2006年7月8日(日)   傳八屋 9号小筏  

天気・・・・曇り時々晴れ    満潮・・・3:29   干潮・・・・9:50   中潮(大潮前)


今日は「第10回三重釣り歩記会」に参加した。デンパチデーと言う事もあり参加者は26名。
今回も初参加の方が何人か来ておられ、少しずつ輪が広がって行くようだ。

心配された台風3号の影響はほとんどなさそうだが、停滞全線は居座っているので、雨を覚悟
して午前3時出発。今日はマナブンさん達とご一緒させていただき、楽チン釣行なのだ。
途中サニーズ、魚かしに寄って、傳八屋についたのは5時ちょっと過ぎ。
雨は降っておらず、雲の切れ間から青空が覗いている。これなら一日大丈夫かも(^-^ ) 。

6時過ぎに出船し、8号に16人、9号に10人が乗った。私は9号で、東側が今回もジャンケンに
勝った赤ちゃまと、賢人さん、滋賀の近藤さん、南側が釣魚好人さんと私、西側がシブヤンさん、
マナブンさん、弟さん、北側がHさんと今回初参加の鉄道屋さんとなった。
今日の目標はカンパチとシマアジ。果たしてどうなりますやら・・・。(笑)

いつものように1投目はシーパラ4−400でサンマの切り身を真ん中の底に放り込む。
狙いはもちろんカンパチ君。
今回、シーパラの道糸をLINESYSTEMの海上釣堀ナイロン8号に替えてみた。
今まではS社のナイロン8号を使っていたのだが、どうも巻きぐせが強く使いづらかったのだ。
このラインも軽くカールはするものの、S社の物よりかは、はるかにしなやかで使い易い感じだ。
S社よりちょっと高いぐらいなので、これからはこのラインにしよう。(^-^ )

さて、鯛竿を用意しながらシーパラの穂先を見つめるが一向に動く気配はなさそう。
最近、一発目で青物が食ってくることがないなぁ〜。(^^;

東側の赤ちゃま 賢人さん、近藤さんは早速竿が曲がって順調なスタート切っているが
他は静かな感じだ。私も海映に持ち替えて、足元の棚を探って見るが全くあたらない。
そこで、本日の課題である円月殺法(釣法?)を試してみる事にした。

この方法は餌を替えるときにリールで糸を巻き上げずに、手で手繰り上げ、餌を入れるときも
手で真ん中に投げ込むのだが、弧を描くように竿下に餌が降りてくる動きが、眠狂四郎の
円月殺法を連想させるので、このように呼ばれているらしい。
糸は出しっぱなしなので、棚が変わることがなく、また中央部分からゆっくり餌が降りてくるので
魚がその餌を追って竿下に集まってくる、と言われている。
前回、「はっかい」に行ったときに、このやり方でアタリが出たので、はたしてこの釣り方が
常に効果的なのかどうか、今回試してみたかったのだ。
それゆえ餌も、もっともバラケ易い「エビ団子の素」を2パック、魚かしで買ってきた。
さて、期待通りに魚は寄ってきてくれるだろうか・・・・。

棚を底ギリギリに合わせて始めてみたが、なかなかあたりが出ない。
時折、目先をかえてエビ団子の素以外の餌も放り込むのだが、それでも反応なし。
困ったなぁ、こんなはずでは・・・・。
筏全体も静まりかえっており、嫌な予感が頭をよぎる。『デンパチデーで坊主』・・・
冗談でもあってはならないことだ。(笑)

8時になって、1回目の放流となる。大量のシマアジ、鯛が宙に舞い、生け簀に放たれる。
最後に中ブリも1本入った。さすがはデンパチデーだ。(^-^ )

気合を入れて円月釣法を繰り返していると、ようやく穂先がもたれて、本日1匹目の真鯛をゲット。ホッ(笑)
その後小さなアタリを拾ってイサキもゲット。
しばらくすると穂先がシュポッと持ってかれた。すわ、シマアジか、と竿を立てると元気よく良型イサキが
上がってきた。な〜んだ、ガックリ・・・。
それでも今までの努力が報われたかと喜んでいたのだが、アタリはこれでとまってしまった。なんで??
放流後も東側はそれなりにアタリが出るが、西側半分はまったく蚊帳の外状態だ。
わたしもこのまま2回目の放流を迎えてしまった。

10時ごろ待ちに待った放流船がやってきた。先に放流された8号筏では一気に青物フィーバーと
なって、そこかしこで竿が弓なりになっている。これは期待できるぞ・・・。(^-^ )
我々の9号にもカンパチ、ハマチなどやや小ぶりの青物がドカンと放流された。
期待を胸に、特製サンマの切り身で勝負をかけるが、なぜか私の穂先はピクリともしない。
他の皆さんから次々と青コールがかかるのだが、・・・・なんでやねん!!
結局私以外の全員がゲットされたところで青物フィーバーは終了した。

ねぇねぇ、どうしてオイラだけ「ハバ」なの?(T_T)

8号筏の青物フィーバー シブヤンさん、ブリゲット!!

青物に見放されてすっかり拗ねていたのだが、ようやく気を取り直してシマアジ狙いをすることにした。
滋賀の近藤さんが「魚探で4mのところで反応あり」、と言うので皆さん一斉に棚を4mにセット(笑)
すかさず賢人さんがシマアジゲット。いいなぁ〜。オイラもシマアジ釣りた〜い。
でも、オイラの竿はピクッともしない。4mから1mづつ棚を深めながら円月釣法を繰り返すのだが
底まで行っても全くあたらなかった。それに引き換え、東側〜東南角ではそれなりに釣れている。、
こうなると東南角付近は段々と人口密度が高くなってくる。(笑)


私も参加したかったが、今日は同じ場所で円月釣法の効果を試すという課題があるので、やめた。
そこで、今度はさぐり釣り3.9mを取り出し、中央部分でこれを試してみることにした。長尺竿だとちょっと円月とはいい難いのだが・・・。(^^; とりあえず、4mから1m単位で下げていくと、7mで小さなアタリが出た。まだ食いが浅いかとも思ったが久しぶりのアタリなのでうれしくなって合わせると案の定スカ。(笑)
イサキではなかろうかと、今度は餌を小さくして放り込む。円月釣法はこういうとき棚が狂わないのがいい。今度も小さい当たりだったが、冷静に合わせると予想通りイサキが上がってきた。
一気に人口密度が高くなった東南角(笑)

さらに、放り込むと、今度は先程よりはっきり穂先が入り鯛をゲット。さらにもう1匹追加。
やっと「宝の山」に巡りあえたと喜んでいたら、次の1投で針掛かりしてすぐにバラシてしまった。ヤッベ〜(T_T)
やはり、このバラシで魚が散ってしまったようで、その後底まで探ってみたが結局何ともならなかった。

残すところあと1時間となり、エビ団子の素も使い切ってしまったので、何とかカンパチが釣れないかと
活きアジ、イワシ、サンマで誘ってみるが全く相手にしてもらえない。
結局このまま時間切れとなり、最後まで、お目当てのお魚さん達には相手をしてもらえずに終わってしまった。

それにしても狙った魚が全く釣れないのは何故なんだろう?
単なる偶然?それとも狙い方が間違っているのかな?
今日は、途中でちょっと拗ねただけで、あとは真面目にやってたんだけどなぁ・・・。(^^;)ゞ

さて、今回課題にした円月釣法であるが、今日の結果からすると、どうやら万能ではなさそうだ。
前回の「はっかい」も今回も、放流時にだけアタリが出た事を考えると、「ある程度活性があるときしか
効果がない。」と結論付けざるを得ない。やはり竿下でダメなときは何をやってもダメ。
そういう時は竿下に見切りを付けて中央部を狙った方がいい様に思う。

と、言う結論で終わろうと思ったのだが・・・。
これを書きながら今、ふと思った。
そういえば円月釣法は常に真ん中に餌を投げ入れていた。
もしこれを釣れていた東側に餌を投げ込んでいたらどうなっていたんだろう。
ひょっとして・・・・。
あ〜なんでこんな単純なことに気づかなかったんだろう。バカバカバカ〜(笑)
ということで、この課題は次回に持ち越しですね。ハイ。

本日の釣果   鯛×3、イサキ×3
アタリ餌    エビ団子の素、魚玉

写真↓のシマアジは、賢人さんに頂いたもの。賢人さん、シマアジの刺身美味しかったです。
有難うございました。また宜しくお願いします。(゜O゜)☆\(^^;) バキ!

噂に違わず綺麗な鯛で、当日刺身にしました。
いつも以上に歯ごたえがありビックリ