2007年4月21日(土) 傳八屋4号筏
天気・・・晴れ 満潮・・・6:44 干潮・・・13:38 中潮
3月上旬、4月の釣行日をいつにしようかと考えていたとき、Jackyさんからこの日のお誘いをいただいた。
折りしも、ネット上でお世話になっている、れがーさんとも「一度、ご一緒したいですね」とメールの
やり取りをしていたところだったので、れがーさんも誘ってみるとOKとのこと。
さらに、モックンも参加されることとなり、都合4人で竿を並べる事となった。
れがーさんは、ご自身でもブログで釣行記や青物の釣り方などを公開されており、いつも楽しく拝見
していていた。特に「リアクション釣法」と自ら命名されている青物の釣り方にはとても興味があり、
以前からネット上で教えを乞うていた。
今回、ようやくその釣り方を拝見する事ができるので、なにか一つでも盗めるものがないだろうかと、
とてもこの日を楽しみにしていた。
さて、私は先月の18日以来の釣行である。あれだけ重症だった釣り堀依存症候群も、ひと月ぐらい
行かないとさほどでもない。きっと2週間ぐらいの間隔で通うのが一番中毒になり易いのだろう。(笑)
な〜んて思ってたら、今回も2〜3日前ぐらいから頭の中は完全に釣りモードになってしまった。(^^;)ゞ
最近の傳八屋さんは魚種が豊富で、青物は大ブリ、ヒラマサ、カンパチ、ワラサと揃い踏みだし、
定番の鯛、イサキ、シマアジ、ソイの他に石鯛と石垣鯛もまだ多少在庫には残っているようだ。
まったくどれを狙おうか目移りしてししまう。
まあ、食べたいのはヒラマサ、石鯛だが、今まで何度も釣り堀に足を運んだ者としては、どうしても
一度はブリの強引を味わってみたい。
ちょうど3日前に、なべちゃんから「アマゴ魚雷デ巨ブリ艦隊ヲ撃沈セヨ」との激励の電信をいただき、
さらに釣行前日に、kawamuraさんからもブリの釣り方についてのアドバイスが届いた。
このお二人の助言で、今回こそは釣れそうな気がしているのだが・・・・。(笑)
今回もサニーズでカツオ、活きアジ、青虫、冷凍イワシ、そしてアマゴ魚雷(笑)も2匹購入する。
傳八屋さんは大入り満員で、桟橋はいつも以上に長蛇の列となっている。前回釣行したときに
筏が一基増えていたが、さらに今回もう一基増えたとのこと。さすがに凄い人気である。
今日は貸切ではないので、最後の船に乗り、9人で4号筏に上げてもらう。
れがーさんが東南角を挟んで2人分押えてくれたので、私はそれに甘えて東側に釣り座をとった。
Jackyさんは北側テント前、モックンは西南となった。
私が荷物を紐解く間に、早くも れがーさんは釣り開始。噂には聞いていたが速攻スタートだ。
私もとりあえず青物竿を出し、サンマの切り身でご機嫌伺いをしながら、準備を整える。
れがーさんは「シマアジ浮いてますよ」とか、「青物ヤル気ありそうですね」とか、「石鯛が浮いて来た」など
親切に私にアドバイスをくれながら、ご自身もいろいろ試しておられた。私もそれを聞きながら、あたふたと、
れがーさんの後追いをしてみるのだが、なかなか上手く行かない。(笑)
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全体にも活性は低い様で、、西側の人に鯛が 時々かかる程度で、それ以外は静かな感じ。 浮いてるシマアジは見向きもしてくれないし、 手前や中央部分を探っても反応がない。 そのうちモックンの鯛竿にブリがかかった。 ハリス3号とのことで、慎重にやり取りをされて いたが、それでも10分ぐらいで れがーさんの 差し出すタモに収まった。 後で量ったら10.2kgだったそうだ。 私もあの引きを味わいたいなぁ〜 |
れがーさんにも青物が来た。 先程から「リアクション釣法」で、盛んに誘って おられたが、見事に食わせてしまった。 どうやら浅いところで食ったようで、とても元気よく 走っていたが、それでも れがーさんのシャープな 竿さばきには叶うべくもなく、観念したかのように 浮いて来た。ブリだ。 私がタモ入れをさせていただいたのだが、タモから はみ出てしまうので、2度ほど掬い損ねてしまい 大変ご心配をおかけしました。(^^;)ゞ |
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今度はJackyさんに青物だ。 余裕のやりとりで上がってきたのはカンパチ君。 モックン、れがーさんと来たら順番で行くと、次は私の はずなのに・・・なんで??(笑) さて、私は完全に取り残されてしまった。 どうも狙いが後手に回り、また仕掛けのトラブルも何度か あり、思うようにいかない。 未だ私のスカリの中は解凍中のカツオのみ。 放流まで釣れないのはよくあることだが、今日はどうも その内容が悪く、これはとっても拙い展開だ。 早く自分のペース(?)に戻らねば・・・・。(汗) |
放流後、足元をジックリ探ってみたが反応がないので、浮き仕掛けで真ん中の底を狙ってみた。
1,2度小さく誘うと、ウキがスーッと入っていって、ようやく真鯛をゲット。ホツと一息。鯛君、ありがとう(^-^
)
その後も一度アタリがあったが、乗せることできず、このまま2回目の放流を迎えた。
BIGヒラマサ、大ブリが各1本ずつ入り、続けてカンパチ、ワラサが小物と一緒に放り込まれた。
数量はちょっと物足りない気がしたが、立派なヒラマサと大ブリを入れてくたので文句は言えない。
よし、ここからが本番だと、先ずはスルメイカのハラワタで勝負するが、他の方に先を越される。
ならば次はカツオのハラワタだ。どうだブリ君!オイラの『ハラワタ波状攻撃』を受けてみよ!!
すると、すぐさま穂先が一気に突っ込み、 天を突く我がシーパラ。「青!!」(^-^
)
ところがまったく動かない。エッ??どうやら底網にかかったようだ。めっちゃかっこ悪い(^^;
間違いなく穂先が刺さったのに・・・なんで?(T_T)
気を取り直して今度は「アマゴ魚雷」発射!! 棚に落ち着くや否や穂先が突っ込んだ。
こんどこそ「青!!」(^▽^)
「ついにブリかっ!」と一瞬喜んだが、いつもの青物とあまり変わらない引き具合・・・。
「ならばヒラマサじゃ!」と念じながらやり取りをして、無事ワラサちゃん(笑)をゲット。
ヒラマサではなかったが、これでスカリは賑やかになったのでOKだ。 ワラサちゃんありがとね〜
この勢いでもう1匹!と最後のカツオのハラワタをつけて放り込むと、すぐに穂先がコツコツし始めた。
『来たぞ、来たぞ〜』(^▽^)
穂先が突っ込むのを、今か今かと待っているが、なかなか入っていかない。
随分モタモタしているので、青物ではなさそうだ。少しテンションをかけてやると、ようやくゆっくりと
穂先が入り、エイッ! 案の定、やや小ぶりの真鯛が上がって来た。
しばらくエサをローテーションしながらブリを狙っていたが結局ダメ。
すると隣の れがーさんから「オッ!」と声が上がった。見ると、短竿が大きく曲がっている。石鯛だ!!
これは私も参戦せねばなるまい。(笑)
石鯛用にと伊勢尼12号ハリス3.5号の仕掛けは作ってはあるが、交換するのももどかしいので、
そのままチヌ針4号ハリス3号に青虫をつけて、れがーさんの横に放り込む。
れがーさんは2mぐらいで見えていたと言っていたが、今は見えないので4mぐらにしてみた。
そして待つこと1分。すこし上下に誘った瞬間、クッ、クッと穂先が動き、そのままズッコ〜ンッ!!
「来たー!!」(^▽^)
こりゃぁ間違いなく石鯛だ!2月にマルヨで釣った初めての石鯛は、引き具合もイマイチだったが
コイツはドラグをジージー言わせながら飛竜を満月に引き絞りやがる。
『これだよ、これ。石鯛の引きは!』 スッゲー興奮(笑)
強引を楽しみながらも慎重にやり取りして、上がって来たのは、見事なクチグロ。\(^
^)/ バンザーイ
まだいるかも知れない。すぐに青虫をつかむが、こういうときに限ってヌルヌルしてなかなか針に刺さらない。
焦りながらも何とかつけて再び4mに放り込むと、すぐさま先程と同じように穂先が突っ込んだ。
ヤッター!!今度は、さっきよりやや小ぶりの、はっきりと縞模様がみえる石鯛だった。
この後、モックンも一枚上げたところで石鯛のアタリは止まった。
Jackyさんの釣り座付近は全くアタリがないようで、賑やかになったこちらの方に遠征されて来たが、
残念ながら食いが止まった後でアタリなし。その後、12時半の便で早上がりをされてしまった。
Jackyさんが早上がりされる頃、浮いているシマアジの下に勢いよく泳ぐ青物の姿が見えた。
ひょっとすると青物がヤル気になっているかも知れないと、サンマの切り身をつけて、付け焼刃の
リアクション釣法を試してみた。するとサンマを追っかけて下から黒い影がスーッと上がって来た。
もう、心臓バクバク(笑)
そして、ひと呼吸おいて穂先がグンッ! 「食ったー!!」(^▽^)
れがーさんの「もうちょっと待って!」の言葉に、そのまま穂先でついていき、完全に突き刺さってから
「青!!」 すかさずドラグがうなりを上げる。 うわーっ凄い引き。(^-^ )
なかなか浮いてこないなぁ、これは大きそうだゾ。今度こそブリかもしれない。
何度も糸を出されながら、辛抱強くやり取りをする。腕がパンパンになってきた。
ようやく薄っすらと魚影が見え始めた。正体はなんだろう・・・・
何とか浮かせてくると れがーさんが、でっかいカンパチだと教えてくれた。
ところが、もうすぐでタモ入れできそうだと思った瞬間、反転されてパ〜ン・・・・・。
エッ?・・・・・。
おもわず力が抜けて、ヘナヘナとその場に座り込んでしまった。
まさにそのとき、電話が鳴った、なべちゃんからだ。わずかに残った気力をふりしぼって電話に出ると
明るい声で「釣れた〜?」って。 なんと間が悪い。(爆)
1時も過ぎ、残り時間を全て青物に注ぎ込もうと、アマゴ、カツオ、イワシ、サンマ、活きアジを
ローテーションする。 活きアジをつけたときに、前あたりも無くイキナリ穂先が突っ込んだ。
あわてて竿を立てて「青!」と叫ぶが、手ごたえを感じてから、そのまま魚は動かない。あれ?
またも底網か?と少し緩めると明らかに穂先には魚の動きが伝わる。それもなかなかの引きだ。
しかし、私の右斜め前から全く動かない。トライアングルか、はたまた網の下の何か大物か。
皆さんには「ダメそうなので、仕掛けを入れてください」と声をかけて、しばらく様子をみる。
以前、和光で好人さんがやっていた「そのうち出てこないかなぁ」戦法だ。(笑)
しかし、どうやら動きそうにない。反対側から引っ張って見るがやはり動かないので、
あきらめて切ろうかと思った矢先、動き出した。ラッキー(^▽^)
ぐいぐいと巻き取ると、むこう向きに一生懸命泳ぐ青物の姿が浮いて来た。スレだ(笑)
れがーさんに上手に掬っていただき、ワラサをゲット。ガッチリと尾っぽに針が食い込んでいた。
この後、迎えの船が来るギリギリまでブリを期待して粘ってみたが、これが最後の獲物となった。
本日の釣果 真鯛×2、石鯛×2、ワラサ×2、ソイ×1 当たった餌、 青虫、アマゴ、サンマ、カツオ、シラサ 残念ながら今回もブリは釣れなかったが、 石鯛は2匹釣れたし、青物も2本釣れた ので、私には上出来だろう。(^-^ ) |
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今回は乗り合いでの釣行だったが、久しぶりにその「洗礼」を受けた。今日は私達グループ以外に
もう一組4人組がいたのだが、この人たちのアジが、我が物顔で領海侵犯をしていた。
仕掛けを見ると5号の錘付きクッションゴムに1m弱のハリスをつけたウキ釣り。
釣具屋などでよく紹介している典型的な仕掛けだ。
対面の人のアジが絡んで私の仕掛けを切らざるを得なかったときは、流石に一言オモリを追加するよう
言ってみたが、相手はどこ吹く風という顔。(T_T) きっと私の言う意味が分からないのだろう。
さらに、私の隣のおっさん(笑)は、私の真ん前にアジが来てるのに知らん顔で2本竿。
そのうえ終盤には撒き餌をする始末。きちんとした身なりの人であったが、あまりのマナーの悪さにあきれてしまった。
釣り堀屋さんや釣り堀に詳しい諸先輩方のHPで、以前からマナーについてはたびたび話題に上っているので
それを見ている人たちは、ちゃんとマナーを守っておられるのだろうが、きっと、インターネットとはほとんど
縁のなさそうな(?)オジサンたちが、一番性質が悪いのだろう。
釣具屋さんで「他人に迷惑をかけない仕掛け」をもっと啓蒙すればいいのになぁ・・・。
さて、話は変わって、今日 れがーさんを見て、リアクション釣法以外にもとても勉強になる事があった。
それは青物を狙うタイミングの切り替えがとても速いこと。自分の中で、どこで見切るか決めておられるようで、
ダメと思ったらさっさと次の獲物をねらい、逆に動きがおかしいと感じたらすぐに青物を誘っておられた。
私なんかは「もうちょっと粘ったらひょっとして・・・」な〜んて思うもんだから、ついついダラダラとなって、
無為に時間を過ごしてしまうのだが、これからは自分なりに基準を決めて切り替えを速くしたい。
Jackyさん、れがーさん、モックン、今日はご一緒していただきありがとうございました。
特に れがーさんにはいろいろ教えていただき、とても勉強になりました。
また、激励のお電話いただいた、frankさん、なべちゃん、好人さん、ありがとうございました。m(__)m
ところで、うらやましいでしょ? この『クチグロ』(笑)