2006年1月22日(日)    ハルキチ屋    同行者:次男、三男

天気・・・晴れ(強風)   満潮・・・9:59   干潮・・・・16:49   小潮


1月28日にJackyさん達と「いむら」に行こうと思っていたのだが、都合が悪くなりそう
なので、急遽、本日出かけることにした。
今回は、小1の三男がどうしてもついて行きたいというので、子連れでも安心なハルキチ屋に
行く事にした。前日の予約時に状況を聞くと、「今日は青物が良く上がっていた」とのことで、
また、ブリ、ヒラマサ、クエ、石鯛も入っているそうだ。まあ、話半分で聞いておこうっと。(笑)

朝3時半に家を出発し、餌と食料を仕入れてハルキチ屋の駐車場に着いたのは6時半過ぎ。
すでに3台の車が止まっている。道中、ちょっと風が強そうだなぁと気になっていたが、
着いてみると車が揺れるほどの凄い風だ。体重20kgの三男は立っているのがやっとで、
油断すると吹き飛ばされそうだ。
『こりゃ、キャンセルして帰ろかな・・・。でも、生き餌も買っちゃたしなぁ・・・』と悩んでいると
大将がやってきた。他の人はすでに準備万端で、さっさと受付を済まして釣り座を確保している。
半ばキャンセルするつもりで、大将にこの強風について尋ねると、「一日中、こんな強風では
ないだろう」と楽観的。 「そ、そうですよね。一日中なんてことは・・ないですよね・・・・。」と、
軟弱な自分に言い聞かせて、結局代金を支払った。やっぱり釣りがしたい?(^^;)ゞ

ここはテラス前とその東側、そしてその北側と筏が3基ある。皆さんはテラス前と東側の筏に
分かれて入られており、私は空いていた東側筏の北東角に釣り座を構えた。
今日の潮とこの風を考えると悪くないポジションのはずだが・・・。
まあ、全部で8人しかいないのだから、ダメなら全ての筏をさぐればいいや。

まずは鯛竿(穂先改)を出して様子を見るがすぐに食って来そうな感じはない。
先に始めている皆さんを見てもまだ誰の竿も曲がってない。
あまりの強風で頻繁に打ち返す気力もなく、ただただじっと穂先を見つめていたが
全然魚の気配がないので諦めて、東南角に移動してみる。
ここは昨年の4月に来たときに、賑やかなおばさんがバカ当たりしていた場所だ。

着色甘エビを底一杯に投入してしばらく待っていると、ほんの少し穂先が沈んだ。
『オオッ、この下に魚がいるぞ!』今日初めてのアタリにちょっと嬉しくなる。
しかし、コツ・・コツ・・とは来るのだが、少し送り込んでもそのあとのグーッと穂先が
入っていくアタリにはならない。こいつは何だろう?? 鯛?、イサキ?、グレ???
餌を小さくしてみようとオキアミに替えて再投入すると、また同じアタリが出る。
今度はしつこく送り込んでやったら、ようやく穂先がお辞儀して、まずは本日1匹目
良型イサキをゲットできた。とりあえず坊主はなくなり、ひと安心。
さらに、もう一度オキアミを入れると、また同じアタリでイサキを追加。いい感じだ。

ここで東側とテラス前の筏に放流となり、東側には鯛12、イサキ8、青物1が入った。
思ったより多いなぁ〜、3.5人分にしては、まあまあ入れてくれたジャン。(^-^ )  
少し風が弱まってきたので、車の中で待機していた子供達が筏に出てきた。
陸続きの釣堀はこんな事ができるので、子供連れにはありがたい。
放流で活性が上がることを期待したが、そんな雰囲気も無く、他の人も釣れてないようだ。
しばらくして、次男の穂先が先程の私のアタリと同じようにコツ・・、コツ・・となる。
どこであわせてよいのか困っているようなので、少し穂先を下げて送り込むようにいうと
きれいに穂先が入って、次男もイサキをゲット。ほ〜らね!(^-^ )
次男が1匹、私が2匹追加したところでアタリがなくなり、青物狙いに切り替える。

SPさぐり釣りに仕掛けをセットしていると、置き竿になっていた次男の穂先が突き刺さった。
もうしっかり食っているようなので、三男にリールを巻かせてやる事にした。
ヨイショ、ヨイショと巻き上げると、姿を見せたのは本日初の真鯛ちゃん。
私がタモいれして無事ゲット。ヤッタネ!
針をはずそうとタモの中を覗くと、ん?なんで穂先がここに???・・・・
お、折れてるジャン!(T_T)  ん〜もう、だから巻きすぎるな!って言ったのに・・・。
しかし、三男は全く悪びれる素振りも無く「釣れた、釣れた」と大はしゃぎ。
しゃ〜ね〜なぁ(^^;)ゞ

次男には私の鯛竿を持たせ、私はSPさぐり釣りに活きアジ、イワシなどで青物を
狙うが待てど暮らせど反応が無い。あきらめて今度は筏竿「海映」を取り出す。
鯛を釣って上機嫌な三男は今度は浮いてきているグレが気になるらしく、
タモを持って走り回っている。コラッ、走るな!っちゅうに・・・

私は海映で東側と北側の筏を一通り探ってみたが全くアタリに出会えない。
ガックリきていると、三男の「おとーさん、掬えたー!!」との声が聞こえた。
ありゃまあ、ホントにグレを掬っちゃたのねと見に行くと、な、なんとタモの中には
立派なカンパチが入っているではないか!!
「ナニィ〜、マジでこれを掬ったんか、・・・スッゲー!!」\(^ ^)/ バンザーイ
本人曰く、グレを待ってボーッと生簀の中を覗いていたら、このカンパチがスーッと
通りかかったそうで、1回目は空振りだったけど、2回目ですんなり掬えちゃった
そうだ。いや〜お見事! 父に似ずなんと勘の良い事か。
今日からあなたのことを“タモゲッチュの師匠”と呼ばせていただきます。

どうじゃ、すくったぞー!! 次の獲物は・・・・?


お昼近くになって、テラスの火鉢に待ちに待ったセル牡蠣が乗せられた。
実は、私と次男はこれが楽しみでハルキチ屋さんに来たようなものだ。
次男は早速火鉢の前にしゃがみこみ、早く焼けないかと待っている。
釣りをしながら焼きたての牡蠣をつるんと食す。ああ、なんという贅沢!!
これで、冷えた吟醸酒でもあれば言うこと無いが、わたしゃ運転手、
そうも行かない。(T_T)
何個目かの牡蠣を口に運んでいると、海映の穂先に久しぶりのアタリ。
ビシッと合わせると穂先が海中に突き刺さるほどの凄い引きだ。
なんじゃろかい?とおもったら、50cm近い立派な真鯛だった。
その後、餌をローテーションして、さらにイサキ3、鯛1を追加した。
周りをみると、どうやら釣れているのはここだけの様子。

次男:「お父さん、今ので9匹目だよ。あと1匹でツ抜けだね。」
父 :「これこれ、そんな事言っちゃダメだって。アタリが止まっちゃうでしょ!」
次男:「うんわかった、そういえば前にもそんな事があったもんね。」
しかし、時すでに遅く、今まで続いていたアタリが本当にピタッと止まってしまった。
父 :「・・・・ほら見ろ、だから言っちゃダメだって・・・・・」(泣)

風もすっかり無くなり、日もしっかり照ってポカポカしてきたので、
『晴れた日はシラサを真ん中の底』という(有)近藤水産さんの言葉を思い出し、
大き目のシラサを3匹つけて底ギリギリに入れてみた。
予定ではこれでヒラマサが釣れるんですけど・・・・ねっ?。(笑)
しばらく待っていると穂先が少し揺れて、ラインがゆっくりと横に動き出した。
オッ、ホントに来ちゃったゾー。 (^-^ )
穂先をやや下げて、横についていくがなかなか食い込まない。試しに
ちょっとだけテンションをかけてやったら、あっさり餌を離してしまった。
アレレ?もっと待った方がよかったか?うまくいかんなぁ・・・・・

次男はその後私の鯛竿の穂先を折ってしまったが、代替のホリーデーメイトで
終わりがけにイサキを1匹追加した。
私は最近釣果が出るようになった見釣りをやってみるが、シマアジもグレも
餌を目の前にしても「フン」と鼻であしらって行く。ムカツクー!

結局このまま終了時間となり、海映を置き竿にしておいて片付け始める。
すると穂先がコツ、コツとし始めた。オオッ最後の最後で来てくれたかと
そ〜と竿に手を掛けるとアタリがピタッととまる。
な〜んだと、また片付けだすとコツコツ。そ〜と竿に手を伸ばすとピタッ。
コツコツ、ピタッ。コツコツ、ピタッ。・・・おのれイサキ、おちょくっとるのかー! 
 「スカッ!!」 (^^;)ゞ

ということで本日はこれにて納竿となった。

今日は釣果を期待せずに牡蠣を食べながらのんびり子供達と過ごせればいいと
出かけたのだが、大風には閉口したものの、我等にしては十分な釣果が得られた。
ここの魚は地元の某有名釣堀から仕入れているようで、質は良いと思う。
また、〆た後の血抜きもとても丁寧にやってくれるので、帰ってから捌いても
全くと言っていいほど血が出ない。これは本当に見事と言う他ない。

“タモゲッチュの師匠”は帰ってからも長男、お母さん、おばあちゃんをそれぞれ
つかまえては、「俺って、天才!!」と本日の戦果を嬉しそうに話しておりました。(笑)

本日の釣果 
        私: 鯛×2、イサキ×7
       次男:イサキ×3
       三男:鯛×1、カンパチ×1
       アタリ餌:オキアミ、着色甘エビ、生ミック、シラサ、マグロ、2.4m玉網(?)

本日の損害
      鯛竿の穂先・・・2本

本日の教訓・・・9匹釣ったら、決してその事を口にしないこと。(笑)

←3人分の釣果

カンパチは弱っていたので、先にしめてもらったのだが、腹まで出してくれていた。
親切〜(^-^ )