2006年1月8日(日)  傳八屋 4号筏  同行者:次男

天気・・・晴れ   満潮・・・11:54   干潮・・・5:33    小潮

今日は第5回三重釣り歩記会に参加した。今回はJackyさんの仕切りで総勢21名。
第3回を除いて全て参加しているが、段々と参加者も増え盛況になってきた。

今年の初釣りで、さらにデンパチデーでもあるので期待で胸はワクワクなのだが、
前日行かれた方の情報によると食いはとっても渋いとか。あんまり釣れんかもなぁ・・。
まあ、翌日は仕事なので、たくさん釣ってもゆっくり魚を捌く時間はないし、それなら
釣果は少なくても「ブリしゃぶ」か「クエ鍋」が出来るように釣ればいいか、などと、
全くノー天気なことを考える。(笑)

いつものように2時半に出発しR23号を走る。マツモトでアジ、シラサ、青虫、生ミック
オキアミを買う。(「ブリしゃぶかクエ鍋」のことはすっかり忘れてしまっている。 )
サークルKの駐車場で好人さんの車を発見。挨拶をして、今度は魚かしに向かう。
ここにはkawamuraさんの車が止まっていた。エビ団子の素と黄色いスパゲッティーの
ような新しい餌を購入する。この新種の餌は、虫餌を針に刺すようにつけてもいいし、
丸めてつけても良いそうだ。
なんとか(忘れた )という脂が入っているので、喰いはいいよと牧野さんは言っていた。

本日は3、4号筏を使うとのことで、くじ引きの結果、私と息子は4号の南側に釣り座を
構える事となった。東側には、先日、掲示板に書き込みして下さった初参加のアンパパさん、
そしてtakaseさん familyのご主人、北側には、夫人とお嬢さん、その横にkawamuraさんと
小学3年生のお孫さん、西側には好人さんと、Hさんが入った。

子供の鯛竿をセットし、私は「SPさぐり釣り」にハリス5号、伊勢尼10号を結ぶ。
"とりあえず真鯛でも青物でも両方とも釣っちゃうよ"仕掛けだ。
スタートの合図にギリギリ間に合い、イワシをぶつ切りにして底いっぱいに放り込む。
朝イチのあたりは全く期待してなかったので、のんびりと鯛竿の「海映2.4」をセットし、
散らかした道具類をバッグに詰めて隅に片付けていると、穂先が少しお辞儀をしたように見えた。
おっ、アタリか? いや、まさかねぇ・・・。ん??でもやっぱりそうか?
じっと穂先を見つめていると、こんどはゆっくりそして大きく入っていったので、ヨッシャ!
と思いっきりあわせると、しっかり手ごたえを感じる。ゴンゴンと下に突っ込んでいくので鯛かな?
とも思ったのだが結構重たいので、「青かもしれません」と声をかけてやり取りをする。
竿の弾力で浮かせながらゆっくり巻き上げてくると、銀色の魚体がチラッと見え、さらに今度は
頭にはっきりと「八」の字が見えた。ウヒョー!カンパチだ!(^o^)
慎重に寄せて息子の差し出すタモに無事収まった。本日第一号。最高のスタートだ。
好人さんから「これで1回休みね」とか、「スミイチになったりして」などと冷やかされたが
「ゼロの人よりいいモンね〜」とやり返す。(笑)

 これは青物の活性があるのかも?と思い、仕掛けをハリス8号、伊勢尼13号に変えて、
今度もイワシのぶつ切りを放り込む。しばらく待っているとわずかに穂先が押さえ込まれたが
食い込まない。少し上下に誘って辛抱していると、また少し押さえ込むのだが、やっぱり食いこまない。
これは針が大きすぎるのかな?と、針を10号に小さくして、再度イワシを入れなおしてみたら
今度は全く音沙汰がなくなった。ナンデヤネン!

しばらく餌を変えながら様子を見ていたが全然動きがないので、海映に持ち変えた。
団子を中心に何度か打ち返してみたが全くアタリがない。いかだ全体も静まりかえっており、
朝からほとんど釣れてない状態だ。とりあえず放流まで我慢かなぁ・・・・・。

最初の放流は鯛15匹、シマアジ5匹、ワラサ5本ぐらいだったと思う。
とりあえず鯛を狙おうと、そのまま海映で続けていたがいっこうに埒が明かないので、
再びさぐり釣りに持ち替える。しかしこちらの方もなんともならない。南西角の息子も朝から
1回もアタリがないのでだんだん機嫌が悪くなってきている。なんとかならないかなぁ・・・。
しばらくして北側でアタリが出始めkawamuraさんのお孫さんやtakase夫人、お嬢さんたちが
鯛を上げ始めたが、こちらの方はまったく音無しの構えだ。う〜ん・・・・・。
結局このまま、2回目の放流を迎えてしまった。

今日は袋物をゲットしようと真剣にやっていたので、何が放流されたのかほとんど見てなかった。
でも「ブリ〜!」というスタッフの声が聞こえたから、ブリは放流されたはず。(^^;)ゞ
なんとか袋物を1個ゲットしたので、すぐ青物を狙う。エサはサンマの切り身、狙うはブリじゃ!。
しかし、私のサンマは御気に召さないらしく、kawamuraさんや好人さんにワラサがかかる。
どうやら活きアジの方がお好きなようなので、私も活きアジを入れてみるが・・・早くも満腹?

青物も一段落のようなので、今度はウキ仕掛けで筏のど真ん中の底を狙ってみた。
散々我が家の風呂で研究?して、1.5号のウキに2号のクッション付錘がベストであろうと
結論を得たが、実際にやってみると餌の重みがあるのか、ややウキが沈みすぎだ。
それでも、しばらくこれでやっていたのだがアタリもないし、どうもシックリいかないので
あきらめて、再度慣れたSPさぐり釣りに持ち替えて、ダメもとで活きアジを放り込んだ。

この竿は穂先がやわらかいので、活きアジの動きにあわせて穂先が実によく揺れる。
アタリのないときはこれの動きを見ているだけで、結構ドキドキして楽しいもんだ。(笑)
な〜んて思いながらぼんやり眺めていたら穂先が大きくゆれ始めた。
オオッ、これは明らかにアタリじゃないか!すぐにググッと入ったので、すかさず
「エイヤッ!」とあわせる。でも、スカッ!! アララ?
まだ早かったのねー。(ToT)

再度、活きアジを放り込み、こんどは真剣に穂先を見つめる。しばらくすると再び穂先が
大きく揺れ始めた。ググッと来たが、おっとガマンガマン、少し穂先を下げるとさらに
ググッ、いやいやまだまだ、3回目にグ、グーッ!と穂先が海中に突っ込んだところで、
ガツン!とあわせ、「青デース!!」
今度は朝のカンパチより随分大きい感じだ。SPさぐり釣りがまるでUターン禁止標識の
矢印のように弓なりにしなって、なかなか上がってこない。ひょっとしてブリかな?ムフフ
ドラグを緩めたり締めたりしながら、しばらく格闘しているとやっと魚の方もあきらめたのか
少しずつ浮いてきた。ブリではなかったがBIGカンパチだ。息子がタモ入れしてくれて無事ゲット。
あとで計測したら78cm、5kgだった。もちろんこんな大きなカンパチは初めてである。
それにしても5kgのカンパチであの引きなんだから、10kgを超えるようなブリなんて
いったいどんな引きをするのだろうか・・・。「SPさぐり釣り」で上がるんか?

これで青物が2本となったので、今度は鯛を釣ろうと、海映を手にしたがやっぱりあたりはない。
先程から、takase夫人達の北側は絶好調になっており、特にkawamuraさんのお孫さんは
入れ食い状態で、みんなの賞賛を浴びながら、もう賑やかなことこの上なし。(^-^ )
あれ? Jackyさんがいつの間にか紛れ込んで鯛を釣ってるぞ。ピピーッ、コレコレ進入禁止(笑)
今まで自分の周りだけを一生懸命さぐっていた好人さんだったが、ついにガマンしきれ.なくなって、
優しい声で「オジサンにもちょっと釣らせてね〜」と、この子のすぐ横にウキを飛ばし始めた。
子供から「取るなー」とか「セコー」とか罵声を浴びせられるもなんのその、ビュンビュンと
正確にウキを飛ばし、次から次へと鯛を横取りしていく。全く情け容赦なしだ(笑)。
しかし、このお孫さんも負けてはおらず、おじいちゃんの手ほどきを受けながら着々釣果を
積み上げついに鯛9匹となる。
オイオイオイ、あと1匹でツ抜けジャン。オジサンなんて24回も通ってまだ出来ないんだぞ。
こりゃ洒落にならん。よし、ちょっとだけ好人さんを応援しようっと。(^^;)ゞ  ゴメンネ〜ボク!

好人さんが横取りしたためか、あるいは潮が変わったのかわからないが、アタリは止まった。
北側が静かになったと思ったら、東側のtakaseさんの竿が曲がり始めた。つづいてアンパパさんも
ウキが沈みようやく片目があいた。どうやら鯛は東側に移ったようだ。わたしも早速、南東角に
移動する。足元を覗くと、グレの大群が泳いでいる。その下にかすかに見えるのはシマアジのようだ。
シマアジを狙って生ミックをつけ、見えるか見えないかぐらいのところから少しずつ棚を下げていく。
すると穂先がククッと入ったのですかさず、ビシッ! ヤッター、シマアジだ!と思ったら、真鯛だった。(^^;)ゞ
ちょっと棚が深すぎたか? でも本日初めての真鯛だからこれもうれしい。
好人さんに「こっちの方が釣れますよ」と声をかけて、次を振り込もうとしたら、もう、すでに好人さんのウキが
筏を横断して私の目の前に飛んできていた。オジサン、ちょっと早すぎ!(笑)

生ミックを先程よりやや浅いところに入れると、プルプルッと海映の穂先がゆれるが、そこから食い込まない。
それではと、試しに「プルプル」であわせてみたが、これでは乗らない。
今度はエサをオキアミに変えてみる。こちらの方がエサがはっきりみえて分かりやすい。
しばらく上下に誘いながら待ってると、うっすらと魚影が近づき、エサがスッと消えたのがわかった。
「今だ!!」と竿をしゃくりあげると、確かな手ごたえ。(^-^ )  ヤッター!シマアジゲットだぜ!
これは嬉しい1匹だ。やっぱり努力は報われるのよねー。(^o^)
さらにしつこくやっていると、またオキアミが消えるのが見えたので、エイッ!ともう一枚追加。ウヒヒヒ
私はこれですっかり満足しちゃったので、あとはシマアジ大好きというtakaseさん familyに場所をお譲りした。

息子は北側に出張しておこぼれに預かろうとウロウロしていたが、上手くいかず、kawamuraさんの
お孫さんの横で鯛を1匹釣り上げただけで、終わった。もう君の師匠復活はないかもね〜(^-^ )

それにしても、このお孫さんは良く釣れた。終わりがけに「9匹も釣れてよかったねぇ」
と声をかけたら「9匹ならいままでも釣ったことあるよ」だって。ゲゲッ。(^^;)ゞ
小学校3年にして9匹が2回あるとは恐るべし。わたしゃ、この歳でやっと9匹が2回なのに・・・。 
いや〜それにしても「ツ抜け」されなくてホッとした。(笑)

優勝は好人さん。いつもの事ながらさっすがー!!2位はtakase夫人、鯛9匹の小学3年生は
堂々の3位入賞となり、とっても嬉しそうに賞品を抱えていた。
私はカンパチ2匹が効いて7位、息子はハンディのおかげで16位となった。
もっとアタリがあると良かったんだが、それでもBIGカンパチが釣れたのでヨシとするか!

しかし今日もウキ釣りは上手くいかなかった。始めたばかりの頃はウキ釣りをしていたのにねぇ・・・・。


本日の釣果
  私:カンパチ×2、シマアジ×2、真鯛×1
 次男:真鯛×1
 アタリ餌:イワシ、活きアジ、オキアミ、生ミック