2006年4月22日 (土)     辨屋9号

天気・・・晴時々曇り    満潮・・・12:15   干潮・・・7:41  小潮

今日は辨屋さんの月に一度の放流祭である。
(有)近藤水産さんから「アンパパさんも誘って一緒にどうですか?」とお話をいただいたので、
喜んで参加させてもらう事にした。アンパパさんも1月の三重釣り歩記会のリベンジを果たすべく
気合が入っているようである。

前回傳八屋さんで念願の「ツ抜け」が出来たので、今回からは数にとらわれる事無く釣れるのがいい。
そこで本日のテーマは「誘いまくって青物を釣る」事とした。なにせ今年は初釣行でカンパチを
釣って以来全くご無沙汰続き。だから今日はなんとしても釣りたい。狙いはもちろんヒラマサ。

青物の釣り方については前回のとき「釣り堀界の暴走機関車」堀部さんからアドバイスをいただいており、
さらに今回は先日辨屋さんで青物爆釣された、れがーさんからもアドバイスをいただいた。
もう頭の中でイメージは十分出来上がっている。よし、待ってろよ〜!ヒラマサ君!!(笑)

夜中の12時過ぎに家を出発。餌はイワシ、サンマ、キビナゴ、前回残りのオキアミと団子類を持って出る。
旭家でシラサ半分と石鯛用にマムシも1杯購入。マムシは半分でよかったのだがお店の人がいい顔
しなかったので思い切って1杯買った。今日は「青物」なのだが早くも石鯛に目移りしてしまっている。(^^;)ゞ
マツモトでアジ5匹、魚かしでエビ団子を買って3時半ごろ辨屋さんに到着し、しばし仮眠。

時間となり、本日ご一緒いただく皆さんとご挨拶。初対面はただちゅーさんとWさんのお弟子さんのHさん。
出船まで桟橋で談笑していると、先日この掲示板でも話題になった「青デース!のタイミング」の話になる。
近藤さんは、前アタリが出たら「おー、来てる来てる、見て見て、コレコレ!」とみんなの視線を自分の穂先に
釘付けにしちゃえばいいよと笑っておられたが、いくらなんでもこれは近藤さんならではの芸当だ。(笑)
そんなこんなで賑やかに9番筏に上がった。

私は北東角を取った。今日はほとんど上げ潮なのでたぶん悪くない場所のはず。
まず、シーパラ4−400にサンマの小さい切り身をつけて放り込んでおく。
すぐに食ってくる気配もないので、その間に鯛竿と筏竿をセットする。
口火をきったのは(有)近藤水産さんで、ポンポンと鯛、シマアジを上げている。さすがは「辨屋の主」。
その後「ツバスがヤル気ありそうだよー」との声が聞こえてきたので、シーパラを手に3mぐらいの
ところを誘いまくる。と、ツバスがイワシの切り身を飲み込むのが見えた.。ヤッター!
すぐに巻き上げて自分でタモ入れしようとしたが、上手く入らず「宙にういたツバス」状態。(笑)
みかねてtakaseさんが掬って下さった。どうもお手数をかけました。m(__)m
よくよく考えてみれば青物仕掛けなので十分抜き上げれたのでした。(^^;)ゞ
皆さんも好調のようで、ツバスが何本か上げられていた。ただちゅーさんは大物も仕留めておられた。
いいなぁ〜。私も大物釣りたいよ〜。

青物の活性もちょっと落ち着いたように見えたので、鯛竿でオキアミを落としていく。するとイキナリ穂先が
ひったくられた。ツバスが食ってきたのだ。鯛竿とはいえ一応3号竿なのでこのぐらいのツバスなら
へっちゃらなのだ。ちょっと手こずりはしたものの、今度は自分でタモ入れ出来た。(笑)

まだ、ツバスの活性があるようなのでシーパラに持ち替える。今度は抜き上げてやるぞーってね。
しかしイワシやサンマの切り身で浅場を誘っていると食っては来るのだが、すぐに針が
はずれてバレてしまう。う〜んなんでかなぁ〜と思っていると、「もっと穂先で付いていって、
十分に食い込ませなければダメ」と、近藤さんから指摘を受ける。な〜るほど!

そこで今度は十分食い込ませたら、「ズンッ!」。・・・ありゃ?なんか手ごたえが・・・お、重い!
すかさず「青デース!」と叫ぶ。が、しばらくしてプッツーン・・・・・。ありゃ〜やっちゃったー(T_T)
見ると道糸とサルカンの結び目で切れている。二回サルカンに糸を通したクリンチノット(?)で
結んでいたのだが、ギュッと締めたときに摩擦で弱くなっていたのだろうか。
今度はチチワで結び直して再度挑戦するが、どうやらこのバラシが活性を下げてしまったようで、
その後は静かになってしまった。ちょっと、責任感じるなぁ・・・。

8時ごろ1回目の放流で、鯛など小物が入れられる。石鯛も入ったようだ。
鯛狙いに変えるがなかなかアタリが出ず、上手くいかない。ようやくアタリが出たので、
喜んで合わせるとシュルシュルとリールが逆回転。あっ!ストッパーがオフになってた。(T_T)
慌ててオンにして糸ふけを巻き上げるとまだ魚は付いているようだ。よかったー。
さも何事もなかったかのようにそのまま巻き上げて、鯛をタモ入れする。
誰もこの失態には気づいてないだろうと思ったが、近藤さんがこちらをみてニヤッと笑っている。
ゲゲッ、しっかり一部始終を見られてた。チョーカッコわるー。(^^;)ゞ

その後はしばらくあたりもなく、9時ごろ2回目の放流で青物が入った。
すぐには活性が上がらなかったが、近藤さんの大胆かつ執拗な誘いで青物が動き出してきた。
近藤さんの誘いは、どなたかの釣行記にも書いてあったが、単純に誘うというものではなく
まさに「筏の底から青物を引っ張り出す」と言う感じだ。
普通なら誘い出した人に食いついてしかるべきなのだが、今日の青物はちょっと違った。
この動き出した青物達は、ことごとくtakaseさんのサンマに食いついて行くのだ。
ここに、『近藤さんが誘ってtakaseさんが釣る』という見事な連携プレーが出来上がった。(笑)

私もサンマの切り身で誘っているとやっとガツガツと前アタリが来て、一気に穂先が突っ込んだ。
すかさず「青デース!」と叫ぶ。 このタイミングで間違いない(笑)。
先程バラシているので慎重にやり取りする。すぐ横で近藤さんが竿のあしらい方をアドバイスしてくれるが、
なかなか言う通りに出来ず難儀する。そうこうしながらも、なんとかあがってきたのは念願のヒラマサちゃん。
ヤッター\(^ ^)/ バンザーイ。本日の目標達成だ!
今晩は久しぶりにヒラマサの刺身が食べれる。うれしいよー!!
そうだ、明日はてこね寿司にしよう。明後日ぐらいの刺身も甘味が出て美味いだろうなぁ〜。ムフフ・・・。

ただちゅーさんには「今日はこれでもう満足です」と言ってはみたものの、やっぱりもう一度青物の
強引が味わいたくて今度は活きアジで攻めてみる事にした。
今まで活きアジの場合はそのまま置き竿にしていたのだが、前回から手持ちにして誘いを入れるようにしている。
前回は無念にもスカを喰らったが、今日はそれが見事に的中。1mぐらい誘い上げて、スッと止めると
もくろみどおり穂先が激しく踊りだした。『そのまま入れよ〜』と念じていると思い通りズコンッと突っ込んだ!
「ヨッシャ、入ったー!!」と大声で叫びながら、大あわせを入れる。
すかさずWさんから「あれ?”青デース”じゃなかったけ?」と突込みが入った。(笑) 
今度は自分なりに竿のあしらいを意識しながらやり取りをしてワラサをゲット。うまくいったかな?
でも「この程度のワラサでアレだけ走られたらだめだよ。」って。う〜ん、むずかしいなぁ・・・。

3回目の放流では1m以上もある超デカヒラマサが1本と青物が数本入った。
シーパラ持って気合を入れて臨んだが、残念ながら私には不発で、ここでもやっぱりtakaseさん。(笑)

ブリにBIGヒラマサと大活躍のtakaseさん
サンマは北海道産がいい?
見事な竿さばきのWさん
私もこんな風に出来たらなぁ・・・


しばらくして、私が潮上になったので筏竿の海映で鯛を狙うことにした。もう青物2本あるしネ。(^-^ )
魚かしの黄色い団子をつけて底近くで誘ってみるが反応はない。餌を替えようと巻き上げてくると
イキナリ穂先が満月になった。エッ?・・5mぐらいのところでキラッとヒラ打つ魚体。ゲッ、青!!
「ワーッ!どうしよう、青がかかっちゃいましたー!!」(^^;)ゞ
しばらくの間、筏を独占してゆっくりとやり取りをさせてもらう。何度も何度も糸をだされたが、
辛抱強くねばってやっとの事で78cmのヒラマサをゲット。自己記録2cmオーバーだ。
それに今日3本目の青物で、これまた自己最高。無茶苦茶ウレピー。(笑)

その後はあまりあたりもなく、私はすっかり達成感でゆっくりとしていたのだが、takaseさんがシマアジを
釣ったので私も海映で狙ってみることにした。餌は生ミックで底狙いとの事。近藤さんもやって来て
3人で竿を並べるが私の筏竿には全くアタリが出ない。前回シラサでシマアジが釣れたことを思い出し、
シラサに替えてみるが、これもアタリなし。もうシマアジはいないのかな?とあきらめて巻き上げてくると、
またしても穂先がグワ〜ンと弓なりになった。
「ウワーッ、また青がかかっちゃたみたいですぅー。」(^^;)ゞ
皆さんのあきれたような視線を感じながらも、またまた筏独占でしっかりやり取りを楽しませていただく。
でも今度は意外にスンナリとヒラマサを上げる事が出来た。ちょっとは竿さばきがうまくなったのかな?(笑)

しかし、この海映という竿はなかなかのポテンシャルだ。Wさんが「まるで棒で釣っているみたい」というぐらい
胴が硬いのだが、穂先のしなりだけで青物を浮かせてしまう。
次回は巻き上げのスピードアップのためにスピニングリールを付けてみても面白いかもしれない。

結局その後はあたりもなくこのまま時間となったが、とても満足な気持ちで納竿することができた。
今日は青物の活性も高くホントにワクワクした。釣り堀でこんなに楽しんだのは初めてかもしれない。
ブリやBIGヒラマサと格闘できなかったのはちょっと残念だったが、それは次回の楽しみにとっておこう。(^-^ )
また今日は楽しいだけでなく(有)近藤水産さんやただちゅーさんには貴重なアドバイスもいただいて、
たいへん勉強になった。諸先輩が色々な引き出しを持っておられるのには正直驚いた。
まだまだ釣り堀は奥が深い。ますますはまっていく自分が怖い(笑)

アンパパさんは宴会があるのでと自ら釣ったワラサや鯛と皆さんからのおすそ分けでクーラーを
満タンにしてかっ飛んで帰られた。夜は魚料理で大宴会になったようだ。(笑)

本日ご一緒いただいた皆さん、本当に楽しく有意義な一日を有難うございました。
ご迷惑でなければまた是非ご一緒させてください。
また、堀部提督、れがーさんも貴重なアドバイスをくださいまして有難うございました。
おかげさまで、ほ〜らこんなに↓ね。(^▽^)


本日の釣果  ヒラマサ×3、ワラサ×1、ツバス×2、鯛×1
アタリ餌    サンマ、イワシ、活きアジ、団子、シラサ、オキアミ
         思い切って買ったマムシは全くの不発だった。

やっとあがってきたよー