2007年2月11日(日)   辨屋 5号筏

天気・・・晴れ   満潮・・・10:36   干潮・・・18:46  小潮

今日は辨屋さんで第16回三重釣り歩記会である。
エルニーニョの影響か1月の後半から水温が急に上がり、辨屋の釣果も連日「パチパチマーク」や
「万歳マーク」でにぎわっている。この分なら当日もそこそこ食いが立つだろうと期待していたら、
なんと前日になって「号泣マーク」がつき、さらに追い討ちをかけるように、寒波襲来とのこと。
なんでやねん!・・・・と運のなさを嘆きながら、家を出発する。(^^;)ゞ

今回初めて好人号に乗せていただくことになり、カーナビをセットして釣魚好人さん宅に向かう。
いったいどこを走っているのか訳がわからなかったが、カーナビに言われるまま車を走らせると
約1時間半後、好人さん宅に寸分の狂いもなく到着した。う〜ん、コイツ、スゲー(笑)

ここからは好人号に乗り込み、さちさんと好人さんと3人で礫浦に向かう。
いつものサークルKで食料を仕入れ、サニーズでマムシ、アジ、カツオ、シラサ、エビ団子を購入する。
マムシは半分でも売ってくれるのだが、どうしても石鯛を釣りたいので気合を入れて1杯買うことにした。

今日は総勢29人で3筏貸切の予定だったが、3号、4号の2筏が貸切で残りの9人は乗り合いに
なるとのこと。私はその9人に入っており、他のお客さんと一緒に15人で5号筏に上がる。
今日は風がありそうなので、北側か西側に入りたかったが、場所取り競争に負けて、南西角になった。
好人さんはコーナーを挟んだ隣の西南角、その横にさちさん。南の1辺は私の右隣に、kawamuraさん
その横にこうちゃん、チャッピーさん夫婦が入られた。滋賀の近藤さんGRは3人で北側となった。
ちょっと窮屈な感じがあるが、三連休の中日で満員だからしょうがない。

今日は冷え込んでいるので、朝イチに青物は食って来ないだろうと飛竜でスタートする。
ところが予想に反して、右隣のkawamuraさんから「青!」の声。しばらくすると今度は左隣の好人さん
からも「青でーす」って。
kawamuraさんは先日辨屋と傳八屋を連釣して青物19本も釣り上げた驚異的な青物師。
かたや、好人さんは今年に入ってブリを5本も上げており、今日も青物狙いとか。
考えてみればとんでもない二人の間に釣り座をとったものだ。(^^;)ゞ
このままでは一日中二人のタモ係になってしまいそうなので、私も青物竿に持ちかえる。
でも、な〜んの反応もなし。まあ、そんなに簡単にはいかんわなぁ〜。(笑)

再び鯛竿に持ち替えて打ち返していると、やっと魚かし(黄)に穂先がククッっとお辞儀して、ビシッ!!
今日初めての引きを楽しんで、綺麗な真鯛が上がってきた。辨屋の鯛は型も良いし、色も綺麗だ。
さらに打ち返していると、今度は生ミックでアタリが出て、またまた綺麗な真鯛が上がって来た。

前回来たときは、アタリがとても小さくてなかなか食い込まず、また釣れてもほとんど針を呑まれる
ことはなかったのだが、今日の2匹はそれほど難しいアタリではなく、両方とも針を呑んでいた。
やはり水温の上昇で、食い気が出てきたのであろう。

しかし、食い気が出てきた割には、この後はピタリとアタリがなくなり、筏全体も静かになってしまった。
ひょっとすると、連日の好釣果で魚影が薄くなっているのかも知れない。

最初の放流は鯛のみで約30匹ぐらいで、大鯛も2匹入れられた。
しかし、すぐには活性が上がらず、しばらく経ってやっと1匹追加したが、後が続かない。
飛竜のズームを生かして扇状に棚5mから底まで探ってみるが全く反応がない。

そこで、さぐり釣り3.9mのドングリウキ仕掛けで中央のドン底を狙ってみる。
何投目かで狙ったところに仕掛けが馴染むと、すぐにウキがゆっくり沈み始めた。
合わせどころが良く分からないので、糸を張って穂先で聞くと、穂先に重みが伝わってくる。
ここぞとばかりにエイッ!とあわせてやると、ゴンゴンという引き。ヨッシャー真鯛だ。
やっぱり困ったときは「真ん中の底だ」と喜んでいたら途中でバレてしまった。(T_T)

2回目の放流は青物数本とシマアジ2〜3匹、石鯛2匹が入ったらしい。
「らしい」というのは、カツオのはらわたを取り出すのに一生懸命で、見てなかったから(笑)

口火を切ったのはkawamuraさんだったと思うが、その後プチ青物フィーバーとなる。
ちょっとフライングではないかという方も見えたが、次々に青コールがかかり、私はほとんど
竿を入れられない。結局この流れには全く乗れなかった。

その後、真鯛狙いに切り替えても全くアタリがないので、石鯛を狙うことにする。
今まで一度も釣ったことがないので、今日一番釣りたい魚だ。
なんとなく今日は釣れるような気がしているのだが・・・。(笑)
マムシを付けて、5m〜7mぐらいを探るが、さっぱりアタリがない。
そんなに簡単に釣れるとは思ってないので、居ることを信じて辛抱強くアタリを待つ。
「石鯛さ〜ん、来てくださいね〜」(^-^ )

すると、しばらくして南東角のチャッピーさんから歓声が上がった。なんと石鯛だ!
ムムッ、今日の石鯛は南東角なのか?
ちょと不安になるが、それでも羨ましそうにチラッと見ただけで、自分の穂先に期待をかける。
しかし、全く動かない。 あれ〜?いないのかな〜・・・・。
そうこうしていると、再びチャッピーさんから歓声が上がった。またまた石鯛だ!!
「なにィ〜〜また石鯛だって〜?」 もう、いてもたってもいられない。(笑)

皆さんが「イケチャン、石鯛はアッチだよ。まだあの角に絶対にいるから行かなきゃ」と言って
下さるので、お言葉に甘えてチャッピーさんの横に入れさせてもらうことにした。
チャッピーさんと「これで南西角で(先程私が釣っていたところ)釣れたら洒落になりませんわ〜」と
笑いながら、棚6mにマムシを垂らしておく。 石鯛さ〜ん、イラッシャ〜イ(^-^ )

なかなか食って来ないなぁとジッと穂先を見つめて
いると、なにやら対面でさちさんが大騒ぎをしている。
どうも、席を外している好人さんの竿に大物がかかっ
たようで、kawamuraさんも助っ人に駆けつけた。

思いっきり引き絞られている好人さんの竿を見て、
「まさか・・・・」と一瞬顔がひきつる。(笑)

そして上がって来たのは、そのまさかの”石鯛”。

ガビ〜ン!!

ついさっきまで、私の竿が入っていた場所だ。やっぱり、あの角にもいたんだ!!
もし、あのままアソコにいれば、ひょっとしたら私のマムシに食いついたかもしれない。
自分の優柔不断さを恨みながら、再び元の場所に戻ってやり直すことにした。
やはり、初志貫徹が大事である。少しの間ではあったが、迷った自分が情けない。(笑)

『ここにもいるぞ〜、ここにもいるぞ〜』と心の中で、唱えながらひたすら南西角でアタリを待つ。
その後いったいどれくらい経っただろう、チャピーさんから三度目の歓声が上がった。

もう私には、そちらを振り向く力は残っていなかった。今までで一番大きな石鯛だったそうな。(笑)

石鯛なんて 、石鯛なんて

石鯛なんて、大嫌いだー!!

しばらくは、糸の切れた凧のようになっていたが、気を取り直して円月殺法で真鯛を狙う。
しかし、全くアタリはない。青物竿に持ち替えても全く反応なし。もう今日はダメだな・・・。
残り時間もあと15分ぐらいになり、あきらめて片付けモードに入る。

すでに東側の人が完全に片付けてしまったので、船が来るまでの間、僅かに残ったマムシを
付けてちょっとだけ入らせてもらった。するとすぐに穂先がお辞儀して鯛をゲット。続けてもう1枚。
なんて簡単に釣れるんじゃ!先程までのアタリのなさが嘘の様である。

しかし、ここで迎えの船が来て残念ながら納竿となった。

本日の釣果
真鯛×5
(1匹は途中で締めてクーラーの中)

kawamuraさんから、ワラサを1本
頂きました。ごっつぁんでした。

当たった餌
生ミック、魚かし(黄)、マムシ

本日の優勝者はこのアタリの少ない中、鯛12匹を釣られたYさん。
特別賞は石鯛3枚のチャッピーさんだった。(^-^ )  その他の商品はジャンケンとなった。
参加賞は殻付きの牡蠣。実はこれがとても楽しみだった。
先月辨屋さんで買った時はまだ小さくてガッカリだったが、今日のは大粒で焼き牡蠣にしたら
あっという間になくなってしまった。

今日は全体に食いが悪く、見事に出家された方も何人かおられたようだ。
そういえばこの寒い中、不本意ながら寒中水泳をされた方もおられたうようで、
風邪などひかれませんように。(笑)

私はいつもと変わらない寂しい釣果ではあったが、楽しく一日を過ごすことができた。
幹事の釣魚好人さんはじめ、本日ご一緒して頂いたみなさん、有難うございました。

帰りの車中、本日傳八屋に釣行していたfrankさんから電話があった。
昼頃、どうせ傳八屋も釣れて無いだろうと電話をしたとき、「ただいま電話に出ることができません」
とのアナウンスだったので、ひょっとして傳八屋は釣れているのではないかと気が気ではなかった。(笑)
その心配?通り、爆釣だったとのことで、ブリ、ヒラマサ、カンパチ、ワラサ、おまけにハタマスまで釣って
見事に「つ抜け」されたらしい。  「え〜っ? イケチャンたった5匹なの〜」だって。(笑)

今に見ていろ僕だって・・・・とリベンジを誓うのであった。(爆)