2007年1月20日(土)   辨屋3号筏    同行者:次男

天気・・・晴れ時々くもり    満潮・・・7:10     干潮・・・・12:38     大潮


前回傳八屋さんで貧果に終わり、帰りの船上で、月末にリベンジに来ようかなぁと
思っていたところ、同じ思いのsasapuuさんが「20日なら一緒にいけますが・・。」と。
1週間の内に2回も釣行したら、お天道様に申し訳ない気もしたが、月末に一人で
行くのも寂しいし、「ならば私も」とご一緒させてもらうことにした。(笑)

今回はsasapuuさんの薦めもあり、辨屋さんに行く事になった。
なんでも最近の食い渋りで生簀の在庫量は半端ではなく、ひょっとすると、傳八屋をも
凌ぐのではないかということなのだ。 もし、当日爆発したら・・・ムフフ(^-^ )

釣行前日smileさんのHPで、耳栓が釣り堀不眠症に効果があることを知り、早速購入して
試してみたが、残念ながら私には効き目がなく、あきらめてやや早めに出発する。
最早、私を眠らすには麻酔銃ぐらいしかないかもしれない。(爆)

昨日私に小言を言われて、ややふてくされ気味の次男は、出発直前まで行く、行かないで
すったもんだしていたが、結局、テンションの低いまま付いて来る事になった。
最近、第二次反抗期に突入したのか、扱い方がなかなか難しくなってきた。(^^;)ゞ

いつものように23号を走り、旭家でアジ、マムシを買う。次男はマムシを使うのが好きで
(といっても、”蛇使い”ではありません。念のため・・・。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!)
時々、これで思わぬ釣果をだす。最近の辨屋さんは石垣鯛が入っているので、
ひょっとすると今日も嬉しいお土産にありつけるも知れない。

前回、マツモトのシラサがやや小さかったので、きょうはサニーズに向かう。
実はシラサ以外にもここで買いたいものがあるのだ。それは丸のまんまの「カツオ」。
昨年、カーク船長がカツオのはらわたでブリを釣り上げたのを目の前で見て以来
一度使って見たいと思っていたのだが、なかなかその機会がなかった。
でも先日、ここで1本300円で売っていることをマナブンさんが教えてくれたのである。
今日は何が何でも青物を釣りたいので、この特効餌を買っていくことにした。

店に入ると、そのカーク船長がレジに並んでおられた。今日はよしじいさんの新年釣り会で、
傳八屋さんに行かれるのだ。やはり右手には、しっかりと冷凍カツオを持っておられた。(笑)
それから魚かしによって、船長、カトキチさん、トーマスさんとしばし談笑後、辨屋さんに到着。

いつもはちょっと遅く行くと駐車スペースに困るのだが、今日は土曜日なのに空いている。
やはりこの時期になると、釣行する人もよほどの”好き物”に限られてくるのだろう。(笑)

sasapuuさんと挨拶を交わし、受付けで代金を支払ってカードにスタンプを押してもらう。
最近は、何かの「釣り会」で辨屋さんに出かけることが多いので、久しぶりのスタンプだ。
ささいなことではあるが、小市民のわたしには、やはりスタンプが貯まるのは嬉しい。(笑)
ついでに、次男が子供料金のときに押してもらっていたスタンプを、子供2個分を大人1個分として、
私のカードに付け替えてもらえないかとお願いしたところ、「それは出来ません!」とアッサリ断られた。
支払っているのは私なのだから良さそうに思うのだが、そんなにキッパリと言わなくても・・・(T_T)

受付が済むと、まだ暗いうちに渡船が始まる。ここは桟橋で長時間待たされないのがいい。
私達3人は他の釣り客さんと一緒に7人で3号筏に上げてもらい、私と次男は西側一辺、
sasapuuさんは南東に釣り座を取った。

二人分の支度でドタバタ手間どっていると、私の右隣、南西角の常連さんや次男の左隣で
北西角の常連さんに早速鯛がかり、ちょと焦る。
ようやく落ち着いて竿を持てるようになったと思ったら、朝イチの活性も落ち着いたあとだった。

まずはエビ団子の素で魚を寄せようとしたが、まだ半分凍っていて上手くまとまらない。
そこで、浮き仕掛けで真ん中底を狙って生ミックや甘エビ、シラサを放り込んで見たが、
ウキは全く動かない。息子はもっぱらマムシで西北角を狙っているが、コッチも反応がないようだ。
他のみなさんもモーニングサービス後は全くアタリがないようで、静かな時間が流れる。

しばらく経って、ようやく息子にアタリが出て、真鯛をゲット。
今日はイマイチ乗り気のない息子ではあるが、やはり釣れると嬉しい様だ。
私も、ようやくエビ団子の素が使えそうになってきたので、飛竜に持ち替えて打ち返す。

すると、これで寄ってきたのか、やっと穂先にコツン、コツンとアタリがでた。
しかし先日と同じく、すぐには食い込まないので、上下左右に小さく誘いながら食い込みを待つ。
ズボ釣りは、穂先を通しての魚とのやり取りがとても面白いので、私は気に入っている。

まもなく「クッ、ククッ」と小刻みにお辞儀したところで、「バシッ!!」(^-^ )
なかなか良い型の真鯛が上がって来た。
先日の傳八屋でもそうだったが、今日の鯛もとても綺麗な色をしている。

連荘を期待するが、なにせ相手は命がけなので(笑)こちらの思うようにはいかない。
それでも、放流前にもう一枚鯛を追加することができた。

1回目の放流は真鯛が約20匹とシマアジ2匹だった。
前回の傳八屋に比べるとシマアジが少ないので驚いたが、考えてみれば傳八屋が
特別多いわけで、これが普通なのだろう。(^^;)ゞ

放流後も特に活性が上がるわけではなく、全体も静かなもの。
浮き釣りで筏の中央、ズボ釣りで竿下と探ってみても反応がない。

すると、sasapuuさんから「青!」の声が上がった。
と、同時にエビ団子の素をつけていた飛竜の穂先が
突っ込んだ。

真鯛と思い、すぐに上げようとするが、どうも重たい。
周りの人が、絡んでるのでは?といったが、
ラインがsasapuuさんのとは逆に走りだしたので、
間違いなくコッチも青物だ。(^-^ )

そのうち二人のラインが交錯した。
saaspuuさんは青物仕掛けのようだが、私はライン4号、
ハリス3号、グレ針7号の鯛仕掛け。
まともに張り合ったら負けは見えている。
10kgのクエを狙うsasapuuさん

まずはsaapuuさんに上げてもらうようにして、私はドラグをゆるめて耐え忍ぶ。バレないでね〜。
sasapuuさんのワラサが取り込まれたら、すんなりとカラミがとれて今度は私が戦闘開始。
少しの間筏を独り占めにして、無理をしないようにゆっくりと魚を浮かせる。
この飛竜は3号竿だけあって、なかなか頼もしい。

徐々に浮いてくると、斜めに泳ぐ魚体がはっきり見えた。ヒラマサだ!(^▽^)  
こりゃ〜何が何でも取り込むぞ!とさらに慎重に引き寄せると、危なげな手つきでタモ入れしようと
していた次男を制して、隣の方が掬ってくださった。どうも有難うございました。m(__)m
こうして80cmの立派なヒラマサが、無事スカリに入った。 ふぅ〜っ、これでひと安心。(笑)

2回目の放流では、青物が5〜6本と石鯛が一匹入った。最後の1本は結構大きかった。ヒラマサか?
ここで、例のカツオのはらわたを使うつもりだったのだが、なんとまだ凍っている。(^^;)ゞ
仕方なく活きアジ、イカ、イワシ、シラサと順番に餌を替えていくが、全然反応なし。
こりゃダメだと、青物をあきらめて鯛を狙うことにした。
もう、スカリには立派なヒラマサがあるのでサバサバしたものである。(笑)

筏の中を覗き込んむと、北西角でシマアジらしき魚影が4〜5匹連なっているのがうっすらと見えた。
隣の方も見つけたようで、二人で中層でシマアジを狙ってみる。
しかし、シマアジ特効餌のエビ団子の素やシラサをつけて誘っているのだが一向にアタリがない。
そのうち何投目かで落下途中でひったくるようなアタリが出た。すわ、シマアジかと思ったが
上がって来たのは真鯛ちゃん。あれ〜?、鯛はこんな上まで浮いてきてるんだ。

ということで、そこからは鯛狙い。4〜5mぐらいのところで、隣の方と二人で入れ食いとなった。
釣れずにテントの中でいじけていた息子にも、コッチに来て釣るように言うが、
コヤツが竿をいれると不思議とアタリが止まってしまう。
ふてくされて釣っているので、きっと魚を寄せ付けないオーラでも出ているのだろう(笑)
私はここで鯛を5匹追加したが、結局息子はゼロ。
「全然釣れないジャン」と益々ふてくされて、1時に早上がりをしていった。(爆)

先程の鯛で予定の数はほぼ確保できたので、午後からは青物を中心に狙うことにした。
例のカツオも完全に解凍されていたので、はらわたを使ってみる。
血まみれのはらわたを見るといかに食ってきそうであったが、残念ながらこれは不発。
その後も他の人にカンパチやら、小ぶりのワラサが単発的に釣れるが私は蚊帳の外。
イカやイワシ、サンマの切り身で誘っても全く追ってくる気配もない。シラサ、アジでもダメ。

残り時間も30分となり、もうこれを最後にしようと、サンマの半身とカツオの腹身にカツオの
血をたっぷりとまぶして底網ギリギリに放り込んだ。
するとすぐに「カツカツッ」と穂先が揺れた。おおっ、来たーッ!!(^▽^)
あせらずにゆっくりと穂先をさげて付いていく。
前回、傳八屋ですっぽ抜けをしているので、今日はさらに慎重になる。
穂先が充分入り、ラインが走りはじめたところで思いっきり竿を立てて、「青デース!!」(^-^ )

今度は青物竿なのでしっかり掛かれば、もう安心だ。
ほとんど糸を出す事なくアッサリと小ぶりのワラサが上がって来た。
今回は練習のため自分でタモ入れしてみようかな?と思ったが、sasapuuさんがタモをもって
駆けつけてくれたので、ご好意に甘えることにした。

実は私は自分で青物をタモ入れしたことがない。だから青物が掛かったときが心配で
単独では釣行しないのだ。といっても、実際にはあまり青物が釣れたことがないので、
全く気にする必要はないのかもしれないが・・・。(笑)

この後、あと1匹でツ抜けするので、最後に真鯛を狙ってみたが、迎えの船が来て納竿。
ツ抜けは出来なかったが、狙っていた青物が2本も釣れたし、またその1本は大好物の
ヒラマサだったので、釣果としては大満足となった。
また、同じ筏の方達にも恵まれ、いい一日を過ごす事ができた。

辨屋さん、sasapuuさん、そして偶然にも同じ筏でご一緒いただいた方々、有難うございました。

本日の釣果
 私  鯛×7、ワラサ×1、ヒラマサ×1
次男  鯛×1


当たった餌 
 エビ団子の素、魚かし(黄)、生ミック
 サンマとカツオの切り身

saapuuさんのワラサはハマチに降格
されたが、私のは丁度60cmでギリギリ
ワラサを保った。(笑)