2006年6月10日(日)  和光

天気…・曇り   満潮…・4:06  干潮…・10:58 中潮(大潮前)

今日は久しぶりに「三重釣り歩記会」に参加した。2月以来の4ヶ月ぶりだ。
当初、光栄丸で行われるはずだったのだが、ちょいと幹事の○人さんの
チョンボがあり、急遽、和光に変更となった。(^^;)ゞ
和光は初めてなのだが、直前でも予約が取れるということは、あまり人気がないのだろうか。
やや心配ではあったが、よくよく考えてみれば私は人気の傳八屋さんや辨屋さんでも
特にたくさん釣っているわけでもないので、逆にゆったり釣れるほうがいい結果が出るかもしれない。
念の為、前日電話で放流魚種を確認したところ、カンパチ、ワラサ、鯛、シマアジ、イサキ、ヒラメ、
ハタマス、石鯛との事。好物のヒラマサはいないけど、石鯛とハタマスと聞いて俄然ヤル気になる。
ということで今回のテーマは「目指せ!石鯛とハタマスの刺身!」となった。(笑)

旭家で石鯛用にマムシ、青虫を一杯ずつ、ハタマス用に活きアジを10匹購入。
いつもはマムシか青虫どちらかだし、またアジも5匹しか買わないのだが、今日は大きなテーマが
あるので気合を入れて買った。(笑) ただアジはちょうどいい大きさのがなく、しょうがないので
4〜5cmの新子アジと15cmはあろうかという立派なものを混ぜてもらった。
さらに、魚かしで先日の爆笑会の賞品である「魚かし商品券」を使う。
ただで餌が手に入るのは嬉しいけれど、ちょっと牧野さんに申し訳ないような・・・(^^;)ゞ
ここで、kawamuraさん達と合流して5時過ぎに和光に到着。

出船時間が近づくにつれ和光の桟橋は大賑わいとなる。どうやら今日は満員のようだ。
ひょっとしてここは人気があるのかな?
6時頃に出船となり、私達15人は最も港から近い2基連結された筏に上がる。
私達の筏は南側で、好人さん、Hさん、赤ちゃま、しんさん、Sさん夫妻の合計7人。
場所決めジャンケンでは負け続けてドベとなり、最後に空いていた東側中央に釣り座をとった。
まあ、いつも「いい場所」に入ったつもりでもはずれるので、今日は逆にいいかもね。(笑)

まずは、いつものようにシーパラにイワシの切身で青物狙い。願わくはカンパチ君(笑)。
しかし、これもいつものようにシ〜ン…・・。 やっぱり・・・・。(T_T)
他の皆さんは鯛狙いのようで、みなさんポツポツと鯛やシマアジをあげておられる。
いつもならすぐに鯛竿に替えるのだが、ひょっとしてハタマスが食わないかと新子の活きアジで
真ん中やコーナーをさぐって見た。しかしこれもシ〜ン・・・。ムム・・。
活きアジをあきらめて鯛竿で自分の前をいろいろさぐってみるが、もうすでに朝のジアイが終わった
ようでアタリはない。しまった、もっと早く鯛狙いに切り替えるべきだった。(^^;

それにしてもここの筏はよく揺れる。すぐ横を傳八屋さんなどの船が頻繁に行き来するので
そのたびに筏が大きくグワ〜ン、グワ〜ンと揺れるのだ。
あぁ、イカン、ちょっと気持ち悪くなってきた・・・。

南東角の赤ちゃまだけはその後も好調のようで、コンスタントに鯛やシマアジを上げている。
今日が釣り堀初体験というS夫人に「ここなら釣れるよ〜」と声をかけて釣らせてあげていた。
うらやましい…・。ホントは私もすぐに行きたかったが、でもちょっとプライドあるしィ・・・(爆)

周りを見ると、どうやら未だ○―ズはオイラだけみたい。むむっ・・ 段々焦りが出てくる。
かといって、すぐに「私も入れて〜」なんて言うのもかっこ悪いし・・・どうしよう…、やばいよなぁ…、
でも、あたらんしなぁ…・、う〜ん…・。  「私も入れて〜!!」(^^;)ゞ
好人さんがこっちをみてニヤッと笑っていたが、もうプライドなんかいらない、アタリが欲しい。(笑)
ビシッ!めでたく鯛一枚ゲットー! ホッ。

1回目の放流は8時半頃。シマアジが4〜5匹とカンパチ1、ワラサが3本入った。
「へぇ〜、ここは青物が先に入るんだぁ〜」とイワシで青物狙いをしてみるがダメ。
あきらめて、鯛狙いにする。何投目かで魚かしの黄色団子を付けると穂先がピクピクと動く。
しかし食い込まないのでそっと聞いて見ると重みを感じる。ヨッシャー!とあわせるとなかなか
いい引きだ。大鯛?、シマアジ?、それとも石鯛ちゃんかな〜?
最初は余裕でやり取りをしていたのだが、いっこうに上がって来ない。あれ〜?これって青?
「ひょっとすると青かも」と声をかけたときには後の祭りで、Hさん、しんさんとしっかりお祭り。(^^;)ゞ
おまけに絡んだ糸で穂先がおれて巻けなくなってしまった。
しかし好人さんと赤ちゃまがサポートして下さり、やっとのことでタモに収まった。
マルマルとした立派なワラサちゃんだ。\(^ ^)/ バンザーイ

さて、口元にガッチリかかった針を外そうとタモの中を覗きこむと、あれ???
ハリスにクッションゴムがついている。エッ? オイラはクッションゴムを使ってない。
ということは…・・デ〜ッ!!これ、しんさんのジャン!!
かくして、私のお気に入りの穂先を折り、3人の力を合わせて取り込んだ大きなワラサ君は、
その光景をゆっくり眺めていたしんさんが、ニコニコと笑いながらタモごと持って行かれた。 
そんなバカな〜(泣)

シーパラの穂先がピクピクし始めた。大きいアジなので一発で呑めないのだろか。
テンションをかけたり緩めたりしながら食い込みを辛抱強く待つ。もうチョィなんだが・・・・。
すぐ横の赤ちゃまのウキにも動きがあるようだ。と、赤ちゃまから「青!」の声がかかる。
もう少し待ちたかったが、しょうがないのでこっちも合わせを入れるとガツン!ヨシ乗った!!
赤ちゃまは私のに絡んでいただけのようで、これも無事はずれ、やり取りを開始する。
今度は青物用のシーパラなので余裕のよっちゃん。でも、どうも竿さばきが上手くない。
先程隣の筏のNAKAさんが青物を上げるのをチラッと見たが、とても素早く見事だった。
まあ、それでもそれなりに寄せてきて赤ちゃまのタモにランディング。またしてもお世話になりました。
先程の「幻のワラサ」よりは随分小さく、周りから「そりゃハマチだろう」という冷やかしも上がったが、
なんのなんのギリギリワラサ君。(笑) これで、私のスカリもちょっと賑やかになった。

しばらくすると、またシーパラを持つ手にアジの激しく逃げ惑う動きが伝わってきた。
大きい方のアジをつけているのでまた呑み込むのに時間がかかるかな?と思いきや
今度はスンナリと穂先が入り、またまた「青でーす!!」。
しかしあわせた瞬間はグッと重みがあったが、その後は手ごたえが急に軽くなる。
おっかしいなぁと巻き上げてくると、ヒ〜ラヒラ〜。うわーヒラメだぁ!!(^▽^)
初めての獲物にビックリ仰天。しかしこれも美味そうだなぁ〜(笑) 

好人さんにも青物が来た。ところが途中から全然上がって来ない。どうやら「魔のトライアングル」に
入り込んでしまったようだ。普通ならここで糸を切ってあきらめるのだが、このお方はちょっと違う。
皆に「もう竿を入れていいよー」と言って、自分もそのままジッと竿を溜めている。
そのうちしんさんの糸と絡んでしんさんの仕掛けも一緒にトライアングルの中に。
ここでしんさんが仕掛けを思いっきり引っ張ったところトライアングルが解けたのか、
好人さんの青物がそこから脱出し、動き始めた。偶然とはいえ見事な粘り勝ち。
さすがは百戦練磨のツワモノだ。ひょっとしてこうなる事を予想していたのだろうか? 
まさかねぇ〜(笑)

なぁ、これ動かへんやろ? 隣の筏のJackyさん、青で〜す!


2回目の放流は鯛が10匹ぐらい入った。あれ?これだけ??石鯛、ハタマスは?・・
先程穂先が折れた私の鯛竿は、先端を綺麗に切ってみたら、ちょうど海映と同じぐらいの硬さとなり、
これはこれでなかなかいい具合だ。まさに怪我の功名。これでマムシを付けたら鯛が釣れた。(^-^ )
しかしその後は筏は完全に静まり返り、しばらくヒマな時間が流れる。もちろん石鯛もハタマスも全く
姿を見せない。「マムシ+青虫」攻撃もなんの効果もなく、そのまま戻ってくる。はぁ・・・。

「困ったときは真ん中底」の格言(?)通り、特別仕様さぐり釣り3.9で真ん中を5mぐらいから底まで探って
みるが反応ナシ。ならばこんどは青物だ、といい感じに踏みつけたイワシを何度も底から引っ張りあげて
いると、一匹だけスーッと底から着いてきたが、食いつく気はなさそうですぐに潜ってしまった。
ダメだこりゃ〜。(T_T)   もうお昼も近いし、今日はこれまでなのかなぁ・・・。
でも、誰かの釣行記に「放流3回」と書いてあったような・・・と思っていたら昼前に放流船が来た。

やっぱり3回目の放流があったんだ。いよいよ石鯛、ハタマスだな。(^-^ )
ところが放流は鯛12〜3匹とヒラメが1枚で終了。エー??ボクの石鯛とハタマスは・・・?
しかし、文句を言う間もなく、ここで一気に鯛の食いが立ち、入れ食いとなる。
私もこのときとばかりに鯛竿と筏竿の海映を交互に使ってバタバタと釣り上げた。
そして筏竿で何匹目かを釣り上げ、すぐさま鯛竿を投入しようと持ち上げると
ボキッと鈍い音が…。ン? 鯛竿がくの字に…。ガビ〜ン!!
あわてて持ち上げる時に、竿受けにひっかっかって折れたんだろう。ショック〜。(T_T)
ガックリと打ちひしがれている間に鯛のジアイも終わってしまった。
それにしても名竿「怪我の功名」はあまりにもはかない命であった。

ジアイが終わると全くなんともならなくなった。それでも海映に「魚玉+エビ団子」で
しつこく円月殺法をしていたら、やっとの事でシマアジが一匹来てくれた。
でもこれも続かずこのまま終了時間を迎えてしまった。

お目当ての石鯛は隣の筏でNAKAさんが釣り上げただけ。ハタマスは見ることが出来なかった。
最後まで石鯛、ハタマスの放流はなく、ガックリ。折角気合を入れて餌を買ったのにねぇ・・・

集計の結果、私は鯛7、ワラサ1、シマアジ1、イサキ1、ヒラメ1の11匹で2位となった。(^-^ )
優勝は赤ちゃま。好人さんから「ヤッパリ釣り堀は場所だネェ〜」とからかわれながらも
最後までコンスタントに鯛やシマアジをあげておられた。お見事でした。
私も赤ちゃまもマイナスハンディがないので、今回は優勝候補だったらしい。
とりあえず予定通りとなったわけだ。(笑)

さて、初めての和光さんだったが、3回分の放流量を合わせると、傳八屋さん程では
ないにしろ、特に不満感じる量ではなかった。ただ、生簀の在庫量はちょっと少ない感じだ。
というのも、放流直後はバタバタと釣れるのだが、放流分を釣り終えるとピッタリとアタリが
止まってしまうのである。今日は濁っていたので生簀の中の様子はよく見えなかったが、
青物は単発でヒラを打つ姿しか見えず、人気釣り堀のような水族館状態の群れは見当たらなかった。
私達の入った筏が偶然そうだっただけかもしれないが・・・。
釣った魚の処理方法でもちょっと不満があったが、まあ、ワタシの釣果も良かったし、
あまり文句を言ってはいけませんね(笑)

本日、ご一緒いただいた皆さん、有難うございました。また、宜しくお願いします。m(__)m

本日の釣果:  鯛×8、シマアジ×1、ワラサ×1、イサキ×1、ヒラメ×1
あたり餌: 活きアジ、魚かし団子、魚玉、マムシ

鯛は7匹と思っていたが、家に帰って写真を見たら8匹で、合計で12匹。
自己新記録となった。\(^ ^)/ バンザーイ

残念ながら、本日のテーマ「目指せ!石鯛とハタマスの刺身!!」は全くかすりもしなかったが
5種目、12匹の釣果なので大満足。 2日間刺身が楽しめた。
ヒラメの昆布じめって美味しいのね〜 (^▽^)

2回目のツ抜けじゃ〜(^▽^)