2005年12月18日(日)  傳八屋 7号筏 ?    同行者:ヤッチャン


天気・・・ 晴れ(強風)    満潮・・・8:01   干潮・・・13:28   大潮

今回は今年のフィナーレなので、それにふさわしくデンパチデーに行く事にした。
息子が子供会の行事で行けないので、無理やり友人のヤッチャンをさそった。

初めてのデンパチデーなので楽しみにしていたのだか、前日の天気予報によると
大寒波襲来とのことで、食いがしぶいだろうなぁとテンションも下がり気味。
釣り納めで、その上デンパチデーで、万が一、坊主でも喰らおうものなら
もう立ち直れんかも知れん・・・。(笑)

雪を懸念して余裕を持って午前3時に家を出発する。出発時、雪がチラついてきたなぁと
思ったら5分後には猛吹雪。瞬く間に路面は真っ白になり、とてもまともには走れなくなった。
ノロノロ運転で、なんとか東名阪のICに到着。もしここで通行止めなら今日はあきらめて
帰ろうと2人で話しあっていたが、スンナリと走っている。な〜んだ。
もう雪も降ってないし、こりゃラッキー!と高速のゲートをくぐった。よし、行くぞー!!

しばらく走ると「四日市東〜鈴鹿 渋滞11km」の電光掲示が出る。きっと雪が凄いん
だろうと思い、少しでも山側からそれる23号線を走ることにした。
しかし、こちらも鈴鹿が近づくにつれ雪がひどくなってきて、そのうち路面も真っ白になった。
(あとで知ったが伊勢道は勢和多気まで通行止めだった。)
チェーンは持って来ているが、着けるほどでもない。かといってノーマルタイヤでは怖い。
スタッドレスタイヤでスイスイ走っていく車を横目に、とろとろ走りながらやっとのことで
7時少し前に傳八屋にたどり着いた。

現地は風はべらぼうに強いが道路に雪はないし、空も晴れている。
さっきまで雪道をヒヤヒヤしながら走っていたのに、ほんの数十キロで別世界だ。
さすがに今日はたくさんキャンセルが出たようで、駐車場はガラガラだった。
ヤッチャンは「こんな日に釣りに来るのはよっぽどの○○だろう」と笑う。
もちろんわれ等ふたりは立派な○○だ。(笑)

昨夜kawamuraさんから北側が良いと聞いていたので北西角を取りたかったが
あっという間に場所を取られて、真逆の南東に入る事になった。(T_T)
西側テント前に一人分空いていたので、ヤッチャンはそこに入った。イイナァ。

まず「シーパラダイスさぐり釣り」にイワシを付けて放り込む。
それにしても凄い風だ。穂先が風に揺れてアタリがあるのかどうか分からない。
しばらくそのままほかっておいて、お気に入りの筏竿「海映2.4」を取り出す。
今日は小さい針のほうがいいだろうとグレ針を取り出すが、手がかじかんで
針がまともに結べない。何度か失敗してようやく針を結んだ。

この間、どうやらアタリはなかったようだ。いつもならあっさり「SPさぐり釣り」に
見切りをつけて海映に持ち替えるのだが、この寒さでは真ん中に鯛がいるかもしれんと、
団子や着色甘エビでもう少し続けてみることにした。
しばらくすると、着色甘エビにようやく穂先がコツコツと動き出した。やや穂先をさげて
送り込んでからちょっと聞いてみると、グッと穂先が食いこんだ。ヨッシャ!
本日第一号の真鯛ゲットである。とりあえず最悪の事態は逃れた。(^-^ )
さらに何度か続けていると、今度は団子にもアタリが出て2匹目をゲット。
結構釣れるジャン!な〜んて喜んでたらそれっきりだった。(泣)

1回目の放流ではカンパチ、真鯛、シマアジがドカンドカンと放り込まれた。
青物狙いでサンマの切り身を入れてみるが反応ナシ。さっさとあきらめて今度は
筏竿で鯛を狙ってみたが手前にはいないのか、全くアタリがない。
どなたかに青物がかかったので巻き上げてくると、ツバスが下から猛突進してきて
水面スレスレの生ミックに食いつてきた。ラッキー!!
思わぬ獲物に大喜びで、ちょっと引きを楽しんでタモ入れ終了。

幸運なツバスゲットのあとも相変わらず、鯛からのラブコールはない。
強風が一休みして、漣が消えると、シマアジが集団で泳いでいるのが見えた。
これを狙わん手はないだろうと、定石どおりに生ミックを一粒つけて目の前に
落としてやる。すると集団の中から1匹スーッと寄ってきて、「パクッ」。 ヤッター!
あっちゃこっちゃと引っ張りまわされたが無事タモに収まった。
その後しつこくやっていると、また一匹「パクッ」。アハハ、コリャ面白い。
頭に乗ってさらに狙ったが、今度はあわせるのが早すぎて、バレてしまった。
これで警戒したのか、それっきりシマアジ君も遊んでくれなくなった。あ〜ぁ。

2回目の放流はブリなどの青物と鯛など、そして袋物。
なんとか青物を1本釣りたかったので、袋物には目もくれずサンマを放り込む。
ブリじゃなくてもカンパチでもワラサでもいいから来ないかなぁ・・。
・・・・・う〜ん、来ないなぁ・・・・。
全く取る気もなかった袋物だったが、私のPEラインに「もらってネ」と寄り添って
きたので、遠慮なく頂戴した。アッパ貝と牡蠣が一つずつ入っていた。

その後も、小いか、スルメイカのワタ、サンマ1匹掛け、活きアジをいろいろ棚を変えながら
やってみたが全然ダメなので、『もう、青物なんかきらいだー!』と鯛狙いにすることにした。
久しぶりに1号の棒ウキを使って中央の底を狙うが、風が強い事もあってどうも思った所に
入れられない。何回やっても狙ったところにウキが落ち着かず、ちょっとイライラしていると
穂先がからんでしまった。「エ〜イッ、もうヤメじゃ!!」と糸を切って片付けた。

でも、中央付近には未練があったので、「SPさぐり釣り」で針を10号におとして
団子を中心に打ち返す事にした。「鯛さーん、来てくださいよー!!」
エビ団子、イカ団子、魚かし新製品、生ミックをガンガン打ち込む。
底まで落として、少し聞き上げ、しばらく待って、アタリがなければ餌をきる。
何度か繰り返していたら、聞き上げたときに底網にひっかっかた感じがした。
でもちょっと変だ。少しテンションをかけたまま穂先を見ているとわずかに入っていく
『食ってるジャン!!』 もっと食い込んだらあわせようと待っているとズコンッ!と来た。
しっかり合わせると、ずっしりと重みを感じる。しかし横へは走らず底へ引き込む感じだ。
大鯛かな?と思ったらなんとビックリ、カンパチだ! ほとんど抵抗することなくアッサリ
上がってしまった。寒いから動けないのかな? それとも私の竿さばきがいい?(笑)
それにしても、青物をあきらめて真鯛狙いにしたらカンパチがくるんだから不思議なもんだ。

まぁ、なにはともあれ、今晩は「カンパチのしゃぶしゃぶ」に決定〜!!\(^ ^)/

その後はアタリもないし、シマアジも遊んでくれないしとヒマヒマ状態となる。
午後1時に西側一帯にいたグループが早上がりをいたので、念願の北西角に
場所変えをする。しかし、ぼちぼち潮どまりだからもう遅いかな?

今日は魚の嫁入り先が決まっているので、どうしてもあと1匹鯛が欲しい。
海映で団子やシラサを一生懸命打ち返すがウンともスンとも言わない。
すると、白髪のおじさんが私のとなりにやって来てアッサリと鯛を釣り上げた。
エッ?なんで? この光景、まるでどこかの釣堀でのVTRをみているようだ。(笑)
棚と餌を尋ねると、棚は分からんが餌はコガネとのこと。曰く「鯛にはコガネ」だって。
しかし、生憎コガネは持ち合わせてない。 おっと、こっちには万能餌の青虫があった。
ちょっとヨレヨレになっていたが、同じ虫餌だからなんとかなるだろうとそれをつけると
イキナリ穂先が突っ込んで真鯛をゲット。ヤリー!ノルマ達成(^-^ )

時間も2時になっていたので納竿しようと片付け始めたが、久しぶりのアタリなので
つい嬉しくなってロスタイムを利用してもうちょっとやってみることにした。
すると立て続けに真鯛が2匹釣れ、なんと合計9匹となってしまった。・・・オヤ〜?
ついさっきまで、全く想定外だった「ツ抜け」が目の前にぶら下がっているではないか!
『ここまで来たら行くしかあるまい!』と迎えの船を気にしながら青虫君を放り込む。
ククッ!と穂先が入ったところでバシッ! 「ヨシ、乗ったぞ!ツ抜けだー!ハハハハ」
『一年の締めくくりでツ抜けが達成できるとはなんと言う幸運。最高の釣り納めだ。』
な〜んてやり取りをしながら感慨にふけっていると、 プッツーン・・・・・・・・えっ?
うっそー! こんなんありー?

ということで今年も終わりました。いかにも私らしい展開になってしまったなぁ・・・(笑)

今日はkawamuraさんからの情報どおり、北側が好調で、ブリは全て北西角。(4本)
またワラサはヤッチャンが西側で釣った以外は全部北側だった。北側にいた若い人は
何本も青物を上げ、スカリが持ちきれないぐらいだった。
カンパチは筏中で私の1本だけだったと思う。
鯛は、北側一帯が終日好調に釣れており、後半は西南角も釣れていた。
東側のみなさんはほとんどアタリもなくたいへん苦戦されていたようだった。

坊主を覚悟して出かけたデンパチデーだったが思いもよらぬ大漁でホクホク。
家に帰って次男に釣果を見せると
「フ〜ン、お父さんはボクが行かなくても釣れるようになったんだぁ」だって。 
「おう、あったぼうよ!!」 (笑)


本日の釣果       
             私:鯛×5、シマアジ×2、ツバス×1、カンパチ×1、貝
         ヤッチャン:鯛×2、ワラサ×1
          アタリ餌:青虫、生ミック、活きアジ(ワラサ)、黄色甘エビ