で、5時半ぐらいになって筏に渡してもらう。ここは代金後払いのようで、好人さんは
皆から集めたお金を胸ポケットにしまいながら、このまま帰りたそうだった。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

珍しく場所取りジャンケンに勝った私は、北側テントの西よりに釣り座を取った。今日は午前中
下げ潮なので、日陰がとれて、潮上になるこの場所がベストポジションと考えたからだ。
2号筏は私から時計回りに、しんさん、東側に好人さん、早川さん、南側に可茂漁協の副組合長と
そのお孫さん、西側にfrankさん、sasapuuさんとなった。

1投目は3日前(笑)から考えていた通り、金魚でカンパチ狙い。3日間練り上げたシミュレーションでは
一気に穂先が突き刺さるのだが、実はこのシミュレーション、いまだかつて当たった例がない。(笑)
frankさんに鯛が釣れたのを見て、鯛狙いに切り替えるがわたしには全くアタリがない。
筏全体でも散発的に釣れた後は、静かなものである。
わずかに潮は流れており、間違いなく潮上になっているのだが、どうした事だろう・・・??

1号筏に入ったモックンから「イケチャン、釣れたぁ?」と聞かれて、大きな声で「坊主!」と答えると
同じく1号筏のJackyさんから「殺生はだめだよ〜」って。(爆)
前日、ボーズ除けに頭を9mmに刈り込んできたのが、返って拙かっただろうか・・・。(^^;)ゞ
結局最初の放流までは一度もアタリが取れなかった。


最初の放流は7時半頃。鯛、ツバスなどに混じって、小さいイシガキも入った。(らしい)
とりあえず活性の高そうなツバスを狙って活きアジを放り込む。釣れたらsmileさんにおすそ分けだ!
でも、ツバスは食って来る様子がない。う〜ん残念・・・。(笑)

今日は朝イチから私の前に小魚の大群がおり、団子や甘エビなどは一瞬のうちに食い尽くされてしまう。
それでもめげずに打ち返しているとようやくアタリが出て、やや小ぶりの綺麗な鯛が上がって来た。
しっかりしたアタリだったが、タモに入ったらすぐに針(真鯛王9号)がはずれていたのを見ると随分
食いが浅いのかな? そこで針を短グレ8号に替えて、充分呑ませたつもりで合わせを入れて
鯛を追加したが、これもタモの中で針がはずれてしまっていた。
思った以上に食いが渋いのか?それとも 半スレ針なので簡単にはずれるのだろうか??

いずれにせよ、ようやく釣れ始めたと喜んだのだが、すぐにアタリは止まってしまった。
そこで、セオリー通り、さぐり釣り3.9mで筏中央底を攻めることにした。
すると、数投目で穂先が前アタリもなくガツン!と一気に突っ込んだ。(^-^ )
手ごたえ充分なので、すかさず青コール。
鯛仕掛けなのでやや慎重にやり取りをする。しかし、どうも引き具合がおかしい・・。
やたら重たくて力強さはあるがまるでシャープさがないのである。ひょっとしてクエ??(^-^ )
な〜んてドキドキしながらやり取りを続けているとワラサの尻尾がみえた。
な〜んだスレかよ〜(^^;)ゞ  しんさんに掬っていただき、無事ゲット。

このワラサに青物が数匹着いてきていたので、すぐさま青物竿に持ち替えイワシを放り込む。
すると、一発で穂先が突っ込み、「青でーす」(^▽^)   ムフフ、 大正解!!
今度は青物仕掛けなので、安心だ。2本目という余裕もあって、先日カーク船長が立ち上げられた
「青物短時間ブリ上げ委員会」に入会すべく「ブリ上げ」にかかったが、いつものようにあっさりと
糸を出され走られてしまった。 まあ、入会の申込みはもう少し修行を積んでからにしよう。(笑)

このワラサでさらに活性が上がったので、”もう一本”とイワシをつけようとしたら、針が足場板の
隙間に入って引っ掛かってしまった。なんでこんな時に・・と泣きそうになりながら、覗き込んで針を
取り出そうとしたが結局ダメでハリスを切って付け替えることに・・・。
この間に、しんさんがきっちりBIGなワラサをかけて、これで青物のジアイは終了。
いつもの事ながら、いざというときに手返しが悪い。はぁ、情けない・・・(T_T)

2回目の放流は9時半ごろで、ワラサ、カンパチが数本と小物も入れられた。
今度こそカンパチをと特効餌の金魚を使ってみたが不発。この時期だからなのだろうか、金魚は
すぐに弱ってしまってどうもイマイチだ。
そして、期待したゴールデンタイムだったが、さして盛り上がる事なくあっさり終了してしまった。
それでもfrankさんはワラサを釣り上げ、その後sasapuuさんも垂涎のカンパチを上げられていた。

私はその後鯛を1匹追加したものの、さっぱりアタリがなくて途方に暮れていた。
そんな時、1号筏で歓声があがった。南東角でマナブンさんが石鯛を釣ったのだ。
「釣れないときは、花形の魚を狙う」と以前(有)近藤水産さんに教えていただいたので、私も
石鯛を狙うことにして、同じ場所である南東角にお邪魔してみた。

粘る事約30分。青虫で何度も中層を攻めてみるが、アタリはない。見かねたfrankさんがマムシを
分けてくれたので、これを落とし込むと前アタリのあと、穂先が一気に引き絞られた。
「来た〜石鯛!!」(^▽^)
大合わせを入れて喜び勇んで巻き取ると、上がって来たのは塩焼きサイズの真鯛。(^^;)ゞ

好人さんが「これ、イシガキちゃうか?」って言われるので、東側に浮いてきている魚を覗き込む。
私にはグレのように見えるのだが、好人さん曰く「グレとはちょっと形が違う。小さいイシガキだ」。
そこで、浅い棚を南北に行ったりきたりしているのを二人で狙ってみたが、見向きもされない。

あきらめて、早上がりされたfrankさんたちのところで真面目に打ち込んでみたものの、ここでも
まったくアタリが出せない。結局このまま終了時間を迎えてしまった。
午後3時になって、お迎えの船と魚を運ぶ船が来た。釣った魚は筏に横付けした船上で〆て、
海水(だと思う)の入った箱に氷をバラバラっと入れて血抜きをしながら桟橋まで運んでくれた。

好人さんは前半全く釣れずに、いつもとはまるで別人のように無口になっておられたが
シマアジを連釣された後半は賑やかになり、とどめはシマアジで見事にツ抜けをされていた。
やはりこのお方は凄い。(笑)
私も今日はサボる事無く真面目に打ち込んだつもりだったが、やっぱり狙いどころが違うのだろう。


本日の釣果・・・鯛×4、 ワラサ×2    当たった餌・・・・イワシ、エビ団子、マムシ


そういえば、今日は大変アタリの少ない中での釣りだったが、貴重なアタリを2回も逃してしまった。
一回目は、おにぎりをパクついた瞬間に青物竿の穂先が突っ込んだとき、二回目は水分補給をして
ほっと一息入れた瞬間にさぐり釣りの穂先がお辞儀したとき。
前アタリも含めてわずかな回数しかアタリがなかったのに、なんでこんなタイミングで、と思う。(笑)
ひょっとしてお魚さん、水中からみてるのかなぁ・・・
「おっ、あの坊主頭、飯食っとるで今なら大丈夫だぞ!」って。(笑)


さて、初めての光栄丸さんであったが、筏の印象はお隣の辨屋さんと全く同じ感じだった。
放流はお隣さんのような大型魚はいないが、とりわけ少ないという感じもなかった。
今日は極めてアタリが少なかったが、これは隣に見える辨屋さんでも同様であったし、好人さんが
良型シマアジを連釣されたところをみると、在庫量はそれなりにあるのではないかと思った。
ちなみにここは、2本竿OKだそうです。